このページには、Sun Ray クライアントや Oracle Virtual Desktop Client など、登録済みのすべてのデスクトップユニット (DTU) が一覧表示されます。デスクトップユニットまたは DTU を表すために、デスクトップクライアントまたはクライアントという用語も使用されます。
クライアントは、はじめて Sun Ray サーバーに接続したときに Sun Ray データストアに自動的に登録されます。(最初の接続より前に情報を登録する場合は、新しいクライアントを手動でデータストアに追加できます。)クライアントの場所など、組織内でクライアントを管理するのに役立つほかの情報を保存することもできます。
Sun Ray クライアントの場合は、クライアント認証用の公開 - 非公開鍵ペアも Sun Ray データストアに保存されます。格納された各鍵には、特定の MAC アドレスを持つクライアントの鍵の真正性がサーバーによって確認されたかどうかを示すステータスが付加されます。Oracle Virtual Desktop Client の場合、その鍵はクライアント識別子に直接関連付けられるため、クライアントのデータストアエントリとともに格納されることはありません。
Sun Ray Software ポリシーの一部としてクライアント認証およびハードセキュリティーが有効になっている場合、Sun Ray クライアントはそのクライアント鍵が確認されるまで使用できません。Oracle Virtual Desktop Client のクライアント鍵は自動的に確認されます。
詳細については、11章クライアントとサーバーの間のセキュリティーを参照してください。
検索フィールドを使用して、表示するデスクトップユニットのリストを絞り込みます。デスクトップユニット、接続済みデスクトップユニット、トークンリーダー、およびマルチヘッドグループの分類から、リストを絞り込むことができます。
新しいデスクトップユニットをリストに追加します。クライアントは、はじめて接続したときに Sun Ray データストアに自動的に追加されますが、クライアントの情報を事前に登録することもできます。
1 つ以上のデスクトップユニットを削除します。これにより、クライアントのすべての情報が Sun Ray データストアから削除されます。
デスクトップユニットの詳細を表示します。
クライアント識別子をクリックして、デスクトップユニットの詳細を編集します。詳細については、Section B.3.1, “デスクトップユニットプロパティー”を参照してください。
検索フィールドを使用すると、「デスクトップユニット」テーブルに表示するものを絞り込むことができます。ドロップダウンメニューを使用して、すべてのデスクトップユニット、接続済みデスクトップユニット、トークンリーダー、またはマルチヘッドグループの分類によってデスクトップユニットを表示できます。デフォルトでは、検索フィールドにワイルドカード (*) が入力され、現在の種類に一致するすべてのデスクトップユニットが表示されます。クライアントの ID または ID の一部を検索フィールドに指定して、表示するデスクトップユニットのリストをさらに絞り込むこともできます。新しい検索文字列を入力したあとは、いつでも「検索条件をリセット
」をクリックして、デフォルトに戻すことができます。
テーブルで何も選択されていない場合は、「新規」ボタンが使用可能になります。「新規」ボタンを使用すると、使用するクライアントの情報を事前に登録できます。テーブルで 1 つ以上の既存クライアントを (個別に、または「すべて選択」ボタンで) 選択した場合は、「削除」ボタンを使用して、それらを Sun Ray データストアから削除できます。
識別子 - セッションに接続されているクライアントのクライアント ID (短いバージョン)。たとえば、Sun Ray クライアントの場合は 080020b5ca55
、Oracle Virtual Desktop Client の場合は d8b3a4eb29497e0c6fbb0f2a810267f5
などです。クライアントの詳細を表示するには、クライアント ID をクリックします。詳細については、Section B.3, “「デスクトップユニット」タブ”を参照してください。
場所 - デスクトップユニットの場所 (ユーザー定義)。
その他の情報 - デスクトップユニットに関する一般的な情報 (ユーザー定義)。
クライアント鍵ステータス - クライアント認証のステータスを示します。
自動 - Oracle Virtual Desktop Client のクライアント鍵は自動的に確認されます。
確認済み - クライアント鍵はサーバーによって確認されています。
競合 - 同じクライアント識別子に複数の鍵が使用されている場合で、どの鍵の真正性も確認されていないときは、セキュリティー問題を示している可能性があるため、競合としてマークされます。この場合、いずれかの鍵が有効であると確認されるまで、このクライアントからの接続試行は拒否されます。
未確認 - クライアント鍵はサーバーによって確認されていません。ハードセキュリティーが設定されている場合、クライアントは接続できません。
utdesktop
このページにはデスクトップユニットの詳細が表示され、そのプロパティーを編集できます。
デスクトップユニットの詳細を表示します。
デスクトップクライアントに関して場所やその他の詳細情報を編集します。
デスクトップユニットのクライアント鍵を確認または削除します。
Sun Ray クライアントをトークンリーダーとして構成します。
「編集」ボタンを使用すると、デスクトップユニットに関して場所やその他の情報を編集できます。Sun Ray クライアントをトークンリーダーとして構成することもできます。
場所 - デスクトップユニットの場所 (ユーザー定義)。
その他の情報 - デスクトップユニットに関する一般的な情報 (ユーザー定義)。
モデル - デスクトップユニットのモデル名。モデル名は、サーバーの TFTP ホームディレクトリで使用される名前と同じです。SunRayS1
というモデル名は Oracle Virtual Desktop Client を示します。
ファームウェア - 接続されている場合は、Sun Ray クライアントに現在インストールされている Sun Ray Operating Software のバージョンを表示します。
現在のトークン - 接続されている場合は、接続に使用されている現在のトークンを表示します。詳細を表示するには、「トークンの詳細の表示
」をクリックします。
UNIX ユーザー - 接続されている場合は、デスクトップユニットにログインしている UNIX ユーザーの ID を表示します。デスクトップユニット上のセッションを終了するには、「セッションの終了
」または「アイドルセッションの終了
」をクリックします。
サーバー - 接続されている場合は、デスクトップユニットが接続されている Sun Ray サーバーを表示します。詳細を表示するには、「サーバーの詳細の表示」をクリックします (詳細は、Section B.1.1, “サーバーの詳細”を参照)。
ステータス - セッションが「接続済み
」か「切断
」かを示します。
接続済み - 接続済みステータスのセッションがクライアントに現在表示されています。ユーザーがスマートカードを取り外したり、utswitch コマンドや utselect コマンドなどを使用してクライアントを明示的に別のセッションに切り替えたりすると、セッションは自動的に切断されます。
切断 - これらのセッションは引き続きサーバー上で実行されますが、クライアントに接続されていないため、結果的に表示されません。ただしユーザーは、たとえば適切なトークンが含まれているスマートカードをクライアントのカードリーダーに挿入することで、切断されたセッションに再接続できます。こうするとセッションの状態が「接続」に変わり、そのクライアントに表示されます。
クライアント鍵 - Sun Ray クライアントのクライアント鍵を一覧表示します。選択したあと、クライアント鍵を確認または削除できます。
トークンリーダー - Sun Ray クライアントがトークンリーダーかどうかを示します。デスクトップユニットをトークンリーダーとして構成するには、「編集」をクリックします。トークンリーダーとして構成されている Sun Ray クライアントはホットデスクをサポートしません。これらは、新しいトークンの登録のために使用されます。
utdesktop
utkeyadm
utreader