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Oracle® Fusion Middleware Oracle Identity Managementクイック・インストレーション・ガイド
11gリリース1 (11.1.1)
B55907-05
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5 Oracle Identity and Access Management (11.1.1.5.0)のインストールおよび構成

この章の内容は次のとおりです。


注意:

この章では、新規ユーザー向けのOracle Identity and Access Management (11.1.1.5.0)のインストールに関する情報を提供します。既存のOracle Identity and Access Management 11.1.1.3.0ユーザーである場合、『Oracle Fusion Middlewareパッチ適用ガイド』のOracle Identity and Access Management 11.1.1.3.0の11.1.1.5.0へのパッチ適用に関する項を参照してください。

5.1 Oracle Identity and Access Management (11.1.1.5.0)のインストール

この項では、次の製品が含まれるOracle Identity and Access Management 11gリリース1 (11.1.1.5.0)スイートをインストールする方法について説明します。

この章の内容は次のとおりです。

5.1.1 インストールされるアプリケーション

この項のインストールを実行すると、次の製品がインストールされます。

  • Oracle Identity Managerサーバー

  • Oracle Identity Manager Design Console

  • Oracle Identity Managerリモート・マネージャ

  • Oracle Access Manager


    注意:

    Oracle Access Managerをインストールすると、Oracle Secure Token Serviceもインストールされます。Oracle Secure Token Serviceの詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Access Manager with Oracle Security Token Service管理者ガイドを参照してください。

  • Oracle Adaptive Access Manager


    注意:

    Oracle Identity and Access Management 11.1.1.5.0の場合、Oracle Adaptive Access Managerには次の2つのコンポーネントが含まれています。
    • Oracle Adaptive Access Manager (オンライン)

    • Oracle Adaptive Access Manager (オフライン)


  • Oracle Identity Navigator

  • Oracle Entitlements Server


    注意:

    Oracle Identity and Access Managementをインストールすると、Oracle Entitlements Serverの管理サーバーのみがインストールされます。Oracle Entitlements Serverクライアントをインストールするには、『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managementインストレーション・ガイド』のOracle Entitlements Serverのインストールおよび構成に関する項を参照してください。

5.1.2 依存関係

この項のインストールは、次の内容によって異なります。

  • Oracle WebLogic Server

  • Oracle Database

  • Oracle SOA 11gSuite 11.1.1.5.0 (Oracle Identity Managerにのみ必要)

  • JDK (Oracle WebLogic JRockit JDKまたはJDK 1.6.0)

5.1.3 手順

Oracle Identity Manager、Oracle Access Manager、Oracle Adaptive Access Manager、Oracle Entitlements ServerおよびOracle Identity Navigatorが含まれているOracle Identity and Access Managementソフトウェアをインストールするには、次の手順を実行します。

  1. Oracle Databaseをインストールします。詳細は、「Oracle Databaseのインストール」を参照してください。


    注意:

    Oracle DatabaseでAL32UTF8キャラクタ・セットのエンコーディングが使用されていることを確認します。

  2. インストール時にインストーラを使用してOracle Identity Manager、Oracle Access Manager、Oracle Adaptive Access Manager、メタデータ・サービスおよびSOAインフラストラクチャの新しいスキーマを作成するか、既存のスキーマを使用するかを決定します。

    • インストーラを使用して新しいスキーマを作成する場合、スキーマ作成の詳細は「Oracle Fusion Middleware Repository Creation Utility (RCU)を使用したデータベース・スキーマの作成」を参照してください。スキーマの作成後、ステップ3に移動してインストールを続けます。

    • 既存のスキーマを使用する場合は、アップグレード・アシスタント・ツールを使用してスキーマをアップグレードする必要があります。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managementアップグレード・ガイド』を参照してください。

  3. Oracle WebLogic Serverをインストールします。詳細は、「Oracle WebLogic ServerのインストールとOracleミドルウェア・ホームの作成」を参照してください。

  4. Oracle Identity Managerを使用する場合は、Oracle SOA 11gSuite(11.1.1.5.0)をインストールします。Oracle SOA 11g Suiteのインストールの詳細は、「Oracle SOA Suiteの最新バージョンのインストール(Oracle Identity Managerユーザーのみ)」を参照してください。

  5. 「インストールの開始」のすべての手順を実行して、インストールを開始します。手順を完了すると、「ようこそ」画面が表示されます。

  6. 「ようこそ」画面で「次へ」をクリックします。「前提条件チェック」画面が表示されます。

  7. すべての前提条件の確認が完了したら、「次へ」をクリックします。「インストール場所の指定」画面が表示されます。

  8. 「インストール場所の指定」画面で、システムにインストールされたOracle Middlewareホームの場所へのパスを入力します。Oracle WebLogic Serverが、システム上の同じミドルウェア・ホームにすでにインストールされていることを確認します。このディレクトリは、Oracle WebLogic Serverインストールで作成されたOracleホームと同じです。


    注意:

    インストール場所の指定」画面で有効なミドルウェア・ホーム・ディレクトリを指定しないと、Oracle Identity Manager Design ConsoleとOracle Identity Managerリモート・マネージャのみのインストールを続行するかどうかを確認するメッセージが表示されます。Oracle Identity Managerのこれらの2つのコンポーネントには、ミドルウェア・ホーム・ディレクトリは必要ありません。

    WindowsマシンにOracle Identity Manager Design Consoleのみをインストールする場合、WindowsマシンでOracle WebLogic Serverをインストールしてミドルウェア・ホーム・ディレクトリを作成する必要はありません。Oracle Identity Manager Design Consoleを使用する前に、Oracle Identity Managerサーバーを構成する必要があります。ただし、Oracle Identity Managerサーバーは別のマシン上でもインストールおよび構成できるため、WindowsマシンでDesign Consoleのみを構成する場合は、Oracle Identity ManagerサーバーのホストおよびURL情報を指定できます。


  9. 「Oracleホーム・ディレクトリ」フィールドで、ミドルウェア・ホームの下に作成されるOracleホーム・フォルダの名前を入力します。このドキュメントでは、このディレクトリをIDM_Homeとも呼びます。

    「次へ」をクリックします。「サマリー・ページ」画面が表示されます。

    「サマリー・ページ」画面には、選択内容のサマリーが表示されます。このサマリーを確認し、インストールを開始するかどうかを決定します。この段階でいずれかの構成設定を変更する場合は、左のナビゲーション・ページでトピックを選択し、選択内容を変更します。Oracle Identity and Access Managementのインストールを続行するには、「インストール」をクリックします。

    このインストール・プロセスでは、Identity Managementソフトウェアをシステムにコピーして、Oracle_IDM1などのIDM_Homeディレクトリをミドルウェア・ホームの下に作成します。「Oracle Identity and Access Managementソフトウェアをインストールした後に」の説明に従って、WebLogicドメインの作成に進む必要があります。また、ドメインの作成時に管理サーバーの設定を構成する必要があります。

    Oracle Identity Managerサーバー、Oracle Identity Manager Design ConsoleおよびOracle Identity Managerリモート・マネージャを構成するには、「Oracle Identity Manager 11g構成ウィザードの起動」の説明に従って、Oracle Identity Manager 11g構成ウィザードを起動します。

    「OIMサーバーの構成」「OIM Design Consoleの構成」および「OIMリモート・マネージャの構成」も参照してください。

5.2 Oracle Identity and Access Managementソフトウェアをインストールした後に

Oracle Identity and Access Managementソフトウェアのインストール後、新規または既存のWebLogicドメインでのOracle Identity and Access Management製品の構成に進む必要があります。Oracle Fusion Middleware構成ウィザードを使用して、WebLogicドメインを作成するか、既存のドメインを拡張します。WebLogic管理ドメイン・オプションの詳細は、『Oracle Fusion Middleware構成ウィザードによるドメインの作成』のWebLogicドメインについてに関する項を参照してください。

この章では、いくつかの基本的なインストールおよび構成シナリオについて説明します。高度なインストール・シナリオの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managementインストレーション・ガイド』を参照してください。


関連項目:

Oracle WebLogic Server管理ドメインの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverドメイン構成の理解』の「Oracle WebLogic Serverドメインについて」の章を参照してください。

Oracle Identity Managerユーザーのみ:

新規または既存のWebLogicドメインでOracle Identity Managerを構成後、「概要」の説明に従って、Oracle Identity Manager 11g構成ウィザードを実行して、Oracle Identity Managerサーバー、Oracle Identity Manager Design ConsoleおよびOracle Identity Managerリモート・マネージャを構成する必要があります。

5.3 基本的なインストールおよび構成シナリオ

この項では、Oracle Identity Manager、Oracle Access Manager、Oracle Adaptive Access Manager、Oracle Entitlements ServerおよびOracle Identity Navigatorで構成されるOracle Identity and Access Management 11gリリース1 (11.1.1.5.0)製品の、いくつかの最も基本的なインストールおよび構成シナリオについて説明します。

この項の内容は次のとおりです。

5.3.1 新しいWebLogicドメインでのOINの構成

詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managementインストレーション・ガイド』の新しいWebLogicドメインでのOINの構成に関する項を参照してください。

5.3.2 OIMサーバーの構成

詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managementインストレーション・ガイド』のOIMサーバーの構成に関する項を参照してください。

5.3.3 新しいWebLogicドメインでのOAMの構成

詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managementインストレーション・ガイド』の新しいWebLogicドメインでのOAMに関する項を参照してください。

5.3.4 新しいWebLogicドメインでのOAAMの構成

詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managementインストレーション・ガイド』の新しいWebLogicドメインでのOAAMに関する項を参照してください。

5.3.5 新しいWebLogicドメインでのOAAM (オフライン)の構成

詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managementインストレーション・ガイド』のOracle Adaptive Access Manager (オフライン)の構成に関する項を参照してください。

5.3.6 新しいWebLogicドメインでのOESの構成

詳細は、次の項を参照してください。

  • 『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managementインストレーション・ガイド』のOracle Entitlements Server管理サーバーの構成に関する項。

  • 『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managementインストレーション・ガイド』のOracle Entitlements Serverクライアントの構成に関する項。

5.4 OIMサーバー、Design Consoleおよびリモート・マネージャの構成

新規または既存のWebLogic管理ドメインでのOracle Identity Manager (OIM)の構成後、Oracle Identity Manager 11g構成ウィザードを実行して、次のコンポーネントを構成する必要があります。


注意:

新規または既存のWebLogicドメインでのOracle Identity Managerの構成後の、Oracle Identity Managerサーバー、Design Consoleおよびリモート・マネージャの構成の詳細は、第6章「OIMサーバー、Design Consoleおよびリモート・マネージャの構成」を参照してください。

5.5 Oracle HTTP Server 11g WebGate for OAMのインストール

Oracle HTTP Server 11g WebGate for Oracle Access Manager (OAM)のインストールと構成の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managementインストレーション・ガイド』の「Oracle HTTP Server 11g WebGate for OAMのインストールおよび構成」章を参照してください。

5.6 OIMとOAM間の統合の設定

Oracle Identity Manager (OIM)とOracle Access Manager (OAM)間の統合の設定の詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Access Manager統合ガイドのOracle Access ManagerとOracle Identity Managerとの統合に関する項を参照してください。