makefile_intg
ファイルは、UDBとリンク設定されるランタイムの生成に役立つサンプルを提供します。ユーザーはこのサンプルを他の使用法(UDBとの部分リンク設定、DB2接続とのリンク設定など)に応用できます。
CICS Runtimeサーバーは、makefile_intg
という名前のmakefileを使用してOracleデータベースまたはUDB (LUW)データベースにリンクできます。このmakefileは、DB2DIR
またはORACLE_HOME
という環境変数を設定することで、使用中のデータベースを検出します。
DB2DIR
が存在する場合、makefileはOracleライブラリではなくUDBライブラリをサーバーとリンクさせ、影響を受けたサーバーをバインドまたは再バインドしてTMS_UDB
をビルドします。ARTTSQサーバーを構築するためのkix_tsrecov_UDBまたはkix_tsrecov_Oracle
のリンク設定が含まれます。crtstable_UDB
スクリプトを使用して実行する必要があります。ORACLE_HOME
が存在する場合、makefileはサーバーとOracleライブラリをリンクまたは再リンクさせ、TMS_ORA
をビルドします。DB2DIR
およびORACLE_HOME
)が両方とも存在するか、あるいは両方とも存在しない場合、makefileは処理を停止して明確なエラー・メッセージを発行します。 また、次の例に示すように、makefile_intg
ファイルのDATABASE
変数を変更すると、UDBまたはOracleリンクを強制できます。
#DATABASE=$(DATABASE_U)$(DATABASE_O)
DATABASE=UDB
提供されるサーバーはOracleと共に使用するように構築されます。このようなサーバーをUDB用に再構築するには次を実行します。
注意: | UDBのリンク設定では、Tuxedo RMファイルに次の行があることを確認してください。 |
UDB_XA:db2xa_switch_std:-L${DB2DIR}/lib64 -ldb2