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Oracle® Fusion Middleware Oracle Identity Managementアップグレード・ガイド
11gリリース1(11.1.1)
B56245-04
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8 Oracle Single Sign-OnおよびOracle Identity and Access Managementのアップグレード・プロセスの概要

この章では、Oracle Single Sign-OnおよびOracle Identity and Access Managementのアップグレード・プロセスの高度な概要について説明します。詳細は、次の項も参照してください。

8.1 Oracle Single Sign-OnおよびOracle Identity and Access Managementのアップグレード・プロセスのフロー・チャート

図8-1は、Oracle Single Sign-OnおよびOracle Identity and Access Managementのアップグレード・プロセスのフロー・チャートを示しています。この図を確認し、Oracle Single Sign-On、Oracle Adaptive Access Manager、およびOracle Identity Managerの既存のバージョンに基づいて、実行する必要がある手順を把握してください。

図8-1 Oracle Single Sign-OnおよびOracle Adaptive Access Managerのアップグレード・プロセスのフロー・チャート

図8-1の説明が続きます
「図8-1 Oracle Single Sign-OnおよびOracle Adaptive Access Managerのアップグレード・プロセスのフロー・チャート」の説明

8.2 Oracle Identity and Access Managementのアップグレード・プロセスの手順を説明する表

表8-1は、アップグレード・プロセスのフロー・チャート(図8-1を参照)に示されている各手順について説明しています。この表では、処理における各ステップの詳細について、その参照先も示します。

表8-1 Oracle Identity Managementのアップグレード・プロセスの手順を説明する表

手順 説明 詳細

『Oracle Fusion Middlewareアップグレード・プランニング・ガイド』のアップグレード概念の確認

『Oracle Fusion Middlewareアップグレード・プランニング・ガイド』には、Oracle Application Server環境全体をOracle Fusion Middlewareにアップグレードする方法に関する高度な概要が記載されています。

これには、互換性に関する情報や、ミドルウェア・コンポーネントをサポートするデータベースのアップグレード手順が含まれます。

『Oracle Fusion Middlewareアップグレード・プランニング・ガイド』


サポートされている開始ポイントと11gトポロジの確認

アップグレードを実施する前に、新機能、サポートされている開始点、Oracle Fusion Middleware 11gの推奨トポロジについて理解する必要があります。

この知識に基づいて、後で11gトポロジに関する決定ができます。

第9章「サポートされているOracle Single Sign-OnおよびOracle Identity and Access Managementのアップグレードの開始ポイント」

第10章「Oracle Single Sign-OnおよびOracle Identity and Access Managementの環境のタイプ」


11g Identity Managementトポロジの決定

Oracle Fusion Middleware 11gでは、Oracle WebLogic Serverベースの新しいアーキテクチャが採用されました。

そのため、アップグレード・プロセスを開始する前に、現在のOracle Application Serverトポロジを確認し、対応するOracle Fusion Middlewareトポロジを決定する必要があります。

第10章「Oracle Single Sign-OnおよびOracle Identity and Access Managementの環境のタイプ」


Identity Managementデータベースのサポート対象データベース・バージョンへのアップグレード(必要な場合)

Oracle Fusion Middleware 11gにアップグレードする場合、OracleAS Identity Managementスキーマが11gにアップグレードされます。

そのため、アップグレードする前に、スキーマをホストするデータベースがサポート対象のバージョンであることを確認してください。

『Oracle Fusion Middlewareアップグレード・プランニング・ガイド』


Oracle Single Sign-Onをアップグレードする場合

Oracle Single Sign-OnはOracle Access Managerのみにアップグレードできます。必ずこのガイドの適切な手順に従ってください。

第11章「Oracle Single Sign-On環境のアップグレード」


Oracle Access Manager 11gのインストールおよび構成

Oracle Access Manager 11gのインスタンスをOracle Application Server 10gインストールと同じホストにインストールして構成するか、新しいホストを使用します。

第11.6項「タスク4: Oracle Access Manager中間層のインストールおよび構成」


アップグレード・アシスタントを使用したOracle Access Manager中間層のアップグレード

新しい11g Oracleホームからアップグレード・アシスタントを実行し、Oracle Single Sign-On 10gをアップグレードします。

第11.7項「タスク5: アップグレード・アシスタントを使用したOracle Access Manager中間層のアップグレード」


Oracle Access Managerのアップグレード後のタスクの実行

アップグレード手順の多くはアップグレード・アシスタントによって自動化されていますが、場合によっては、手動で追加のタスクを実行する必要があります。

第11.8項「タスク6: アップグレード後に必要なOracle Access Managerタスクの完了」


Oracle Adaptive Access Managerをアップグレードする場合

Oracle Adaptive Access Managerをアップグレードする場合は、このガイドに記載された適切な手順に従ってください。

第12章「Oracle Adaptive Access Manager環境のアップグレード」


Oracle Adaptive Access Manager 11gのインストールおよび構成

Oracle Adaptive Access Manager 11gのインスタンスをOracle Application Server 10gインストールと同じホストにインストールおよび構成します。

第12.6項「タスク4: Oracle Fusion Middlewareのインストール」


アップグレード・アシスタントを使用したOracle Adaptive Access Managerスキーマおよび中間層のアップグレード

新しい11g Oracleホームからアップグレード・アシスタントを実行し、Oracle Adaptive Access Managerスキーマおよび中間層をアップグレードします。

第12.7項「タスク5: アップグレード・アシスタントを使用したOracle Adaptive Access Managerスキーマのアップグレード」

第12.11項「タスク9: アップグレード・アシスタントを使用したOracle Adaptive Access Manager中間層のアップグレード」


Oracle Adaptive Access Managerのアップグレード後のタスクの実行

アップグレード手順の多くはアップグレード・アシスタントによって自動化されていますが、場合によっては、手動で追加のタスクを実行する必要があります。

第12.13項「タスク11: アップグレード後に必要なOracle Adaptive Access Managerタスクの完了」


Oracle Identity Managerをアップグレードする場合

Oracle Identity Managerをアップグレードする場合は、このガイドに記載された適切な手順に従ってください。

第13章「Oracle Identity Manager環境のアップグレード」


Oracle Identity Manager 11gのインストールおよび構成

Oracle Identity Manager 11gのインスタンスをインストールおよび構成します。

第13.5項「タスク3: Oracle Fusion Middlewareのインストール」

第13.7項「タスク5: Oracle Identity Manager用のWebLogicドメインの作成」

第13.9項「タスク7: Oracle Identity Managerサーバー11gの構成」


アップグレード・アシスタントを使用したOracle Identity Managerスキーマおよび中間層のアップグレード

新しいOracle Identity and Access Management 11gのOracleホームからアップグレード・アシスタントを実行し、Oracle Identity Managerスキーマおよび中間層をアップグレードします。

第13.6項「タスク4: アップグレード・アシスタントを使用したOracle Identity Managerスキーマのアップグレード」

第13.14項「タスク12: アップグレード・アシスタントを使用したOracle Identity Manager中間層のアップグレード」


Oracle Identity Managerのアップグレード後のタスクの実行

アップグレード手順の多くはアップグレード・アシスタントによって自動化されていますが、場合によっては、手動で追加のタスクを実行する必要があります。

第13.16項「タスク14: アップグレード後に必要なOracle Identity Managerタスクの完了」


アップグレード・アシスタントの実行によるアップグレード環境の検証

アップグレード・アシスタントを使用して、アップグレードを検証し、アップグレード後の環境が正常に稼働していることを確認できます。

第11.9項「タスク7: Oracle Access Managerアップグレードの確認」

第12.14項「タスク12: Oracle Adaptive Access Managerアップグレードの確認」

第13.17項「タスク15: Oracle Identity Managerのアップグレードの確認」