| Oracle® WebCenter Content Dynamic Converter管理者ガイド 11gリリース1 (11.1.1) B66698-01 |
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Dynamic Converterには、動的変換環境の作成や管理に使用する次の管理ページがあります。
「Dynamic Converterの管理」リンク(「「Dynamic Converterの管理」リンク」を参照)のいずれかをクリックすると、「Dynamic Converterの管理」ページが表示されます。
「Dynamic Converterの管理」ページでは、次のことができます。
テンプレート選択ルールの作成および管理(第3章「テンプレート・ルール」を参照)
既存テンプレートのチェックイン(第4章「変換テンプレート」を参照)
新規テンプレートの作成(第5章「HTML変換テンプレート」を参照)
既存テンプレートの編集(第5章「HTML変換テンプレート」を参照)
Dynamic Converter設定の構成(第2章「Dynamic Converterの構成」を参照)
Dynamic Converterでのソース・ドキュメントの処理方法を決定するいくつかの構成設定があります。ソース・ドキュメント用に使用するデフォルトのテンプレート、変換するファイル・タイプ、テンプレート選択ルールのページで使用可能な基準フィールド数、およびその他のDynamic Converter変換オプションをいくつか指定できます。
これらの構成オプションは、「Dynamic Converterの管理」ページ(「「Dynamic Converterの管理」ページ」を参照)で「構成設定」をクリックし、「Dynamic Converterの構成」ページにアクセスして設定します。
このページには次のセクションがあります。
設定が終了したら、ページの下部にある「更新」ボタンをクリックして、構成の変更を適用します。「Dynamic Converterの構成」ページで行った変更はただちに有効になり、Content Serverを再起動する必要はありません。
「Dynamic Converterの構成」ページの一般設定セクションでは、デフォルトのテンプレートおよびレイアウト、サポートされる変換形式など、多くの変換設定を設定できます。
次のオプションがあります(ページ・セクションごと)。
| オプション | 定義 |
|---|---|
| テンプレート | テンプレート選択ルールに該当しないソース・ドキュメントに適用されるテンプレートの名前です。デフォルトのテンプレートは、まだテンプレート選択ルールを設定中である場合に特に便利です。たとえば、デフォルトとして空白、つまり必要最低限のテンプレートを作成できます。 |
| 使用できるテンプレート | 現在Content Serverに格納されている使用可能なすべてのテンプレートのリストです。 |
| テンプレート・タイプ | 様々なテンプレートのタイプ(「HTML変換テンプレート」、「クラシックHTML変換テンプレート」および「スクリプト・テンプレート」)のリストです。テンプレート・タイプを選択すると、そのタイプの使用可能なテンプレートのリストが、「使用できるテンプレート」フィールドに表示されます。
詳細は、「テンプレート・タイプ」を参照してください。 |
| オプション | 定義 |
|---|---|
| レイアウト | テンプレート選択ルールに該当しないソース・ドキュメントに適用されるレイアウト・テンプレートの名前です。これは、クラシックHTML変換テンプレートにのみ適用されます。Content Serverの枠線やナビゲーションを含むデフォルトのレイアウト・テンプレートを作成できます。 |
| 使用できるレイアウト | 現在Content Serverに格納されている使用可能なすべてのレイアウト・テンプレートのリストです。 |
| オプション | 定義 |
|---|---|
| フォーマット | これらは、Dynamic Converterによって変換され、その結果、隣に(HTML)リンクが含まれることになるサポート・ファイル形式です。ファイル形式はMIMEタイプと同じで、同じカンマ区切りの値(application/rtf, application/msword, など)を使用して指定できます。この「フォーマット」設定は、ファイル・タイプに基づいてソース・ドキュメントにテンプレートを割り当てる「テンプレートの選択ルール」ページ(「「テンプレートの選択ルール」ページ」を参照)の「フォーマット」フィールドとは用途が異なることに十分注意してください。
Dynamic ConverterをInbound Refinery (もう1つの変換アドオン)とともに使用するとき、「使用できるテンプレート」リストに似たファイル形式のリストが使用可能になります。Dynamic Converterがスタンドアロン・システムとして使用される場合、リストは空で、ファイル形式を手動で追加することが必要になります。詳細は、「動的変換用のファイル形式の追加」を参照してください。 |
他の設定
構成ページの「Unixシステム構成」セクションでは、いくつかのUNIX固有の設定を構成できます。これらの設定は、WindowsシステムでDynamic Converterを実行している場合は構成ページに表示されません。
構成ページの「クラシックHTMLテンプレートの変換の構成」セクションでは、クラシックHTML変換テンプレートの変換に関連したいくつかの設定を構成できます(詳細は、第5章「HTML変換テンプレート」を参照)。
構成ページの「スクリプト・テンプレートの変換の構成」セクションでは、グローバルなスクリプト・テンプレート設定に直接アクセスできます(詳細は、第7章「スクリプト・テンプレート」を参照)。このファイルの一部を追加またはコメント・アウトすることによって行った変更は、他の変換オプションに優先します。このファイルには、使用可能な各オプションを説明するコメントが含まれています。
このボックスのテキストは、構文が正しいかどうかは検証されません。
「変換とキャッシュの最適化」設定は、これまでconfig.cfgファイルにありましたが、構成ページ上で表示されるようになりました。これらの設定の正式な場所は、構成ページ上です。これらを以前のconfig.cfgで設定していた場合、その値を使用して構成ページの値が移入されます。
| オプション | 定義 |
|---|---|
| 古いキャッシュの間隔(日) | このオプションでは、変換キャッシュが評価される頻度(日にち単位)を定義し、キャッシュに存在している期間と変換ステータスに応じて、キャッシュ・アイテムの削除が決定されます。
デフォルトは7日間です(キャッシュは毎週1回評価されます)。 この設定は、(Dynamic Converterのみではなく)Content Server関連製品の多くに適用されます。 |
| 変換キャッシュの有効期限 | このオプションでは、キャッシュ内の変換されたアイテムが削除について検討されるまでに経過する必要がある日数を定義します。日にちの期限切れは、すでに存在しないドキュメントのキャッシュ・アイテム、および強制変換で生成されたのではないキャッシュ・アイテムにのみ適用されます(詳細は、「強制変換」を参照)。
デフォルトは7日間です(キャッシュ・アイテムは、1週間を超えないと削除が検討されません)。 |
| 最大変換キャッシュ・サイズ | このオプションでは、動的変換で許可されるファイル・キャッシュのMB数を定義します。これを超えると、次のクリーンアップ・サイクル(デフォルトでは7日間)中に、キャッシュのうち最も長くアクセスされていないものが最初に削除されます。(削除用のリストは、最後にアクセスされた日にちにより、昇順でソートされます。)キャッシュ・サイズ制限を超えていない場合、キャッシュは同じ順序で削除の可能性について調査されますが、既存ドキュメントの強制変換されたアイテムは削除されません。
デフォルトは10,000 (約9.8GB)です。 |
| 事前変換と強制変換の使用 | すべての事前変換および強制変換を有効にするかどうかを選択します(詳細は、「事前変換」および「強制変換」を参照)。 |
| 索引再構築時の変換ルール再評価 | すべての事前変換および強制変換を、索引再構築サイクル中に再評価するかどうかを選択します。たとえば、作成した新しい変換ルールを使用してすべての関連コンテンツ・アイテムを再変換するために、一時的にこの要素を有効にすることができます。そのためには、このオプションを有効にして、Content Server索引を再構築してから、オプションを再び無効にします。 |
| メタデータ更新時の再変換 | メタデータが更新された場合に、アイテムを再び変換するかどうかを選択します。詳細は、「メタデータの変更」を参照してください。 |
| タイムスタンプ確認頻度 | Dynamic Converterが変換されたコンテンツ・アイテムのタイムスタンプを確認する頻度を指定します。詳細は、「タイムスタンプ確認頻度」を参照してください。 |
| コンテンツ・アイテムの再変換が必要かどうかの判断にデータベース・メソッドを使用 | このオプションは、「メタデータ更新時の再変換」オプションが有効な場合にのみ使用可能です。
コンテンツ・アイテムのメタデータが更新されたかどうかの判断に、データベース・メソッドを使用することを指定できます。 詳細は、「メタデータの変更」を参照してください。 |
「テンプレートの選択ルール」ページを使用して、ルールの追加、削除および並替えを行います。このページにアクセスするには、「Dynamic Converterの管理」ページの「テンプレートの選択ルール」をクリックします(「「Dynamic Converterの管理」ページ」を参照)。
ルールは、一番上から順に処理されます。ユーザーがContent Server内のソース・ドキュメントをリクエストすると、このリストの一番上のルールが処理されます。このルールが当てはまらない場合(たとえば、ソース・ドキュメントにルールで指定されていないメタデータが含まれている場合)、次のルールが処理されます。このプロセスは、リストの最後のルールに到達するまで続きます。
ルールが追加されると、基準セクションを使用して、ルールを定義したり、Content Serverに格納されているソース・ドキュメントにルールを適用したりできます。たとえば、カテゴリとして「タイプ」を、名前として「レポート」を選択して、ルールが「レポート」タイプのすべてのドキュメントに適用されるようにします。
最後に、ルール用のテンプレートを選択します。2番目のテンプレート・フィールドでは、変換されたドキュメント用に一貫したページ・レイアウト(枠線、ナビゲーション、スクリプトなど)を設定することで、クラシックHTML変換テンプレートを補足するレイアウト・テンプレートを指定できます。
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注意: リリース6.1より前のDynamic Converterで作成されたルールは、このリリースのDynamic Converterでは、番号付きのルールとして表示されます。このルールを引き続き使用することも、削除してDynamic Converter 11gR1で再作成することもできます(ルールの名前は変更できません)。 |
ページの機能
次のオプションがあります(ページ・セクションごと)。
テンプレートの選択ルール
選択したルールの条件
| オプション | 定義 |
|---|---|
| フィールド | これらは、テンプレート選択ルールの基礎となるメタデータ・フィールドです(すべてのフィールドで大/小文字が区別されます)。各ルールに指定できる基準の数は、「Dynamic Converterの構成」ページ(「「Dynamic Converterの構成」ページ」を参照)の設定によって制御されます。
次のメタデータ・フィールドを使用できます。
Content Serverにカスタム・メタデータを追加した場合、それらの値もこのリストに表示されます。 |
| 値 | これは、基準のための特定のメタデータ値です。ソース・ドキュメントは、メタデータ値がここにリスト表示された値と一致した場合、関連付けられたテンプレートで変換されます。
「値」フィールドの右側のメニューから、必要なメタデータを選択できます。「値」フィールドでは、ワイルドカードも使用できます(*report*など)。* (アスタリスク)ワイルドカードは任意の数の文字を表し、? (疑問符)は1文字を表します。たとえば、report*という値には、report2001、reportingおよびreportsが含まれます。report?という値には、reportsとreport8は含まれますが、report10は含まれません。 |
| オプション | 定義 |
|---|---|
| テンプレート | 前述の基準に一致するソース・ドキュメントに適用するテンプレートの名前(コンテンツID)。 |
| 使用できるテンプレート | 現在Content Serverに格納されている使用可能なすべてのテンプレートのリストです。 |
| テンプレート・タイプ | 様々なテンプレートのタイプ(「HTML変換テンプレート」、「クラシックHTML変換テンプレート」および「スクリプト・テンプレート」)のリストです。テンプレート・タイプを選択すると、そのタイプの使用可能なテンプレートのリストが、「使用できるテンプレート」フィールドに表示されます。
詳細は、第4章「変換テンプレート」を参照してください。 |
| テンプレートの編集 | このボタンは、「テンプレート」テキスト・ボックスに認識されたテンプレートを入力すると、アクティブになります。テンプレート・エディタを開くには、このボタンをクリックします。(テンプレート・エディタには、一連の編集オプションが、すべてグラフィカル・ユーザー・インタフェースの形で含まれています。)このボタンを初めてクリックする際には、テンプレート・エディタをダウンロードするように求められます。
詳細は、「クラシックHTML変換テンプレート・エディタ」を参照してください。 |
| レイアウト | レイアウト・テンプレートの名前です。これは、クラシックHTML変換テンプレートにのみ適用されます。レイアウト・テンプレートは、通常、Webページ上でのアイテム、特に変換済コンテンツ以外の領域(枠線、ナビゲーション、会社のロゴ、カスタム・スクリプトなど)の配置を制御するために、他のテンプレートとともに使用されます。 |
| 使用できるレイアウト | 現在Content Serverに格納されている使用可能なすべてのレイアウト・テンプレートのリストです。 |
他の設定
| オプション | 定義 |
|---|---|
| ファイル拡張子 | このルールを使用する変換済ページのファイル拡張子を設定します。 |
| 強制変換 | このルールが強制変換(「強制変換」を参照)に使用されるものであることを示します。コンテンツ・アイテムがルール基準に一致するかぎり、このルールは常にコンテンツ・アイテムに適用されます。変換結果は、incDynamicConversionByRule Idoc Script関数、またはconversionRuleパラメータを指定したGET_DYNAMIC_CONVERSIONサービスを使用して取得できます。 |
| ユーザー・リクエストから除外する | ユーザーがHTMLレンディション・リンクまたはメニュー項目をクリックしたときに、そのルールを使用できないないことを示します。フラグメント(「フラグメントのみの変換」を参照)用に設計され、incDynamicConversionByRule Idoc Script関数によって使用されるルールは、ユーザー・リクエスト中のDynamic Converterのルール評価から除外する必要があります。 |
| 更新 | 「テンプレートの選択ルール」ページで行った変更を適用するには、このボタンをクリックします。 |
| クイック・ヘルプ | このページに関する状況依存のヘルプ情報を表示するには、このボタンをクリックします。 |
このページを使用して、既存のDynamic Converterテンプレート・ファイルをチェックインします。このページにアクセスするには、「Dynamic Converterの管理」ページの「既存のテンプレートのチェックイン」をクリックします(「「Dynamic Converterの管理」ページ」を参照)。
このページは、通常のContent Serverチェックイン・フォームと非常に似ています。主な違いは、テンプレート・タイプを選択するためのオプションです。Dynamic Converterのメニューやテンプレート・エディタが正しく機能するように、適切なテンプレート・タイプ(「テンプレート・タイプ」を参照)を選択することが非常に重要です。
このページを使用して、既存のテンプレート(すでにContent Serverにチェックインされているテンプレート)を編集します。このページにアクセスするには、「Dynamic Converterの管理」ページの「テンプレートの編集」をクリックします(「「Dynamic Converterの管理」ページ」を参照)。
既存のテンプレートのコンテンツIDを入力することも、もっと簡単にContent Serverのテンプレートのリストから選択することもできます。
既知のテンプレートが使用可能なテンプレートのリストに含まれていない場合は、Content Serverにチェックインしたときに、正しいテンプレート・タイプに割り当てられなかったものと考えられます(詳細は、「テンプレートのチェックイン」を参照)。その場合、チェックインしたテンプレートのコンテンツ情報ページを開き、そのテンプレート・タイプを更新する必要があります。
テンプレートを指定すると、「テンプレートの編集」ボタンが使用可能になります。テンプレート・エディタを開くには、このボタンをクリックします(詳細は、「テンプレートの概要」を参照)。HTML変換エディタが、マシンにダウンロードされます。
Firefoxなどの一部のブラウザでは、ファイルdc_hcmapedit.jnlpの処理方法をたずねられます。このファイルは、Java (TM) Web Startランチャ(デフォルト)を使用して開きます。
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注意: テンプレート・エディタには独自の広範囲なヘルプ・システムが付属しており、テンプレート・エディタのユーザー・インタフェースから呼び出せます。 |
