Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Interactionアップグレード・ガイド 10gリリース4(10.3.3.0.0)for Windows B66151-01 |
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この章では、ポータル・データベースをアップグレードし、タグ・エンジンに必要な新しいデータベースを作成する方法について説明します。
内容は、次のとおりです。
この項では、ポータル・データベースのアップグレード方法について説明します。内容は、次のとおりです。
この項では、Microsoft Windows版Oracle DatabaseでOracle WebCenter Interactionポータル・データベースをアップグレードする方法について説明します。
Oracle環境変数が適切に設定されていることを確認します。
詳細は、「Oracle環境変数の設定」を参照してください。
Oracle WebCenter Interactionインストール・ディレクトリからOracleサーバーにSQLスクリプトをコピーします。
Oracle9iでは、Oracle WebCenter Interactionインストーラにより次のディレクトリにSQLスクリプトが作成されます。
install_dir\ptportal\10.3.3\sql\oracle_nt9.2
Oracle Database 10gでは、Oracle WebCenter Interactionインストーラにより次のディレクトリにSQLスクリプトが作成されます。
install_dir\ptportal\10.3.3\sql\oracle_nt10
Oracle Database 11gでは、Oracle WebCenter Interactionインストーラにより次のディレクトリにSQLスクリプトが作成されます。
install_dir\ptportal\10.3.3\sql\oracle_nt11
upgrade10.3.0to10.3.3_oracle.sqlスクリプトを実行してデータベースをアップグレードします。
ポータル・データベースのOracle Listenerを起動します。
この項では、Microsoft SQL ServerでOracle WebCenter Interactionポータル・データベースをアップグレードする方法について説明します。
dboが表を所有するように、ポータル・データベースのホスト・コンピュータにsaユーザーとしてログインします。
upgrade10.3.0to10.3.3_mssql.sqlスクリプトを実行してデータベースをアップグレードします。スクリプトは、install_dir\ptportal\10.3.3\sql\mssqlにあります。
注意: データベース・アップグレード・ツールはアップグレード・スクリプトの実行後に実行してください。 |
ポータル・データベースを10.3.3仕様にアップグレードするには、コマンドラインのデータベース・アップグレード・ツールを使用します。ツールは2回実行する必要があります。データベース・アップグレード・ツールの初回実行時には、アップグレード・ツールに必要なデータを格納するためのテキスト・ファイルが作成されます。ファイルを編集(各種ファイルの場所などのパラメータを入力)してから、アップグレード・ツールを再度実行してアップグレードを行います。
注意: このアプリケーションはデータベースへの接続およびアップグレードの完了方法についての情報をポータル構成から得るため、それを使用するには、システムがポータルを実行するように適切に構成されている必要があります。 |
$PORTAL_HOME\bin\dbupgradetool.batからデータベース・アップグレード・ツールを実行します。
.NETポータルを使用する場合、GUIアップグレード・ユーティリティが起動されます。Javaポータルを使用する場合、コマンドライン・ユーティリティが起動されます。
管理ユーザー名とパスワードを、GUIツールのフィールドに入力するか、コマンドライン・ユーティリティでパラメータとして指定します。
管理ユーザー名: 10.3.0.1ポータルのインストール時に作成した管理者ユーザーの名前(Administratorsグループ内の別のユーザーではなく)を入力します。デフォルト名はAdministratorですが、インストール後にセキュリティ上の目的から名前を変更している可能性もあります。
注意: 管理ユーザー名では大文字と小文字が区別されます。 |
パスワード: 管理ユーザーのパスワードを入力します。このユーザーに空のパスワードを使用している場合は、何も入力しません。
アップグレード・ツールにより、install_dir\settings\portalにpgradedata.propertiesファイルが作成されます。
プロパティ設定(GUIツール)またはプロパティ・ファイル(コマンドライン・ユーティリティ)を編集するように要求されたら、この手順をスキップできます。このリリースに必要な新しいデータはありません。
データベース・アップグレード・ツールを再度実行して、データベースのアップグレードを開始します。データベースのサイズに応じて、アップグレードには数秒から数時間かかります。エラーまたはデータの矛盾が発生しても、データベース・アップグレード・ツールは停止しません。かわりに、手順3で指定したファイルにエラーのログが記録されます。
データベースのアップグレードが完了すると、ステータスが通知されます。アップグレードが問題なく(エラーなしで)完了した場合は、手順7にスキップします。
注意: PTGROUPMEMBERSHIPにマテリアライズド・ビューがある場合、ビューを削除できないことを示すエラーが表示されることがあります。このエラーは無視できます。 |
エラーが生じた場合、ログ・ファイルを調べて解決策を特定し、データベースを以前の状態にリストアして問題を修正してからデータベース・アップグレード・ツールを再実行する必要があります。
注意: データベースを10.3.0.1の元の状態にリストアしてからデータベース・アップグレード・ツールを再実行してください。データベース・アップグレード・ツールが失敗しても、データベースに変更が加えられている可能性があります。そのため、アップグレードが正常に完了しなかった場合でも、データベースは少なくとも部分的に10.3.3仕様にアップグレードされています。 |
データベースの資格証明を変更した場合、Oracle WebCenter Interactionのデータベース・ユーザーを使用するには、資格証明を元に戻します。
この項では、タグ・エンジン用のデータベースの作成および構成方法について説明します。内容は、次のとおりです。
この手順は、タグ・エンジンをインストールした場合にのみ実行する必要があります。
Microsoft SQL Serverでタグ・エンジン・データベースを作成する手順は次のとおりです。
スクリプトをinstall_dir\pathways\10.3.3\sql\mssqlからデータベースのホスト・コンピュータにコピーします。
SQL Server Management Studioで、データベース・エンジンのプロパティにアクセスします。
SQL Server認証とWindows認証モードを使用するようにデータベース・エンジンを構成します。
データベース・エンジンを再起動します。
タグ・エンジン・データベース・ユーザーを作成し、SQL Server認証を使用するようにタグ・エンジン・データベース・ユーザーを構成します。
タグ・エンジン・データベースを作成します。
タグ・エンジン・データベースのサイズを構成します。データベースの拡大は、システムに存在するオブジェクトの数に直接関連します。オブジェクトには、タグ、ユーザー・プリファレンス、保存済の検索などがあります。100,000オブジェクト当たり10MBの拡大を見積もります。たとえば、タグ・エンジン・データベースで1日当たり約100,000の新しいオブジェクトを保存する場合、1年当たり3.65GBの拡大を見込む必要があります。
タグ・エンジン・データベース・ユーザーのデフォルトのデータベースをタグ・エンジン・データベースに変更します。
タグ・エンジン・データベース・ユーザーにタグ・エンジン・データベースのdb_ownerロールを付与します。
タグ・エンジン・データベースで、タグ・エンジン・データベース・ユーザーとしてcreate_pathways_schema.sqlスクリプトを実行します。
タグ・エンジン・データベースでinstall_pathways_seeddata.sqlスクリプトを実行します。
Oracle Databaseでタグ・エンジン・データベースを作成および構成する手順は次のとおりです。
oracleディレクトリをinstall_dir\pathways\10.3.3\sql\oracle\windowsからTagging Engineデータベースのホスト・コンピュータにコピーします。このフォルダには、タグ・エンジン・データベースの設定と構成に使用するスクリプトが含まれます。
Oracleシステム・ファイルの所有者としてタグ・エンジン・データベースのホスト・コンピュータにログオンします。
Oracle Databaseでシステム・ユーザーとして次の手順を実行します。
プラットフォームに対応するcreate_pathways_tablespaces.sqlスクリプトを実行します。このファイルは手順1でコピーしたoracleディレクトリ内のプラットフォーム固有のサブディレクトリにあります。
注意: スクリプトを実行する前に、ポータル・データベースで使用されているSIDの名前を確認します。必要に応じて、スクリプト内のすべてのSID名インスタンスがポータル・データベースに使用されているSID名と一致するようにスクリプトを編集します。 |
create_pathways_user.sqlスクリプトを実行します。
作成したタグ・エンジン・ユーザーとして、次の手順を実行します。
データベースの効率を上げるために、ポータル・データベース上でデータベースの分析ツールを実行します。
この項では、ALUIセキュリティ・データベースの設定方法について説明します。内容は、次のとおりです。
注意: Oracle WebCenter Analyticsがインストールされている場合は、この手順は不要です。Oracle WebCenter Analyticsのインストールで、ALUIセキュリティ・データベースの作成が必要となります。 |
この項では、Microsoft SQL Server上でALUIセキュリティ・データベースを作成および構成する方法について説明します。
タグ・エンジンをインストールしたコンピュータで、install_dir\pathways\10.3.3\sql\mssqlからALUIセキュリティ・データベースのホスト・コンピュータにスクリプトをコピーします。
SQL Server Management Studioで、データベース・エンジンのプロパティにアクセスします。
SQL Server認証とWindows認証モードを使用するようにデータベース・エンジンを構成します。
データベース・エンジンを再起動します。
ALUIセキュリティ・データベース・ユーザーを次のように作成します。
ALUIセキュリティ・データベース・ユーザーを作成します。
SQL Server認証を使用するようにALUIセキュリティ・データベース・ユーザーを構成します。
ALUIセキュリティ・データベース・ユーザーのパスワードを、デプロイメントの計画時に指定したパスワードに設定します。
ALUIセキュリティ・データベースを作成します。
ALUIセキュリティ・データベース・ユーザーのデフォルトのデータベースをALUIセキュリティ・データベースに変更します。
ALUIセキュリティ・データベース・ユーザーにALUIセキュリティ・データベースのdb_ownerロールを付与します。
ALUIセキュリティ・データベースのスキーマを作成します。ALUIセキュリティ・データベース・ユーザーをスキーマの所有者に指定します。
ALUIセキュリティ・データベース・ユーザーにsysadminサーバー・ロールを付与します。
SQL Server認証を使用して、ALUIセキュリティ・データベースにALUIセキュリティ・データベース・ユーザーとして接続します。
手順1でコピーしたフォルダにあるcreate_security_tables.sqlスクリプトを実行します。
この項では、Oracle Database上でALUIセキュリティ・データベースを作成および構成する方法について説明します。
タグ・エンジンをインストールしたコンピュータで、install_dir\pathways\10.3.3\sql\oracle\windowsからALUIセキュリティ・データベースのホスト・コンピュータにoracleディレクトリをコピーします。
Oracleシステム・ファイルの所有者としてALUIセキュリティ・データベースのホスト・コンピュータにログオンします。
ALUIセキュリティ・データベースの表領域を作成します。
ALUIセキュリティ・データベース・ユーザーを作成します。
ALUIセキュリティ・データベース・ユーザーとしてALUIセキュリティ・データベースに接続します。
手順1でコピーしたフォルダにあるcreate_security_tables.sqlスクリプトを実行します。
ALUIセキュリティ・データベース上で、データベースの効率に対するデータベースの分析ツールを実行します。