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Oracle® WebCenter Content Dynamic Converter管理者ガイド
11gリリース1 (11.1.1)
B66698-01
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3 テンプレート・ルール

この項の内容は、次のとおりです。

3.1 テンプレート・ルールの概要

ルールとは、Dynamic Converterで変換プロセスを進める一連の手順です。これらの手順により、Content Server内でソース・ドキュメントが識別され、それらのドキュメントをそのメタデータ(コンテンツID、タイプ、作成者など)およびファイル・タイプに基づいて変換するかどうかが決定されます。次に、ルールにより、そのルールに関連付けられたテンプレートを使用したドキュメントの変換がリクエストされます(テンプレートの詳細は、第4章「変換テンプレート」を参照)。Dynamic Converterでは複数のルールを使用できます。その場合、ソース・ドキュメントのメタデータと一致する最初のルールが、動的変換に使用されます。システム構成に応じて、その他の一致ルールも適用できます(「強制変換」を参照)。

「テンプレートの選択ルール」ページ(「「テンプレートの選択ルール」ページ」を参照)では、ルールの追加、削除および再編成、ルールの基礎となる基準(メタデータ)の指定、ルールへのテンプレートの割当てができます。

いくつかの機能が集まって、「テンプレートの選択ルール」ページを構成しています。複数のルールを追加し、その後それらのルールがソース・ドキュメントに適用される順序を変更できます。ルールの基礎となるいくつかのメタデータ・フィールドを選択できます(構成ページを使用してさらに多くのフィールドを追加することもできます)。最後に、テンプレートをそのルールに割り当て、「テンプレートの編集」ボタンを使用してそれらのテンプレートを編集できます。

3.2 テンプレート・ルールの管理

「テンプレートの選択ルール」ページ(「「テンプレートの選択ルール」ページ」を参照)の上部にあるセクションでは、テンプレート・ルールを管理できます。

3.2.1 ルールの追加

新しいテンプレート・ルールを追加するには、次のようにします。

  1. 「Dynamic Converterの管理」ページ(「「Dynamic Converterの管理」ページ」を参照)を開きます。

  2. 「テンプレートの選択ルール」をクリックします。

    「テンプレートの選択ルール」ページが表示されます(「「テンプレートの選択ルール」ページ」を参照)。

  3. 「新規ルール名」テキスト・ボックス(「テンプレートの選択ルール」見出しの下)にルールの名前を入力します。

  4. 「新規ルールの追加」をクリックします。

    ルールが強調表示されたら、そのルールの基準フィールドとテンプレート・フィールドが空白であることに注意してください。このルールに対する必要なメタデータ基準とテンプレートの入力をただちに開始できます。

  5. 「テンプレートの選択ルール」ページの下部にある「更新」をクリックします。

3.2.2 ルールの定義

「テンプレートの選択ルール」リストからテンプレート・ルールを削除するには、次のようにします。

  1. 「Dynamic Converterの管理」ページ(「「Dynamic Converterの管理」ページ」を参照)を開きます。

  2. 「テンプレートの選択ルール」をクリックします。

    「テンプレートの選択ルール」ページが表示されます(「「テンプレートの選択ルール」ページ」を参照)。

  3. 削除するルールを強調表示し、「ルールの削除」をクリックします。

  4. 「テンプレートの選択ルール」ページの下部にある「更新」をクリックします。


    重要:

    ルールを削除すると、そのルールの設定(メタデータ基準およびテンプレート)がすべて削除されます。この操作を元に戻すことはできません。

3.2.3 ルールの並替え

テンプレート・ルールが処理される順序を変更するには、次のようにします。

  1. 「Dynamic Converterの管理」ページ(「「Dynamic Converterの管理」ページ」を参照)を開きます。

  2. 「テンプレートの選択ルール」をクリックします。

    「テンプレートの選択ルール」ページが表示されます(「「テンプレートの選択ルール」ページ」を参照)。

  3. 次のいずれかを行います。

    • ルールをリスト内で上に移動して、他のルールより優先させるには、ルールを強調表示し、「上に移動」をクリックします。次に、「更新」をクリックします。

    • ルールをリスト内で下に移動して、他のルールより優先度を下げるには、ルールを強調表示し、「下に移動」をクリックします。次に、「更新」をクリックします。

3.3 ルールへのメタデータ基準の割当て

コンテンツ・アイテムに変換テンプレートを割り当てる際、ここで指定するメタデータがソース・ドキュメントに割り当てられたメタデータと一致することを確認する必要があります。これは、Content Serverでソース・ドキュメントのコンテンツ情報ページを開くと確認できます。

テンプレート選択ルールにメタデータを割り当てるには、次のようにします。

  1. 「Dynamic Converterの管理」ページ(「「Dynamic Converterの管理」ページ」を参照)を開きます。

  2. 「テンプレートの選択ルール」をクリックします。

    「テンプレートの選択ルール」ページが表示されます(「「テンプレートの選択ルール」ページ」を参照)。

  3. 最初の「フィールド」リスト(「選択したルールの条件」見出しの下)からメタデータ・フィールドを選択します。「タイプ」、「作成者」、「タイトル」、「コンテンツID」、またはその他いくつかのフィールドを選択できます。

  4. 「値」テキスト・ボックスに、ルールを適用するメタデータを入力します。

    「値」テキスト・ボックスの右側のメニューから、メタデータ値を選択できます。メタデータ値の指定には、ワイルドカードも使用できます。

  5. 必要に応じて、ルールに2番目および3番目のメタデータ・フィールドを選択します。

    メタデータ・フィールド間には常にANDの関係があり、すべての基準を満たすコンテンツ・アイテムのみがこのルールによって変換されます。

    各ルールに指定できる基準の最大数は、「Dynamic Converterの構成」ページ(「「Dynamic Converterの構成」ページ」を参照)の設定によって制御されます。

  6. 「テンプレートの選択ルール」ページの下部にある「更新」をクリックして、ルールを更新します。

3.4 ルールのテンプレートの選択

テンプレート選択ルールは、ルールのテンプレートを選択するまで完成しません。テンプレートにより、変換されたドキュメントの外観が最終的に決まります。

ルールにテンプレートを割り当てるには、次のようにします。

  1. 「Dynamic Converterの管理」ページ(「「Dynamic Converterの管理」ページ」を参照)を開きます。

  2. 「テンプレートの選択ルール」をクリックします。

    「テンプレートの選択ルール」ページが表示されます(「「テンプレートの選択ルール」ページ」を参照)。

  3. 「テンプレート」テキスト・ボックス(「選択したルールのテンプレートとレイアウト」見出しの下)に、テンプレートのコンテンツIDを入力します。

    「テンプレート・タイプ」メニューからテンプレートのタイプ(HTML変換、クラシックHTML変換または「スクリプト」)を選択し、「使用できるテンプレート」メニューから必要なテンプレートを選択できます。

  4. 前の手順で「クラシックHTML変換テンプレート」を選択した場合、レイアウト・テンプレートを使用して補足できます。その場合、「レイアウト」テキスト・ボックスにレイアウト・テンプレートのコンテンツIDを入力します(再び、「使用できるレイアウト」メニューからレイアウト・テンプレートを選択してもかまいません)。

  5. 「更新」をクリックして、ルールにテンプレートを追加します。

テンプレート選択ルールを作成し、適切なメタデータ基準を割り当て、ルールにテンプレートを選択したら、「Dynamic Converterの構成」ページ(「「Dynamic Converterの構成」ページ」を参照)で構成設定を確認する必要があります。特に、「変換フォーマット」リストに必要なファイル・タイプを追加したことを確認します。

テンプレートの詳細は、第4章「変換テンプレート」を参照してください。