Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverアップグレード・ガイド 12cリリース1 (12.1.1) B65938-02 |
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この付録では、暗黙モードを使用してドメインをアップグレードする方法について説明します。
暗黙モードを使用すると、WebLogicドメインがサーバーの起動時に自動的にアップグレードされます。このモードは、管理サーバーのあるコンピュータでのみ有効です。また、このモードでのアップグレードは、開発環境において行うことをお薦めします。本番環境において暗黙モードでアップグレードを行うことはお薦めしません。
注意: 暗黙モードのアップグレードは、WebLogicドメインのアップグレードにのみ使用できます。 |
先に進む前に、「アップグレードの準備」の手順がすでに実行されていなければなりません。
暗黙モードでWebLogicアップグレード・ウィザードを起動するには:
WebLogicドメインが稼働していないことを確認します。
MS-DOSコマンド・プロンプト・ウィンドウ(Windows)またはコマンド・シェル(UNIX)を開き、「ステップ6: 環境の設定」の説明に従って環境を設定します。
WebLogic Server 12.1.1のインストール先を参照するようドメインの起動スクリプトを更新します。
たとえば、WL_HOME
がWebLogic Server 12.1.1インストールに設定されていることを確認します。例: c:\Oracle\Middleware\wlserver_12.1
デフォルトでは、WebLogicアップグレード・ウィザードでアップグレード・プロセスを開始する前にアップグレードを開始するかどうか確認するよう求められます。これを無効にするには、起動スクリプトでサーバーを起動する次のコマンド引数を指定します。
-Dweblogic.ForceImplicitUpgradeIfNeeded=true
ドメインの管理サーバーを起動します。
必要に応じて、アップグレードに関する確認のメッセージに応答します。
WebLogicアップグレード・ウィザードは、ドメイン・ディレクトリの生成に有効なバージョンのWebLogic Server (8.1)が使用されたかどうかを確認し、有効なバージョンである場合は、ドメインを自動的にアップグレードします。このプロセスが行われるのは、管理サーバーを初めて起動したときのみです。
注意: 暗黙的なアップグレードは、WebLogic Serverバージョン9.xまたは10.0から12.1.1へのアップグレード時には使用できません。12.1.1では、9.xまたは10.0のドメインを変更せずに実行できます。 |