インストレーション・ガイド

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サンプル・アプリケーション

この章では、Oracle Tuxedo for OpenVMSで提供されるsimpappサンプル・アプリケーションの実行方法について説明します。その他のサンプル・アプリケーションについては、サンプル・アプリケーションのディレクトリにあるRead Meファイルに記載されています。

 


simpapp

この項では、simapp(Oracle Tuxedoで提供されるサンプル・アプリケーション)に基づいたサンプル・アプリケーションのビルド、構成、実行および停止の手順について説明します。

開始する前に、次の点を確認してください。

これで、開始準備ができました。

  1. クライアントおよびサーバーの実行可能ファイル(simpclとsimpserv)をビルドします。
    1. インストール後のすべての手順が実行され、すべての論理名とシンボルが正しく作成されたことを確認します。詳細は、「インストール後の作業」の章を参照してください。
    2. すべてのファイルをDKA100:[Tuxedo.APPS.SIMPAPP]からDKA100:[TUXAPP]にコピーします。コピーしたファイルには、SIMPCL.CSIMPSERV.CREADME.vmsおよびUBBBSIMPLEが含まれます。
    3. コマンドラインで、クライアントの実行可能ファイルを生成します。
      buildclient -o SIMPCL.EXE -f SIMPCL.C
    4. SIMPCL.EXEのシンボルを定義します。
      SIMPCL:==$ DKA100:[TUXAPP]SIMPCL.EXE
    5. サーバー・プログラムを生成します。
      buildserver -o SIMPSERV.EXE -f SIMPSERV.C -s "TOUPPER"
  2. UBBSIMPLEを変更します。
    1. 一意の整数値をIPCKEYに割り当てます。
    2. DKA100:[TUXAPP]APPDIRに割り当てます。
    3. DKA100:[Tuxedo]TUXDIRに割り当てます。
    4. DKA100:[TUXAPP]TUXCONFIGTUXCONFIGに割り当てます。
    5. マシンでhostnameコマンドを実行し、マシンの名前を確認します。次に、machine_nameエントリをマシンの名前で置き換えます。
    6. VMSマシンでid コマンドを実行し、UIDとGIDを確認します。次に、*MACHINEセクションのUIDとGIDの値を変更します。
  3. バイナリ・バージョンのUBBSIMPLE構成ファイルを作成します。DKA100:[TUXAPP]TUXCONFIGという名前のファイルが作成されます。
  4. $ tmloadcf -y UBBSIMPLE
  5. アプリケーションを起動します。
  6. $ tmboot -y
  7. シンプル・クライアントを実行します。
  8. $ simpcl abc

シンプル・クライアントによってTOUPPERサービスが呼び出され、入力文字列(文字列abc)が指定されます。TOUPPERによって文字列が大文字(ABC)に変換され、新しい文字列がクライアントに送信されます。

  1. Oracle Tuxedoサンプル・アプリケーションを停止します。
  2. $ tmshutdown -y 

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