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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal開発者ガイド
11g リリース1 (11.1.1.6.0)
B72084-01
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26 コンテンツの統合と公開の概要

WebCenter Portal: Frameworkアプリケーションにコンテンツを統合するには、いくつかの方法があります。選択する方法は、アプリケーションの要件と、コンテンツをどのようにエンド・ユーザーに公開するかによって異なります。

コンテンツをFrameworkアプリケーションに統合するには、次のいずれかの方法を使用します(詳細は、この章の最後に紹介する関連資料を参照)。

表26-1に、これらの方法の概要を示します。それぞれを比較して、要件に最も合った方法を選択できます。

表26-1 コンテンツをFrameworkアプリケーションに統合する方法


コンテンツ・データ・コントロール Content Management REST API コンテンツ・プレゼンタ ドキュメント・サービス

リポジトリ

Content Server

Oracle Portal

SharePoint

Content Server


Content Server


Content Server

Oracle Portal

SharePoint

コンテンツ・タイプ

フォルダとコンテンツ・ファイル。

メタデータ・プロパティをサポートするフォルダとコンテンツ・ファイル。

メタデータ・プロパティをサポートするフォルダとコンテンツ・ファイル。

Oracle Site Studioリージョン定義ベースのコンテンツをサポートします。

フォルダとコンテンツ・ファイル。

Content Serverのみ。フォルダとコンテンツ・ファイルのメタデータ・プロパティをサポートします。

コンテンツ表示

ADFレンダリング・コンポーネント(ADF実行リンク、ADF実行ボタン、ADFイメージおよびADFインライン・フレーム機能)を使用してコンテンツを表示します。

REST APIとクライアント側またはサーバー側のカスタム・アプリケーション・コードを使用してコンテンツを表示します。

単一アイテム選択、フォルダおよび問合せ結果によりコンテンツを表示します。

主にコンテンツのレンダリングを目的としたタスク・フロー・ベースのコンポーネント。

単一アイテム選択、フォルダおよび問合せ結果によりコンテンツを表示します。

表示テンプレート(組込みテンプレートまたはJDeveloperで開発されたカスタム表示テンプレート)内にコンテンツを表示します。

Oracle Site Studioの表示テンプレートをSite Studioコンテンツに再利用します。

WebCenter Personalizationサービスのコンダクタ・シナリオ(問合せ結果)をサポートします。

主にコンテンツのコラボレーションと管理を目的としたタスク・フロー・ベースのコンポーネント。

Content Serverのみ:

  • ドキュメント・プレビュー

  • リンクの表示

  • イメージの表示

  • ファイル情報(プロパティ、バージョン履歴)の表示

  • メタデータの表示

コンテンツ管理

なし。

REST APIとクライアント側またはサーバー側のカスタム・アプリケーション・コードを使用してコンテンツを管理します。

フォルダとコンテンツ・ファイル、およびそれらに関連付けられたメタデータ・フィールドを作成、更新および削除します。

HTMLおよびSite Studioコンテンツのコンテキスト内コントリビューション編集。

グラフィカル・ユーザー・インタフェースを使用してコンテンツを管理します。

フォルダとコンテンツ・ファイルを作成、更新および削除します。

Content Serverのみ:

  • 関連するメタデータ・プロパティの管理

  • アイテム・レベルのセキュリティ

  • Oracle Workflow (WebCenter Portal: Spacesのみ)

  • メタデータの表示

利点

様々なコンテンツ・リポジトリと統合された標準JCR API。

クライアント側のスタイル開発に役立つ柔軟なRESTベースAPI。

表示テンプレートを使用した柔軟な表示。

Oracle Site Studioのサポート。

簡単に管理対象コンテンツにアクセスできるUIを提供するタスク・フローの選択。

制限

コンテンツが読取り専用です。

Oracle Site Studioはサポートされません。

コンテンツがOracle Content Serverリポジトリ内に格納されている必要があります。

Oracle Site Studioはサポートされません。

コンテンツがContent Serverリポジトリ内に格納されている必要があります。

Oracle Site Studioはサポートされません。


次の章では、使用する方法にかかわらず必要になる情報が提供されます。

次の章では、コンテンツ・データ・コントロールの使用に関する情報が提供されます。

次のマニュアルでは、CMIS (Content Management Interoperability Services) REST APIの使用に関する情報が提供されます。

次の章では、コンテンツ・プレゼンタの使用に関する情報が提供されます。

次の章では、ドキュメント・サービスのタスク・フロー、ドキュメント・コンポーネント(リンク、インライン・フレームおよびイメージ)、Wiki、ブログなど、ドキュメント・サービスの使用に関する情報が提供されます。