Sun Ray Software は次の 2 つの操作モードを提供しています。
標準モード - Sun Ray サーバーにインストールされたプラットフォームに基づいて、デスクトップを提供します。たとえば、Sun Ray Software が Oracle Linux にインストールされると、ユーザーは Oracle Linux デスクトップを取得します。ユーザーはこのプラットフォームに認証され、プラットフォームに配置されたアプリケーションを従来どおりに実行します。
キオスクモード - 実際のデスクトップまたはアプリケーションがほかの場所で実行されていても、制限のないさまざまなデスクトップまたはアプリケーションをユーザーに提供します。キオスクモードは Sun Ray サーバープラットフォームの通常の認証方法を無視し、管理者が定義した内容を実行します。カスタマイズされたセッションタイプを作成すると、キオスクセッションは、Firefox Web ブラウザの全画面インスタンスから、仮想マシンで実行されている Windows 7 の全画面のデスクトップまで、あらゆるものに使用できます。
デフォルトでは、Sun Ray Software は次の事前定義済みのセッションタイプを提供しており、これをユーザーに対して構成できます。
Sun Ray Connector for Windows OS - Windows Connector を使用して Windows のデスクトップを提供します。
VMware View Manager セッション - VMware View Connector を使用して、Windows 仮想マシンを提供します。
Sun Java Desktop System 3 - ほかのアプリケーションを実行できる、ロックダウンされた Oracle Solaris 10 デスクトップ環境を提供します (Oracle Solaris 10 の Sun Ray サーバーのみ)。
共通デスクトップ環境 (廃止) - ほかのアプリケーションを実行できる、ロックダウンされた Oracle Solaris 10 デスクトップ環境を提供します (Oracle Solaris 10 の Sun Ray サーバーのみ)。
キオスクモードでは、公衆キオスクなど、設定に非認証アクセスを使用することもできますが、この場合、ユーザーは認証資格の入力を要求されません。