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Oracle® Enterprise Manager for Oracle TimesTen In-Memory Databaseユーザーズ・ガイド
リリース12.1.0.3.0
E64876-01
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4 TimesTenインスタンス・ホーム・ページの操作

この章では、TimesTenインスタンス・ホーム・ページについて説明します。ホーム・ページはTimesTenインスタンスに関する情報の概要を伝達します。

内容は次のとおりです。

TimesTenインスタンス・ホーム・ページの表示

ホーム・ページを表示するには、TimesTenインスタンス・ターゲット・ページを開いている必要があります。TimesTenインスタンス・ターゲット・ページへの移動については、「TimesTenターゲット・ページへの移動」を参照してください。

「TimesTenインスタンス・ホーム」メニューから、「ホーム」を選択します。

TimesTenホーム・ページが表示されます。

TimesTenインスタンス・ホーム・ページの情報の分析

TimesTenインスタンス・ホーム・ページは4つのリージョンで構成されており、それぞれがTimesTenインスタンス・ターゲット専用にカスタマイズされています。

ここに詳細を説明するこの4つのリージョンは次のとおりです。

インスタンス・サマリー

図4-1 「インスタンス・サマリー」リージョン

図4-1の説明が続きます
「図4-1 「インスタンス・サマリー」リージョン」の説明

このリージョンには、TimesTenインスタンス・ターゲットに関する次の情報が表示されます。

  • インスタンス

    現在のTimesTenインスタンスの名前。

  • バージョン

    現在のTimesTenインスタンスのバージョン

  • ホスト名

    TimesTenが実行されているホストの名前。これは、ホスト・ターゲット・ページを表示できるリンクです。

  • 管理者

    TimesTenインスタンス管理者のオペレーティング・システム・ユーザー名。

「詳細」ボタンをクリックすると、TimesTenインスタンスについてさらに詳細情報が表示されます。インスタンスの詳細情報をさらに表示するには、TimesTenインスタンス・ターゲットに優先資格証明が必要です。優先資格証明の設定の詳細は、「ターゲットの優先資格証明の設定」を参照してください。詳細なインスタンス情報のダイアログには、ttVersion -mユーティリティの出力が表示されます。ttVersionユーティリティとその出力の詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseリファレンス』のttVersionに関する項を参照してください。

デーモン・ステータス

図4-2 「デーモン・ステータス」リージョン

図4-2の説明が続きます
「図4-2 「デーモン・ステータス」リージョン」の説明

このリージョンには、TimesTenデーモンに関する次の情報が表示されます。

  • デーモン・ステータス

    この値は「稼働中」または「停止中」のいずれかが可能です。TimesTenインスタンスおよびTimesTenデータベースを使用するには、TimesTenデーモンは「稼働中」である必要があります。TimesTenデーモンを開始および停止する方法の詳細は、「サービスの開始/停止」を参照してください。

  • ポート

    TimesTenデーモンがリスニングしているポート番号。このポート番号が別のアプリケーションとの競合の原因となる場合は、ttmodinstall -portユーティリティを使用してTimesTenデーモンのポート番号を変更することを検討してください。詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseリファレンス』のttmodinstallに関する項を参照してください。

  • プロセスID

    TimesTenデーモン・プロセスのプロセス識別子。

サーバー・ステータス

図4-3 「サーバー・ステータス」リージョン

図4-3の説明が続きます
「図4-3 「サーバー・ステータス」リージョン」の説明

このリージョンには、TimesTenサーバーに関する次の情報が表示されます。

  • サーバー・ステータス

    この値は「稼働中」または「停止中」のいずれかが可能です。このTimesTenインスタンスに属するTimesTenデータベースでクライアント/サーバー接続を受け入れるには、TimesTenサーバーが「稼働中」である必要があります。TimesTenサーバーを起動および停止する方法の詳細は、「サービスの開始/停止」を参照してください。

  • ポート

    TimesTenサーバーがリスニングしているポート番号。このポート番号が別のアプリケーションとの競合の原因となる場合は、TimesTenサーバーのポート番号を変更することを検討してください。詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseオペレーション・ガイド』のTimesTen Serverのオプションの変更に関する項を参照してください。

  • プロセスID

    TimesTenサーバー・プロセスのプロセス識別子。

ホストされているデータベース

図4-4 「ホストされているデータベース」リージョン

図4-4の説明が続きます
「図4-4 「ホストされているデータベース」リージョン」の説明

このリージョンには、TimesTenインスタンスに属するデータベースが表形式で表示されます。この情報は、このTimesTenインスタンスに関連付けられているすべてのデータベースのステータスを確認する場合に役立ちます。

各列の説明は次のとおりです。

  • データベース

    この値はデータストアのパスの最後の部分から取ります。たとえば、データストアのパスが/var/tt/sampledb_1122の場合、データベース名はsampledb_1122です。

    データベースがTimesTenデータベース・ターゲットである場合、データベース名をクリックすると、TimesTenデータベース・ターゲットのホーム・ページを開くことができます。TimesTenデータベース・ホーム・ページの詳細は、「TimesTenインスタンス・ホーム・ページの操作」を参照してください。

  • 合計接続数

    データベースに直接リンク接続とクライアント/サーバー接続の合計数。

  • クライアント・サーバー接続

    データベースへのクライアント/サーバー接続の数。

  • RAMステータス

    この値は「ロード済」または「未ロード」のいずれかが可能です。データベースがメモリーにロードされている場合、RAMステータスは「ロード済」です。

  • キャッシュ・エージェント

    この値は「稼働中」、「停止中」または「N/A」のいずれかが可能です。キャッシュ・グループが構成されていない場合、この値は「N/A」です。キャッシュ・エージェントは、Oracle 11gまたは12cデータベースのデータのキャッシュを読み書きするために使用します。キャッシュ・エージェントを開始および停止する方法の詳細は、「エージェントの開始/停止」を参照してください。

  • レプリケーション・エージェント

    この値は「稼働中」、「停止中」または「N/A」のいずれかが可能です。レプリケーション・スキームを構成しなかった場合、この値は「N/A」です。TimesTenでは、TimesTenデータベース間でデータをレプリケートするか、Oracle 11gまたは12cデータベースにデータを非同期で書き込むためにレプリケーション・エージェントを使用します。キャッシュ・エージェントを開始および停止する方法の詳細は、「エージェントの開始/停止」を参照してください。

  • PLSQL

    この値は「有効」または「無効」のいずれかが可能です。データベースでPL/SQLサポートが有効になると、後で無効にすることはできません。詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseリファレンス』のPLSQLに関する項を参照してください。デフォルトでは、この列は表示されていません。この列を使用可能にするには、「表示」ボタンをクリックし、「列」「PLSQL」オプションの順にクリックします。

    さらに、行を選択して「詳細」をクリックすると、特定のデータベースへの接続をすべて表示できます。「詳細」をクリックすると、「現行接続数」ダイアログが開き、データベースへの接続が表示されます。「現行接続数」ダイアログには、ttStatus DSNユーティリティの接続出力が表示されます。ttStatusユーティリティとその出力の詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseリファレンス』のttStatusに関する項を参照してください。