ハードウェアアーキテクチャー、オペレーティングシステム、または Sun Ray Software バージョンの異なる Sun Ray サーバーがフェイルオーバーグループ内に混在する状況もあります。次のリストは、どのような Sun Ray サーバーの混在がフェイルオーバーグループでサポートされるかを示しています。
Oracle Solaris を実行している SPARC ベースのサーバーと x86 ベースのサーバーは、同じフェイルオーバーグループ内に混在できます。
Oracle Solaris を実行しているサーバーと Oracle Linux を実行しているサーバーは、同じフェイルオーバーグループ内に混在できません。
異なるバージョンの Sun Ray Software を実行しているサーバーは混在できます。ただし、本稼働環境での長期間の使用には推奨されません。複数のバージョンの Sun Ray Software を使用しているフェイルオーバーグループでは、最新のリリースで提供されるすべての機能を使用できるわけではありません。
複数のバージョンの Sun Ray Software がフェイルオーバーグループで使用されている場合、プライマリサーバーは使用しているバージョンの中でもっとも古いものを実行するようにしてください。そうでない場合は、プライマリサーバーに新しい機能が存在すると、古いバージョンを実行するセカンダリサーバーに Sun Ray データストアが正しく複製されない場合があります。
Sun Ray 環境に UNIX デスクトップユーザーがいる場合は、フェイルオーバーグループ内のすべての Sun Ray サーバーで同じバージョンのオペレーティングシステムを実行するようにしてください。そうしないと、同じホームディレクトリから異なるバージョンの GNOME デスクトップを使用したときに、デスクトップ状態が壊れる可能性があります。