ヘッダーをスキップ
Oracle® Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド
リリース 4.1
B66450-01
  目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
 
次
 

チャートの作成

アプリケーション・ビルダーには、HTMLチャートおよびFlashチャートを生成するための組込みウィザードが用意されています。また、SVGチャートの編集もサポートされています。Oracle Application Expressは、この3つのグラフィカル・チャートのみサポートします。

内容は次のとおりです。

チャートのSQL問合せの作成について

アプリケーション・ビルダーでチャートを定義するには、ウィザードを使用します。ほとんどのチャート・ウィザードでは、チャート・タイプを選択し、次の構文を使用してSQL問合せを指定します。

SELECT link, label, value
FROM   ...

説明:

  • linkはURLです。

  • labelは、バーに表示されるテキストです。

  • valueは、バー・サイズを定義する数値列です。

次に例を示します。

SELECT null, last_name, salary
FROM   employees
WHERE  DEPARTMENT_ID = :P101_DEPARTMENT_ID

ダイアル・チャート構文

ダイアル・チャートを作成するには、ダイアル・チャート・タイプを選択し、次の構文を使用してSQL問合せを指定します。

SELECT value , maximum_value [ ,low_value [ ,high_value] ]
FROM   ...

説明:

  • valueは、ダイアルの開始位置です。

  • maximum_valueは、ダイアルでの推定最高位置です。

  • low_valueおよびhigh_valueは、履歴上の最低値および最高値です。

次に例を示します。

SELECT dbms_random.value(500, 1200), 1300, dbms_random.value(100, 200)
FROM DUAL

複数シリーズの構文(Flashのみ)

列チャートおよび行のFlashチャートには、1つのSQL問合せで複数シリーズを定義できます。これらのチャート・タイプのシリーズ名は、問合せ内の関連する列別名から導出されます。複数シリーズのFlashチャートを定義するには、次の構文を使用します。

SELECT link, label, series_1_value [, series_2_value [, ...]]
FROM   ...

レンジ・チャート構文(Flashのみ)

レンジ・チャートは、各バーに2つの値が必要です。レンジ・チャートを作成するには、Flashチャートを作成し、次の構文を使用してSQL問合せを提供します。

SELECT link, label, low_value, high_value 
FROM   ...

スキャッタ・チャート構文(Flashのみ)

スキャッタ・チャートは、各ポイントにx値およびy値が必要です。レンジ・チャートを作成するには、Flashチャートを作成し、次の構文を使用してSQL問合せを提供します。

SELECT link, label, x_value, y_value 
FROM   ...

ローソク足チャート構文(Flashのみ)

ローソク足チャートには、各ローソク足に始値、安値、高値および終値が必要です。ローソク足チャートを作成するには、Flashチャートを作成し、次の構文を使用してSQL問合せを指定します。

SELECT link, label, open, low, high, close
FROM   ...

ガント・チャートの構文

プロジェクト・ガント・チャートでは、各タスクのタスク名、タスクID、親タスクID、実際の開始日と終了日、および進捗の値が必要になります。計画開始日と計画終了日の2つの値も必要に応じて使用できます。プロジェクト・ガント・チャートを作成するには、Flashチャートを作成し、次のいずれかの構文を使用してSQL問合せを指定します。

SELECT link, task_name, task_id, parent_task_id, actual_start_date, actual_end_date, progress
FROM   ...

リソース・ガント・チャートでは、各タスクのリソースID、リソース名、親リソースID、および実際の開始日と終了日の値が必要になります。リソース・ガント・チャートを作成するには、Flashチャートを作成し、次の構文を使用してSQL問合せを指定します。

SELECT link, resource_id, resource_name, resource_parent_id, actual_start_date, actual_end_date
FROM   ...

HTMLチャートの作成

チャートの作成方法は、既存のページにチャートを追加するか、ページにチャートを追加するかによって異なります。このチャート・タイプは、棒で示された各データ・ポイントを持つデータ・シリーズが表示される棒グラフを作成します。

内容は次のとおりです。

既存ページへのHTMLチャートの追加

既存ページにHTMLチャートを追加するには、次のステップを実行します。

  1. ページ定義にナビゲートします。「ページ定義へのアクセス」を参照してください。

  2. 「ページ定義」で、新しいリージョンを作成します。

    • ツリー・ビュー: 「ページ・レンダリング」で、「リージョン」を右クリックし、「作成」を選択します。

    • コンポーネント・ビュー: 「リージョン」で、「作成」アイコンをクリックします。

    「リージョンの作成」ウィザードが表示されます。

  3. 「チャート」を選択して、「次へ」をクリックします。

  4. 「リージョン」で、「HTMLチャート」を選択して「次へ」をクリックします。

  5. 「表示属性」で、次のステップを実行します。

    1. 次の項目を指定します。

      • タイトル

      • リージョン・テンプレート

      • 親リージョン

      • 表示ポイント

      • 順序

      詳細を表示するには、アイテム・ラベルをクリックします。ヘルプが使用できる場合、アイテム・ラベルの上にカーソルを置くとアイテム・ラベルは赤に変わり、カーソルは矢印とクエスチョン・マークに変わります。「フィールドレベル・ヘルプについて」を参照してください。

    2. 「次へ」をクリックします。

  6. 「ソース」で、次の項目を指定します。

    1. 問合せは次のいずれかの方法で指定します。

      • 表示されているフィールドにSQL問合せを入力します。「チャートのSQL問合せの作成について」を参照してください。

      • 「問合せの作成」ボタンをクリックします。ビルド・チャート問合せウィザードが表示されたら、画面に表示されるステップに従います。

    2. 関連するチャート属性を指定します。詳細を表示するには、アイテム・ラベルをクリックします。

  7. 「リージョンの作成」をクリックします。

新しいページへのHTMLチャートの追加

新しいページでHTMLチャートを作成するには、次のステップを実行します。

  1. 「ワークスペース」ホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。

  2. アプリケーションを選択します。

  3. 「ページの作成」をクリックします。

  4. 「チャート」を選択して、「次へ」をクリックします。

  5. 「リージョン」で、「HTMLチャート」を選択して「次へ」をクリックします。

  6. 「ページ属性」で、次のステップを実行します。

    1. 次の項目を指定します。

      • タイトル

      • リージョン・テンプレート

      • 親リージョン

      • 表示ポイント

      • 順序

      詳細を表示するには、アイテム・ラベルをクリックします。ヘルプが使用できる場合、アイテム・ラベルの上にカーソルを置くとアイテム・ラベルは赤に変わり、カーソルは矢印とクエスチョン・マークに変わります。「フィールドレベル・ヘルプについて」を参照してください。

    2. 「次へ」をクリックします。

  7. タブを含めるかどうかを指定して、「次へ」をクリックします。

  8. 「チャート定義」で、次のステップを実行します。

    1. 問合せは次のいずれかの方法で指定します。

      • 表示されているフィールドにSQL問合せを入力します。「チャートのSQL問合せの作成について」を参照してください。

      • 「問合せの作成」ボタンをクリックします。ビルド・チャート問合せウィザードが表示されたら、画面に表示されるステップに従います。

    2. 関連するチャート属性を指定します。詳細を表示するには、アイテム・ラベルをクリックします。

    3. 「次へ」をクリックします。

  9. 「終了」をクリックします。

Flashチャートの作成

Oracle Application ExpressのFlashチャートのサポートは、AnyChart Flash Chart Componentをベースにしています。

内容は次のとおりです。

Flashチャートについて

Oracle Application ExpressのFlashチャートのサポートは、AnyChart Flash Chart Componentをベースにしています。AnyChartはフレキシブルなMacromedia Flashベースのソリューションで、開発者は動きがありコンパクトでインタラクティブなFlashチャートを作成できます。Flashチャートはブラウザでレンダリングされ、使用するにはFlash Player 9以上が必要です。

http://www.anychart.com

既存ページへのFlashチャートの追加

既存ページにFlashチャートを追加するには、次のステップを実行します。

  1. ページ定義にナビゲートします。「ページ定義へのアクセス」を参照してください。

  2. 「ページ定義」で、新しいリージョンを作成します。

    • ツリー・ビュー: 「ページ・レンダリング」で、「リージョン」を右クリックし、「作成」を選択します。

    • コンポーネント・ビュー: 「リージョン」で、「作成」アイコンをクリックします。

    「リージョンの作成」ウィザードが表示されます。

  3. 「チャート」を選択して、「次へ」をクリックします。

  4. 「Flashチャート」を選択し、「次へ」をクリックします。

  5. 「チャート・タイプ」で、次のステップを実行します。

    1. チャート・スタイル(たとえば、「列」)を選択し、「次へ」をクリックします。

    2. 特定のチャート・タイプ(たとえば、「3D列」)を選択し、「次へ」をクリックします。

  6. 「表示属性」で、次のステップを実行します。

    1. 次の項目を指定します。

      • タイトル

      • リージョン・テンプレート

      • 親リージョン

      • 表示ポイント

      • 順序

      詳細を表示するには、アイテム・ラベルをクリックします。ヘルプが使用できる場合、アイテム・ラベルの上にカーソルを置くとアイテム・ラベルは赤に変わり、カーソルは矢印とクエスチョン・マークに変わります。「フィールドレベル・ヘルプについて」を参照してください。

    2. 「次へ」をクリックします。

  7. 「表示属性」で、適切な属性を選択し、「次へ」をクリックします。

    特定の属性の詳細を表示するには、アイテム・ラベルをクリックします。

  8. 「ソース」で、次の項目を指定します。

    1. 問合せは次のいずれかの方法で指定します。

      • 表示されているフィールドにSQL問合せを入力します。「チャートのSQL問合せの作成について」を参照してください。

      • 「問合せの作成」ボタンをクリックします。ビルド・チャート問合せウィザードが表示されたら、画面に表示されるステップに従います。

    2. 関連するチャート属性を指定します。詳細を表示するには、アイテム・ラベルをクリックします。

  9. 「リージョンの作成」をクリックします。

新しいページへのFlashチャートの追加

新しいページでFlashチャートを作成するには、次のステップを実行します。

  1. 「ワークスペース」ホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。

  2. アプリケーションを選択します。

  3. 「ページの作成」をクリックします。

  4. 「チャート」を選択して、「次へ」をクリックします。

  5. 「Flashチャート」を選択し、「次へ」をクリックします。

  6. 「チャート・タイプ」で、次のステップを実行します。

    1. チャート・スタイル(たとえば、「列」)を選択し、「次へ」をクリックします。

    2. 特定のチャート・タイプ(たとえば、「3D列」)を選択し、「次へ」をクリックします。

  7. 「表示属性」で、次のステップを実行します。

    1. 次の項目を指定します。

      • ページ番号

      • ページ名

      • リージョン・テンプレート

      • リージョン名

      • ブレッドクラム

      詳細を表示するには、アイテム・ラベルをクリックします。ヘルプが使用できる場合、アイテム・ラベルの上にカーソルを置くとアイテム・ラベルは赤に変わり、カーソルは矢印とクエスチョン・マークに変わります。「フィールドレベル・ヘルプについて」を参照してください。

    2. 「次へ」をクリックします。

  8. タブを含めるかどうかを指定して、「次へ」をクリックします。

  9. 「表示属性」で、適切な属性を選択し、「次へ」をクリックします。

    特定の属性の詳細を表示するには、アイテム・ラベルをクリックします。

  10. 「問合せ」で、次のステップを実行します。

    1. 問合せは次のいずれかの方法で指定します。

      • 表示されているフィールドにSQL問合せを入力します。「チャートのSQL問合せの作成について」を参照してください。

      • 「問合せの作成」ボタンをクリックします。ビルド・チャート問合せウィザードが表示されたら、画面に表示されるステップに従います。

    2. 残りの属性を指定します。詳細を表示するには、アイテム・ラベルをクリックします。

    3. 「次へ」をクリックします。

  11. 「終了」をクリックします。

すべてのFlash 3チャートのFlash 5へのアップグレード

アプリケーション内のすべてのFlash 3チャートをFlash 5にアップグレードするには、次のステップを実行します。

  1. 「ワークスペース」ホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。

    アプリケーション・ビルダーのホームページが表示されます。

  2. アプリケーションを選択します。

    アプリケーションのホームページが表示されます。

  3. 「ユーティリティ」をクリックし、「アプリケーションのアップグレード」をクリックします。

    「アプリケーション・サマリーのアップグレード」レポートが表示されます。

  4. 「FlashチャートのFlashチャート5へのアップグレード」で、候補オブジェクトの数をクリックします。

  5. アップグレードするオブジェクトを選択し、「アップグレード」をクリックします。

1つのFlash 3チャートのFlash 5へのアップグレード

1つのFlash 3チャートをFlash 5にアップグレードするには、次のステップを実行します。

  1. ページ定義にナビゲートします。「ページ定義へのアクセス」を参照してください。

  2. チャート属性ページにアクセスします。

    • ツリー・ビュー: 「ページ・レンダリング」で、リージョン名をダブルクリックします。

    • コンポーネント・ビュー: 「リージョン」で、リージョン名を選択します。

      リージョン定義が表示されます。

  3. 「タスク」リストで、「新規Flashチャートへのアップグレード」をクリックします。

  4. 「アップグレード」をクリックします。

SVGチャートについて

以前のリリースのOracle Application Expressでは、SVGチャートの作成がサポートされていました。既存のSVGチャートは引き続きサポートされていますが、Oracle Application Expressでは新しいSVGチャートの作成はサポートされなくなりました。

内容は次のとおりです。

SVGチャートのFlashへのアップグレードについて

この項では、SVGチャートをFlashにアップグレードする際に適用される制限と、アップグレードの手順について説明します。

内容は次のとおりです。

単一または複数のSVGチャートを自動的にFlashにアップグレードできます。

SVGチャートのアップグレードの制限事項について

SVGチャートをアップグレードする場合、次の制限事項に注意してください。

  • 軸の書式文字列で定義された数値書式のみが移行されます。日付書式および時間書式は無視されます。

  • 次の項目を含む数値書式の要素が移行されます。

    0,9,D,G,, (comma),. (period),$,C,L,FM
    
  • Flashチャートの各シリーズのラベルは、各シリーズの列の別名から導出されます。これは各シリーズのラベルが「シリーズ名」属性から導出されるSVGチャートによって異なります。

  • Flashダイアル・チャートには、割合ではなく実際の値が表示されます。

  • SVGチャートでは、最初のシリーズのラベルがX軸に使用されます。Flashチャートでは、最初のシリーズでデータのラベルが発生していなくても、すべてのデータが表示されるように拡張されています。

SVGチャートのFlashへのアップグレード

1つのSVGチャートをFlashにアップグレードするには、次のステップを実行します。

  1. ページ定義にナビゲートします。「ページ定義へのアクセス」を参照してください。

  2. チャート属性ページにアクセスします。

    • ツリー・ビュー: 「ページ・レンダリング」で、リージョン名をダブルクリックします。

    • コンポーネント・ビュー: 「リージョン」で、リージョン名を選択します。

      リージョン定義が表示されます。

  3. 「タスク」リストで、「新規Flashチャートへのアップグレード」をクリックします。

  4. 「アップグレード」をクリックします。

アプリケーション内のすべてのSVGチャートのFlashへのアップグレード

すべてのSVGチャートをFlashチャートにアップグレードするには、次のステップを実行します。

  1. 「ワークスペース」ホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。

    アプリケーション・ビルダーのホームページが表示されます。

  2. アプリケーションを選択します。

    アプリケーションのホームページが表示されます。

  3. 「ユーティリティ」をクリックし、「アプリケーションのアップグレード」をクリックします。

    「アプリケーション・サマリーのアップグレード」レポートが表示されます。

  4. 「SVGチャートのFlashチャート5へのアップグレード」で、候補オブジェクトの数をクリックします。

  5. アップグレードするオブジェクトを選択し、「アップグレード」をクリックします。

SVGチャート・カスケード・スタイルシート・クラスの理解

SVGチャートを作成すると、そのチャートは、現行のテーマに関連付けられたカスケード・スタイルシート(CSS)のクラスに基づいてOracle Application Expressによってレンダリングされます。別のCSSを参照するか、または属性の編集ページのCSSセクションで個々のクラスを上書きして、チャートの外観を変更できます。

次に、サンプル・アプリケーションのダイアル・チャートのCSSクラスの例を示します。この例には、使用可能なすべてのCSSクラスが示されています。クラス名は太字で表示されています。

text{font-family:Verdana, Geneva, Arial, Helvetica, sans-serif;fill:#000000;}
tspan{font-family:Verdana, Geneva, Arial, Helvetica, sans-serif;fill:#000000;}
text.title{font-weight:bold;font-size:14;fill:#000000;}
text.moredatafound{font-size:12;}
rect.legend{fill:#EEEEEE;stroke:#000000;stroke-width:1;}
text.legend{font-size:10;}
#background{fill:#FFFFFF;stroke:none;}
rect.chartholderbackground{fill:#ffffff;stroke:#000000;stroke-width:1;}
#timestamp{text-anchor:start;font-size:9;}
text.tic{stroke:none;fill:#000000;font-size:12}
line.tic{stroke:#000000;stroke-width:1px;fill:none;}
#dial{stroke:#336699;stroke-width:2px;fill:#336699;fill-opacity:.5;}
#dial.alert{fill:#FF0000;fill-opacity:.5;}
#dialbackground{stroke:#000000;stroke-width:none;fill:none;filter:url(#MyFilter);}
#dialcenter{stroke:none;fill:#111111;filter:url(#MyFilter);}
#dialbackground-border{stroke:#DDDDDD;stroke-width:2px;fill:none;filter:url
(#MyFilter);}#low{stroke-width:3;stroke:#336699;}
#high{stroke-width:3;stroke:#FF0000;}
#XAxisTitle{letter-spacing:2;kerning:auto;font-size:14;fill:#000000;text-anchor:middle;}
#YAxisTitle{letter-spacing:2;kerning:auto;font-size:14;fill:#000000;text-anchor:middle;writing-mode:tb;}
.XAxisValue{font-size:8;fill:#000000;}
.YAxisValue{font-size:8;fill:#000000;text-anchor:end;}
.nodatafound{stroke:#000000;stroke-width:1;font-size:12;}
.AxisLine{stroke:#000000;stroke-width:2;fill:#FFFFFF;}
.GridLine{stroke:#000000;stroke-width:0.3;stroke-dasharray:2,4;fill:none;}
g.dataholder rect{stroke:#000000;stroke-width:0.5;}
.legenditem rect{stroke:#000000;stroke-width:0.5;}

表9-10に、サポートされているすべてのCSSクラスを示します。一部のクラスは、特定のチャート・タイプにのみ適用されます。

表 9-10 使用可能なSVGチャートCSSクラス

クラス 説明

text

チャートに表示されるテキストの外観を定義します。

tspan

チャートに表示されるテキストの外観を定義します。tspantextの定義と一致する必要があります。

text.title

デフォルトのチャート・テキストを上書きします。このクラスは、タイトル・テキストに使用します。

text.moredatafound

より多くのデータが検出されたテキストの外観を定義します。

rect.legend

チャート凡例を保持する矩形ボックスを作成します。

凡例の枠線を削除するには、rect.legendを次のように変更します。

rect.legend{fill:#CCCC99;stroke:none;} 

text.legend

チャート凡例に表示されるテキストを定義します。

#background

SVGプラグイン用のバックグラウンド全体を作成します。

枠線なしの単色の立体バックグラウンドを作成するには、#backgroundを次のように変更します。

#background{fill:#FFFFFF;stroke:#FFFFFF;stroke-width:2;}

rect.chartholderbackground

円グラフおよびダイアル・チャートには適用されません。チャート・データを保持する矩形のバックグラウンドを作成します。

バックグラウンドに何も表示しない場合は、rect.chartholderbackgroundを次のように変更します。

rect.chartholderbackground(display:none;)

#timestamp

「非同期更新」チャート属性が「はい」に設定されている場合にのみ適用されます。更新タイムスタンプ・テストの外観を制御します。

タイムスタンプの表示を無効にするには、「カスタムCSS、インライン」属性で#timestampを次のように定義します。

"#timestamp{display:none;}" 

参照: 「非同期更新の有効化」

text.tic

ダイアル・チャート専用。ダイアル・チャートの数値を定義します。

line.tic

ダイアル・チャート専用。ダイアル・チャートの数値の直下に表示される目盛り線を定義します。

#dial

ダイアル・チャート専用。ダイアル・チャートに表示される値を定義します。

#dial.alert

ダイアル・チャート専用。別の表示画面を使用してダイアル・チャートにレンダリングされる値(アラート値)を定義します。

#dialbackground

ダイアル・チャート専用。ダイアル・チャートのバックグラウンドを作成します。

#dialcenter

ダイアル・チャート専用。ダイアル・チャートにダイアルの中心を作成します。

#dialbackground-border

ダイアル・チャート専用。#dialbackgroundと連動して特定のグラフィック効果を作成します。

#low

ダイアル・チャート専用。チャートに表示されているデータの履歴上の最低水位標を定義します。

#high

ダイアル・チャート専用。チャートに表示されているデータの履歴上の最高水位標を定義します。

#XAxisTitle

X軸に表示されるタイトルを定義します。

#YAxisTitle

Y軸に表示されるタイトルを定義します。

.XAxisValue

X軸に表示される値を定義します。

.YAxisValue

Y軸に表示される値を定義します。

.AxisLabel

軸値に類似しています。

.nodatafound

情報を参照できない場合に表示されるテキスト要素を定義します。

.AxisLine

負の値を含むチャートの0(ゼロ)を示します。

.GridLine

チャートの横線および縦線を作成します。

g.dataholder rect

チャートに表示されるすべてのデータに一律のスタイルを適用します。

.legenditem rect

凡例内のすべての矩形アイテムに一律のスタイルを適用します。


カスタムSVGチャート・カスケード・スタイルシートの参照

「チャート属性」ページの「CSS」セクションを使用して、チャート用のカスタム・カスケード・スタイルシートを参照できます。外部CSSを参照する場合は、全体を参照するか、または特定のスタイルを上書きできます。

カスタム・チャートCSSを参照するには、次のステップを実行します。

  1. CSSをアプリケーション・ビルダーにアップロードします。詳細は、「カスケード・スタイルシートのアップロード」を参照してください。

  2. チャートを含むページ定義にナビゲートします。「ページ定義へのアクセス」を参照してください。

  3. 「リージョン」で、リージョン名の横にある「チャート」をクリックします。

    チャート属性ページが表示されます。

  4. 「CSS」セクションまでスクロールします。

  5. 「カスタムCSSを使用」で、「はい」を選択します。

  6. 外部CSSを排他的に参照するには、次のステップを実行します。

    1. 「カスタムCSS (リンク)」で、カスタムCSSへのリンクを入力します。次に例を示します。

      #IMAGE_PREFIX#themes/theme_4/svg.css
      
    2. CSSが排他的に使用されるように指定します。「カスタムCSS、インライン」で、次のように入力します。

      /**/
      
  7. カスタムCSSを参照し、特定のスタイルを上書きするには、次のステップを実行します。

    1. 「カスタムCSS (リンク)」で、カスタム・スタイルシートへのリンクを入力します。次に例を示します。

      #IMAGE_PREFIX#themes/theme_4/svg.css
      
    2. 「カスタムCSS、インライン」で、上書きするカスタムCSSスタイルを入力します。

SVGチャートのカスタムCSSスタイル・インラインの指定

「チャート属性」ページの「カスタムCSS、インライン」属性を使用して、デフォルトCSS内の特定のスタイルを上書きできます。

デフォルトのCSS内の特定のスタイルを上書きするには、次のステップを実行します。

  1. チャートを作成します。「SVGチャートについて」を参照してください。

  2. ページ定義にナビゲートします。「ページ定義へのアクセス」を参照してください。

  3. 「リージョン」で、リージョン名の横にある「チャート」をクリックします。

    チャート属性ページが表示されます。

  4. 「CSS」までスクロールします。

  5. 「カスタムCSSを使用」で、「はい」を選択します。

  6. 「カスタムCSS、インライン」で、上書きするカスタムCSSスタイルを入力します。

他の言語でのSVGチャートの表示

SVGチャートを他の言語で表示するには、textおよびtspanクラスに正しい言語が反映されるように編集します。

SVGチャートを他の言語で表示するには、次のステップを実行します。

  1. 「チャート属性」ページにナビゲートします。詳細は、「チャート属性の編集」を参照してください。

  2. 「CSS」までスクロールします。

  3. 「カスタムCSSを使用」で、「はい」を選択します。

  4. 「カスタムCSS、インライン」で、textおよびtspanクラスに正しい言語が反映されるように編集します。次の例では、チャートを韓国語に変更する方法を示します。

    text{font-family:Batang;fill:#000000;}
    tspan{font-family:Batang;fill:#000000;}
    

チャート属性の編集

チャートの作成後は、「チャート属性」ページでチャート属性を編集してチャートの表示を変更できます。

「チャート属性」ページにアクセスするには、次のステップを実行します。

  1. ページ定義にナビゲートします。「ページ定義へのアクセス」を参照してください。

  2. チャート属性ページにアクセスします。

    • ツリー・ビュー: 「ページ・レンダリング」で、リージョン名をダブルクリックします。

    • コンポーネント・ビュー: 「リージョン」で、リージョン名を選択します。

      リージョン定義が表示されます。

  3. 「チャート属性」をクリックします。

  4. 対象となる属性を編集します。

  5. ページ上の特定のアイテムの詳細を表示するには、アイテム・ラベルをクリックします。

    ヘルプが使用できる場合、アイテム・ラベルの上にカーソルを置くとアイテム・ラベルは赤に変わり、カーソルは矢印とクエスチョン・マークに変わります。「フィールドレベル・ヘルプについて」を参照してください。

  6. 「変更の適用」をクリックします。


ヒント:

SVGチャート(「チャート・タイトル」属性)のチャート・タイトルを削除すると、チャート凡例の位置と表示に悪影響を及ぼす場合があります。

ナビゲーションの選択肢について

チャート属性ページは3つのセクションに分かれています。これらのセクションにはページをスクロール・ダウンするか、ページ上部のナビゲーション・ボタンをクリックすることでアクセスできます。ページ上部のボタンを選択すると、選択されたセクションが表示され、その他のセクションはすべて一時的に非表示になります。ページのすべてのセクションを表示するには、「すべて表示」をクリックします。

FlashチャートとのカスタムXMLの使用

チャート属性ページには、標準の属性で制御できない追加のチャート設定があります。チャートのルック・アンド・フィールをさらに制御するには、カスタムXMLを使用できます。

カスタムXMLを使用するには、次のステップを実行します。

  1. チャート属性ページにナビゲートします。

    1. ページ定義にナビゲートします。「ページ定義へのアクセス」を参照してください。

    2. 「リージョン」で、チャート・タイプの「Flashチャート」をクリックします。

      チャート属性ページが表示されます。

  2. 「チャートXML」までスクロールします。

  3. 「カスタムXMLの使用」から「はい」を選択します。

    カスタムXMLを使用すると、属性が適用されないリージョンは非表示となることに注意してください。これらのリージョンを再度表示するには、「カスタムXMLの使用」で「いいえ」を選択します。

  4. XMLを編集します。

  5. 「変更の適用」をクリックします。


ヒント:

チャートに対してサポートされているXML書式の詳細は、次のサイトのオンラインXMLリファレンスを参照してください。
http://www.anychart.com

非同期更新の有効化

チャート属性ページで「非同期更新」属性を有効にすると、SVGチャートおよびFlashチャートで情報を監視できます。この属性を有効にすると、チャートが更新され、指定した時間間隔内に基礎となるデータで行われた変更が反映されます。

非同期更新を有効にするには、次のステップを実行します。

  1. 既存のSVGチャートまたはFlashチャートを編集します。「SVGチャートについて」を参照してください。

  2. ページ定義にナビゲートします。「ページ定義へのアクセス」を参照してください。

  3. 「リージョン」で、リージョン名の横にある「チャート」をクリックします。

    チャート属性ページが表示されます。

  4. 「リフレッシュ」までスクロールします。

  5. 「非同期更新」で、「はい」を選択します。

  6. 「更新間隔」で、チャートの更新間隔(秒)を入力します。最適なパフォーマンスを得るには、2秒を超える間隔を選択します。

SVGチャートに「非同期更新」を有効にすると、最終更新を示すタイムスタンプがチャートに表示されます。

「非同期更新」タイムスタンプを無効にするには、次のステップを実行します。

  1. 「チャート属性」ページにナビゲートします。

  2. 「CSS」セクションに移動します。

  3. 「カスタムCSSを使用」で、「はい」を選択します。

  4. 「カスタムCSS、インライン」で、#timestampを次のように編集します。

    #timestamp{display:none;}