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Oracle® WebCenter Content Dynamic Converter管理者ガイド
11gリリース1 (11.1.1)
B66698-01
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4 変換テンプレート

この項の内容は、次のとおりです。

関連項目:

4.1 テンプレートの概要

Dynamic Converterの能力、柔軟性および複雑さの大部分は、変換プロセスを機能させるテンプレートの使用と密接な関係があります。テンプレートを使用することで、変換されたWebページの視覚およびナビゲーションのプロパティを強力に制御できます。

テンプレートはプレーンテキストHTMLまたはXMLファイルで、そこに含まれている特殊なタグを使用して、テンプレートの作成者はソース・ドキュメント内の様々な要素について挿入、繰返し、条件付けや関連付けができます。これらの書式設定の指示セットを、Content Serverに格納されている1つまたは複数のコンテンツ・アイテムと関連付けられます。「テンプレートの選択ルール」ページ(「「テンプレートの選択ルール」ページ」を参照)でテンプレートをコンテンツ・アイテムに割り当てる際に、コンテンツ・アイテムをWebページとしてどのように表示するかを制御します。

ユーザーがコンテンツ・アイテムの(HTML)リンク(Dynamic Converterで生成)をクリックすると、そのコンテンツ・アイテムと関連付けられたテンプレートを使用して、動的変換が行われます(「Dynamic Converterプロセス」を参照)。

4.2 テンプレート・タイプ

Dynamic Converterで使用可能なテンプレートには次の4つのタイプがあります。

HTML変換テンプレートとスクリプト・テンプレートの相違点の詳細、および移行のための提案は、「スクリプト・テンプレートからクラシックHTML変換テンプレートへの移行」を参照してください。

4.3 テンプレートの方針

テンプレートを使用することにより、Dynamic Converterユーザーは、柔軟に変換済ドキュメントを提示できます。ユーザーは通常、次の3つの方針のいずれかを使用して、テンプレートを選択します。

  1. Dynamic Converterには、いくつかのサンプル・テンプレートが付属しており、これらはDynamic Converterユーザーの様々なニーズを満たすように設計されています(洗練されたナビゲーション、ドキュメントの索引付けエンジン用の簡単なHTMLなど)。サンプル・テンプレートは、/ucm/Distribution/DynamicConverterSamplesディレクトリにあります。

  2. 少しの手間で、Dynamic Converter付属のサンプル・テンプレートの1つを変更できます。画像または静的テキストの追加などの簡単な変更は、これらのテンプレートを使用して試す意欲があれば容易にできます。

  3. 上級ユーザーは、特に自分のニーズに合せてカスタマイズした独自のデザインで、テンプレートを作成できます。そのようなテンプレートは、広範なWeb標準(Javaなど)から要素を組み込むことができます。言うまでもなく、この方法を取るユーザーには、まず高い技術的スキルが必要です。

4.4 テンプレートのチェックイン

テンプレートをテンプレートの選択ルール(第3章「テンプレート・ルール」を参照)に割り当て、Dynamic Converterで変換プロセスに使用できるようにするには、テンプレートをContent Serverにチェックインする必要があります。

テンプレートをチェックインするには、次のようにします。

  1. 「Dynamic Converterの管理」ページ(「「Dynamic Converterの管理」ページ」を参照)を開きます。

  2. 「既存のテンプレートのチェックイン」をクリックします。

    テンプレート・チェックイン・フォームが表示されます(「テンプレート・チェックイン・フォーム」を参照)。

  3. そのテンプレートに必要なすべてのメタデータを指定します。

    必ず正しいテンプレート・タイプを選択してください。正しいタイプを選択しないと、テンプレートが特定のタイプの使用可能なテンプレート・リストに含まれない可能性があります。その場合、チェックインするテンプレートのコンテンツ情報ページを開き、そのテンプレート・タイプを更新する必要があります。

  4. 指定が終わったら、「チェックイン」をクリックして、テンプレート・ファイルをContent Serverにチェックインします。

コンテンツのContent Serverへのチェックインの詳細は、『Content Serverユーザー・ガイド』を参照してください。