Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal開発者ガイド 11g リリース1 (11.1.1.6.0) B72084-01 |
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WebCenter Portal: Frameworkアプリケーションにコンテンツを統合するには、いくつかの方法があります。選択する方法は、アプリケーションの要件と、コンテンツをどのようにエンド・ユーザーに公開するかによって異なります。
コンテンツをFrameworkアプリケーションに統合するには、次のいずれかの方法を使用します(詳細は、この章の最後に紹介する関連資料を参照)。
コンテンツ・データ・コントロールでは、JCRアダプタを使用することによって、Content Server、Oracle PortalまたはSharePointコンテンツ・リポジトリに格納されたコンテンツへの読取り専用アクセスを実現できます。また、Frameworkアプリケーションにおけるコンテンツの表示方法を厳重に管理することもできます。
この機能は主に、以前のリリースとの下位互換性を維持するため、およびコンテンツ・プレゼンタまたはドキュメント・サービスとそのタスク・フローによって対応できない要件を満たすために提供されます。
Content Management Interoperability Services (CMIS) REST APIにより、Content Server内のコンテンツを表示および管理します。
コンテンツ・プレゼンタを使用すると、Frameworkアプリケーションにおけるコンテンツの選択およびプレゼンテーションを細部までカスタマイズできます。接続されるコンテンツ・リポジトリがContent Serverであり、WebCenter Portal管理者が前提条件構成を完了させた場合のみ、コンテンツ・プレゼンタのタスク・フローが利用できます。コンテンツ・プレゼンタを使用すると、単一のコンテンツ・アイテム、フォルダの下にあるコンテンツ、アイテムのリストまたはコンテンツの問合せを選択するか、パーソナライズ・コンダクタのシナリオの結果に基づいてコンテンツを選択してから、Frameworkアプリケーション内のページにコンテンツをレンダリングするためのテンプレートを選択できます。コンテンツ・プレゼンタでは表示されるコンテンツの追加や管理においてドキュメント・サービスに依存しません。
ドキュメント・サービスのタスク・フローとコンポーネントでは、Wikiやブログなど、Frameworkアプリケーションでページ上にフォルダとファイルを表示するための様々な形式が提供されます。アプリケーションに合ったタスク・フローを選択することによって、Content Server、Oracle PortalまたはSharePointコンテンツ・リポジトリにあるフォルダとファイルへのアクセス、追加および管理を行う機能、それらのファイルとフォルダのプロパティを構成し表示する機能、およびファイルとフォルダのコンテンツを検索する機能が提供されます。
注意: SharePointをコンテンツ・リポジトリとして使用するには、第3.6項「SharePoint用Oracle WebCenterアダプタのインストール」の説明に従って、SharePointアダプタのインストールが必要です。SharePointの管理は、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware ControlコンソールではなくWLSTコマンドを使用して行います。 |
ドキュメント・サービス・タスク・フローとドキュメント・コンポーネント(リンク、プレビューおよびイメージなど)を使用すると、コンテンツをアプリケーションに追加し、アプリケーションに組み込まれたドキュメント・サービス・タスク・フローとコンテンツもエンド・ユーザーに用意して、実行時にドキュメントの管理、表示および検索ができます。
表26-1に、これらの方法の概要を示します。それぞれを比較して、要件に最も合った方法を選択できます。
表26-1 コンテンツをFrameworkアプリケーションに統合する方法
次の章では、使用する方法にかかわらず必要になる情報が提供されます。
WebCenter Portalアプリケーションによって使用されるコンテンツ・リポジトリの構成と管理については、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal管理者ガイド』のコンテンツ・リポジトリの管理に関する項を参照してください。
分散しているコンテンツへのアクセスを提供するコンテンツ・リポジトリ接続の構成と編集については、第27章「コンテンツ・リポジトリ接続の管理」を参照してください。
次の章では、コンテンツ・データ・コントロールの使用に関する情報が提供されます。
Javaコンテンツ・リポジトリ(JCR)データ・コントロールを使用して、コンテンツ・リポジトリへの読取り専用アクセスを可能にする方法については、第28章「コンテンツ・データ・コントロールの使用」を参照してください。
次のマニュアルでは、CMIS (Content Management Interoperability Services) REST APIの使用に関する情報が提供されます。
Oracle Fusion Middlewareコンテンツ管理RESTサービス開発者ガイド
次の章では、コンテンツ・プレゼンタの使用に関する情報が提供されます。
WebCenter Portalアプリケーションで実行時にコンテンツを使用する方法については、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal: Spacesユーザーズ・ガイドのコンテンツ・プレゼンタを使用したコンテンツの公開に関する項を参照してください。
次の章では、ドキュメント・サービスのタスク・フロー、ドキュメント・コンポーネント(リンク、インライン・フレームおよびイメージ)、Wiki、ブログなど、ドキュメント・サービスの使用に関する情報が提供されます。
WebCenter Portalアプリケーションで実行時にコンテンツを使用する方法については、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal: Spacesユーザーズ・ガイドのドキュメント・サービスのタスク・フローとドキュメント・コンポーネントの使用に関する項を参照してください。