Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Interactionアップグレード・ガイド 10gリリース4(10.3.3.0.0)for Windows B66151-01 |
|
![]() 前 |
![]() 次 |
この章では、インストーラを実行してOracle WebCenter Interactionコンポーネントをアップグレードする方法について説明します。
これらの手順を実行する前に、第2章「前提条件」に記載されている作業を完了しておく必要があります。
注意: Oracle WebCenter Interactionには、Microsoft Visual Studio C++ 2005 SP1 Runtime Librariesが必要です。これらのライブラリがない場合、英語バージョンのライブラリをインストーラでインストールできます。 |
インストーラを使用してOracle WebCenter Interactionコンポーネントをアップグレードする前に、次の手順を完了しておく必要があります。
検索クラスタに複数の検索ノードがある場合、cadmin
ツールを使用して検索クラスタのコンテンツを消去します。
注意: クラスタのコンテンツを消去するには、クラスタ内のすべてのノードが実行されている必要があります。 |
クラスタ・ノードをホストしているいずれかのコンピュータにログインします。
クラスタ管理ユーティリティを含むディレクトリに変更します。
ディレクトリは、install_dir\ptsearchserver\10.3.3\binです。
cadmin purge --remove
を実行します。
次のように検索ノードを停止します。
install_dir\ptsearchserver\10.3.3\bin\searchserverd.bat stop
注意: この操作は、検索ノードをホストする各コンピュータで行う必要があります。 |
アプリケーション・サーバーを停止します。
インストーラを実行するには、次の手順に従います。
ローカル管理者としてホストにログインします。
すべてのプログラムを終了します。
Oracle WebCenter Interactionインストーラを起動します。
インストーラのファイル名はWebCenterInteraction_10.3.3.0.0.exeです。
インストーラ・ウィザードの各ページに入力します。
ウィザードのページ | 説明 |
---|---|
概要 |
このインストーラ・ウィザード・ページには、インストーラの簡単な説明が表示され、インストーラをサイレント・モードで実行する方法が記載されています。 |
インストール・フォルダ |
デフォルトのインストール先フォルダを受け入れるか、Oracle WebCenter Interactionをインストールする別のフォルダを選択します。 デフォルト: C:\Oracle\Middleware\wci |
コンポーネントの選択 |
「完全」または「カスタム」を選択します。「完全」を選択すると、Oracle WebCenter Interactionコンポーネントがすべてインストールされます。「カスタム」を選択すると、デプロイメント・プランに応じてインストールする個々のポータル・コンポーネントを選択できます。 |
構成マネージャ - ポートとパスワード |
構成マネージャWebツールのポートとパスワードを入力します。構成マネージャはOracle WebCenter Interactionのインストールを完了するために使用します。 |
Webアプリケーション環境: .NETまたはJava |
.NET (IIS)またはJavaを選択します。 |
IIS Webサイトの選択 |
Webアプリケーション環境に.NET IISを選択した場合、インストールするコンポーネントをポート80(デフォルトのHTTPポート)にデプロイするときはデフォルトのWebサイトを使用するを選択します。 他のアプリケーションがポート80を使用していてそのポートを共有しないときは、別のWebサイトを使用するを選択します。 |
IIS Webサイト情報の指定 |
デフォルトのWebサイト以外のWebサイトにポータルをデプロイするように選択した場合、そのIIS Webサイトの名前と、ポータルへのアクセスに使用するHTTPおよびHTTPSポートを入力します。 Webサイト名の例: HTTPポートの例: HTTPSポートの例: 注意: 入力した名前が、既存のIIS Webサイトの名前ではない場合、新しいWebサイトが作成されます。そのWebサイトがすでに存在する場合、セキュアなポートおよび非セキュアなポートは、インストーラで作成されるエントリに変更されます。 |
Java Webアプリケーション・サーバーへの自動デプロイ |
Webアプリケーション環境にJavaを選択した場合、ポータルを自動デプロイするWebアプリケーション・サーバーを選択します。 ポータルをWebアプリケーション・サーバーに手動でデプロイするには、「手動」を選択します。 |
WebLogicデプロイメント情報の指定 |
Webアプリケーション・サーバーにWebLogicを選択した場合、Oracle WebLogic Serverのホーム・ディレクトリ、ドメイン・ホーム、ホスト名、ポート、ドメイン、サーバー、管理者ユーザー、管理者ユーザーのパスワードを入力します。 注意: Oracle WebLogic Serverのドメイン名とサーバー名では大文字と小文字が区別されます。入力した文字の大文字/小文字が、実行するOracle WebLogic Serverのドメインとサーバーに一致しない場合、自動デプロイメントは失敗します。 このインストーラ・ウィザード・ページの詳細は、「ヘルプ」をクリックしてください。 |
Tomcatデプロイメント情報 |
Webアプリケーション・サーバーにTomcatを選択した場合、Tomcat Webアプリケーション・サーバーのWebアプリケーション構成ファイルが存在するディレクトリを入力します。 例: |
イメージ・サービス: Apacheへの自動デプロイメント |
Webアプリケーション・サーバーを手動でデプロイするように選択した場合、イメージ・サービスがApacheに自動でデプロイされるようにするには「Apache」を選択します。 Apache以外のWebサーバーを使用する場合は、「手動」を選択します。 |
Apacheデプロイメント情報 |
イメージ・サービスをApacheに自動デプロイするように選択した場合、Apache構成ディレクトリを入力します。 ディレクトリの例: ApacheのWindowsサービス名を入力します。 名前の例: |
IISでのイメージ・サービスの圧縮 |
イメージ・サービスのHTTP圧縮を有効にするチェック・ボックスはデフォルトで選択されています。HTTP圧縮を使用しない場合は、テキスト・ボックスの選択を解除します。 |
スタンドアロンまたはクラスタ |
単一のスタンドアロン検索ノードをインストールするのか、検索クラスタ・ノードを追加するのかを選択します。スタンドアロン検索ノードをインストールすることを選択すると、ローカル・コンピュータに1つのノードがインストールされます。フェイルオーバーをサポートする場合は、検索クラスタ・ノードを追加します。 |
新しい検索ノードの追加 |
新しい検索ノードの名前とポート番号を入力します。 検索ノードは、install_dir\ptsearchserver\10.3.3にインストールされます。 |
検索クラスタ・ファイル |
検索クラスタ・ノードをインストールすることを選択した場合は、検索クラスタ・ファイルの場所を選択します。これらのファイルのインストール先に対するアクセスおよび書込み権限が必要です。 例: install_dir\ptsearchserver\10.3.3\cluster |
Oracle WebCenter Interaction Content Service for Documentumに対してセキュアなプロトコル(https)または標準プロトコル(http)のどちらを使用するかを選択します。 ポート番号を指定します。デフォルトのポートは11951です。httpsを使用する場合はSSLポート番号を入力してください。 |
|
Documentumクライアント・ライブラリ |
Documentumクライアント・ライブラリへのパスを入力します。 例: |
Oracle WebCenter Interaction Content Service for Windows Filesをホストするコンピュータの完全修飾ドメイン名を入力します。 |
|
Identity Service for LDAP - アプリケーション・ポート |
Oracle WebCenter Interaction Identity Service for LDAPに対してセキュアなプロトコル(https)または標準プロトコル(http)のどちらを使用するかを選択します。 ポート番号を指定します。デフォルト・ポートは 11950 です。httpsを使用する場合はSSLポート番号を入力してください。 |
Oracle WebCenter Interaction Identity Service for Microsoft Active Directoryをホストするコンピュータの完全修飾ドメイン名を入力します。 |
|
Interaction Development Kit: .NET署名付きまたは署名なし |
.NET署名付きまたは署名なしのいずれのバージョンのOracle WebCenter Interaction Development Kit(IDK)をインストールするかを選択します。 |
Oracle WebCenter Console for Microsoft SharePointをホストするコンピュータの完全修飾ドメイン名を入力します。 |
|
インストール前のサマリー |
インストールするコンポーネントのリストを確認します。 「インストール」をクリックします。 |
構成マネージャの起動 |
構成マネージャを起動します。 構成マネージャは次の場所にあります。
hostはインストール先のホスト、portは指定したポートです。 ユーザー名 構成マネージャに、最近インストールされたすべてのコンポーネントのリストが表示されます。各コンポーネントの横のリンクをクリックすると、インストールを完了するために構成する必要がある設定が表示されます。構成マネージャの設定の詳細は、構成マネージャのオンライン・ヘルプまたはOracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Interaction管理者ガイドを参照してください。 構成マネージャでのすべてのタスクを完了したら、インストーラに戻ります。 |
アプリケーション設定の確認 |
アプリケーション設定の構成を完了したか、または後で構成を完了するかを選択します。 |
インストール完了 |
インストーラの終了時に、インストールを完了するためにコンピュータを再起動するように要求される場合があります。要求された場合は、この時点でコンピュータを再起動するのか、後で手動で再起動するのかを選択します。「完了」をクリックします。 注意: インストールするように選択したコンポーネントに応じて、Oracle WebCenter Interactionインストーラにより追加のインストーラが起動されます。Oracle WebCenter Interactionインストーラが終了する前に、追加コンポーネントのインストーラにより、コンピュータを再起動するように要求される場合があります。別のインストーラの実行中にコンピュータの再起動が求められた場合、コンピュータを後から手動で再起動するオプションを選択します。最後のインストーラの完了後にコンピュータを再起動するように要求されなかった場合は、コンピュータを手動で再起動します。 |