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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Interactionアップグレード・ガイド
10gリリース4(10.3.3.0.0)for Windows
B66151-01
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F Oracle WebCenter Interaction Content Service for Microsoft Exchangeのインストールの完了

Oracle WebCenter Interaction Content Service for Microsoft Exchangeを初めてインストールした場合、次の作業を実行してインストールを完了します。

  1. ドキュメント検出のセキュリティの構成

  2. コンテンツ・ソースの作成

  3. コンテンツ・クローラの作成

  4. ジョブの作成


注意:

Oracle WebCenter Interaction Content Service for Microsoft Exchangeをアップグレードした場合、インストール後の手順はありません。


ドキュメント検出のセキュリティの構成

Oracle WebCenter Interaction Content Service for Microsoft Exchangeのセキュリティ設定を構成する必要があります。ポータルのユーザーは、ナレッジ・ディレクトリを参照し、ポータル検索ツールを使用してドキュメントを検索します。ポータルでは、ポータル・ディレクトリに関連付けられたアクセス制御リスト(ACL)を使用してドキュメントの検出を管理します。

Microsoft Exchangeからポータルにクロールされたファイルを、ユーザーがMicrosoft Exchange環境と同等の権限レベルで参照できるようにするには、Microsoft Exchangeのユーザー権限の構成をポータルのACL読取り権限にマップし、その資格証明がドキュメント・アクセスに使用されるように設定します。

Oracle WebCenter Interaction Content Service for Microsoft Exchangeのセキュリティ設定を構成する手順は次のとおりです。

  1. Oracle WebCenter Interactionのインストール・ディレクトリ(C:\Oracle\Middleware\wci\など)の完全制御権をali-exchangecs-userに付与します。


    注意:

    ali-exchangecs-userは、「Oracle WebCenter Interaction Content Service for Microsoft Exchangeのドメイン・ユーザーの作成」の説明に従って、インストール前に作成したユーザーです。


  2. 認証ソース(LDAPなど)をデプロイして、Microsoft Exchangeユーザーを管理します。詳細は、Microsoft Exchangeのドキュメントを参照してください。

  3. ポータルにリモート認証ソースを作成して、Microsoft Exchangeユーザーをインポートします。詳細は、ポータルのオンライン・ヘルプまたはOracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Interaction管理者ガイドを参照してください。

  4. Microsoft Exchangeのドメイン名と認証ソースを関連付けるようにグローバルACL同期マップを構成します。

    1. ポータルに管理者としてログインします。

    2. 「管理」をクリックします。

    3. 「ユーティリティの選択」メニューから、「グローバルACL同期マップ」を選択します。

    4. 「マッピングの追加」をクリックして、手順2で作成した認証ソースを選択します。

    5. 「ドメイン名」列で編集アイコンをクリックして、Microsoft Exchangeユーザーのドメイン名を入力します。

    6. 「終了」をクリックします。

  5. Oracle WebCenter Interaction Content Service for Microsoft Exchangeフォルダを開きます。

  6. 「Webサービス」セクションを開き、Oracle WebCenter Interaction Content Service for Microsoft Exchange Webサービスをクリックします。

  7. 左側で、「オブジェクト設定の編集」の下の「詳細設定」をクリックします。

  8. 「各ドキュメントとともにセキュリティ情報のインポートをサポート」を選択します。

  9. 「終了」をクリックします。

「コンテンツ・クローラの作成」の説明に従い、コンテンツ・クローラ・エディタで追加のセキュリティ設定を構成します。

次の手順のために、ポータルにはログインしたままでいます。

コンテンツ・ソースの作成

コンテンツのインポート元のMicrosoft Exchangeの領域を定義するコンテンツ・ソースを作成します。コンテンツ・ソースを作成するには、ポータルの管理オブジェクト・ディレクトリで次の手順を実行します。

  1. Oracle WebCenter Interaction Content Service for Microsoft Exchangeフォルダを開きます。

  2. 「オブジェクトの作成」メニューから、「コンテンツ・ソース - リモート」を選択します。

  3. 「Webサービスの選択」ダイアログ・ボックスで、Oracle WebCenter Interaction Content Service for Microsoft Exchange Webサービスを選択します。

  4. オンライン・ヘルプの説明に従って、コンテンツ・ソースを構成します。

次の手順のために、Oracle WebCenter Interaction Content Service for Microsoft Exchangeフォルダを開いた状態でポータルにログインしたままでいます。

コンテンツ・クローラの作成

コンテンツ・ソースからコンテンツをインポートするためのコンテンツ・クローラを作成します。コンテンツ・クローラを作成するには、ポータルの管理オブジェクト・ディレクトリのOracle WebCenter Interaction Content Service for Microsoft Exchangeフォルダで、次の手順を実行します。

  1. 「オブジェクトの作成」メニューから、「コンテンツ・クローラ - リモート」を選択します。

  2. 「コンテンツ・ソースの選択」ダイアログ・ボックスで、前の手順で作成したコンテンツ・ソースを選択します。

  3. コンテンツ・クローラ・エディタの「メイン設定」ページで、「各ドキュメントと一緒にセキュリティ情報をインポートする」を選択します。オンライン・ヘルプの説明に従って、コンテンツ・クローラの残りを構成します。

次の手順のために、Oracle WebCenter Interaction Content Service for Microsoft Exchangeフォルダを開いた状態でポータルにログインしたままでいます。

ジョブの作成

コンテンツをインポートするには、コンテンツ・クローラをジョブに関連付け、ジョブを実行する必要があります。ジョブを作成して実行するには、ポータルの管理オブジェクト・ディレクトリのOracle WebCenter Interaction Content Service for Microsoft Exchangeフォルダで、次の手順を実行します。

  1. 「オブジェクトの作成」メニューから、「ジョブ」を選択します。

  2. 「操作の追加」をクリックします。

  3. 前の手順で作成したコンテンツ・クローラを選択します。

  4. ジョブのスケジュール値を選択して、「終了」をクリックします。

  5. ジョブに名前を付け、「OK」をクリックします。

  6. ジョブの作成が完了したら、Oracle WebCenter Interaction Content Service for Microsoft Exchangeフォルダが自動化サービスに関連付けられていることを確認します。詳細は、「ユーティリティの選択」「自動化サービス」のオンライン・ヘルプを参照してください。