| Oracle® Application Testing Suiteスタート・ガイド バージョン9.31 B62629-03 |
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このチュートリアルでは、Oracle OpenScriptの主要な機能を段階を追って説明します。このチュートリアルは、次の例で構成されています。
Avitek Medical Recordsサンプル・アプリケーションの起動: サンプルのAvitek Medical Recordsサーバーをこのチュートリアルで使用するために起動する方法を説明します。
Oracle OpenScriptの起動: OpenScriptの起動方法を説明します。
Web機能テスト・スクリプトの作成: Web機能テスト・スクリプト・プロジェクトを作成し、スクリプトを記録する方法を説明します。
スクリプトを使用した作業: OpenScriptスクリプト・ツリーの機能と、記録したスクリプトの構造と内容を検証する方法を説明します。
Web機能テスト・スクリプトの再生: 記録したWeb機能テスト・スクリプトを再生し、結果を表示する手順を説明します。
スクリプトへのテストの追加: OpenScriptスクリプトにテストを追加する方法を説明します。
HTTPテスト・スクリプトの作成: HTTPプロトコル負荷テスト・スクリプト・プロジェクトを作成し、負荷テスト・スクリプトを記録する方法を説明します。
データバンクを使用したHTTPテスト・スクリプトの作成: HTTPプロトコル負荷テスト・スクリプト・プロジェクトを作成し、データバンクを構成および使用して外部ファイルのデータを使用するログイン・フォームの反復テストを実行する方法を説明します。
Avitek Medical Recordsサーバーの停止: このチュートリアルで使用したサンプルのAvitek Medical Recordsサーバーを停止する方法を説明します。
このチュートリアルは、最初から最後まで順番に実行するよう構成されています。これらの例の多くは相互に関連しており、前の例の手順を元に構築されます。
このチュートリアルでは、OpenScriptスクリプトの記録および再生にAvitek Medical Recordsサンプル・アプリケーションを使用します。OpenScriptスクリプト・プロジェクトを作成してスクリプトを記録する前に、WebLogicサーバーおよびAvitek Medical Recordsサンプル・アプリケーションをシステムで起動する必要があります。
WeblogicサーバーおよびAvitek Medical Recordsサンプル・アプリケーションを起動する手順は、次のとおりです。
「スタート」メニューから「プログラム」を選択し、次に「Oracle Application Testing Suite」メニューから「サンプル」を選択します。
MedRecアプリケーションの起動を選択します。
WeblogicサーバーでAvitek Medical Recordsサンプル・アプリケーションが起動されるのを待ちます。
サーバーとサンプル・アプリケーションが起動されたらブラウザ・ウィンドウを閉じます。OpenScriptスクリプトの記録時には、記録するWebアドレスを指定するためにブラウザ・ウィンドウが自動的にまた開かれます。
OpenScriptを起動する手順は、次のとおりです。
「スタート」メニューから「プログラム」を選択し、次に「Oracle Application Testing Suite」スタート・メニューから「OpenScript」を選択します。
この例では、OpenScript Web機能テスト・スクリプト・プロジェクトの作成と、スクリプトの記録を説明します。スクリプト・プロジェクトは、OpenScriptスクリプトの基本構造を作成します。最初は、スクリプト・プロジェクトには、「初期化」、「実行」および「終了」ノードと基礎となるJavaコードのみが含まれます。OpenScriptの記録機能を使用して、ページ・ナビゲーションを記録し、スクリプトのJavaコードを生成します。
Web機能テスト・スクリプト・プロジェクトを作成する手順は、次のとおりです。
「ファイル」メニューから「新規」を選択します。
「機能テスト(ブラウザ/GUI自動化)」フォルダから「Web」を選択します。
「次」をクリックします。
「リポジトリ」が「デフォルト」に設定されていることを確認します。
スクリプト名として「WebTutor」と入力します。
「終了」をクリックします。OpenScriptによってスクリプト・プロジェクトが作成され、次のように「初期化」、「実行」および「終了」ノードがスクリプト・ビューに表示されます。
スクリプトを記録すると、ページ・ナビゲーションが取得され、テストのためのスクリプト再生の実行に使用されるJavaコードが生成されます。Web機能テスト・スクリプトは、ブラウザ・オブジェクトで実行されたアクションを記録して再生します。
この例では、Avitek Medical Recordsサンプル・アプリケーションを開き、患者としてログインします。記録中に、ログインが成功したことを検証するために、テキスト一致テストを追加します。
Web機能テスト・スクリプトを記録する手順は、次のとおりです。
「スクリプト」メニューから「記録」を選択するか、「記録」ツールバー・ボタンをクリックします。OpenScriptにより、ブラウザ・ウィンドウとOpenScriptツールバー・ウィンドウが開かれます。
ブラウザのアドレス行にhttp://<machineName>:7011/medrec/と入力して[Enter]を押します。
アプリケーションがロードされたら、MedRec!の使用開始をクリックします。2つ目のブラウザ・ウィンドウにAvitek Medical Recordsサンプル・アプリケーションが開かれます。
「Patient」セクションの下の「ログイン」をクリックします。
電子メール・アドレスとして「fred@golf.com」と入力します。
パスワードとして「weblogic」と入力します。
「送信」をクリックします。
OpenScriptフローティング・ツールバーの「テキスト一致テスト」ボタンをクリックします。
テスト名として「WebText1」と入力します。
「照合するテキスト」として「Successfully logged in! Click here to continue」と入力します。
「ソース」が「HTML表示コンテンツ」に設定されていることを確認します。
「次の場合に成功」が「存在する場合は成功」に設定されていることを確認します。
「一致」が「完全」に設定されていることを確認します。
「検証のみ、失敗なし」が選択されていることを確認します。
「OK」をクリックします。
正常にログインしました。ここをクリックして続行しますをクリックします。
Avitek Medical Recordsアプリケーションで「ログアウト」をクリックします。
Avitek Medical Recordsアプリケーションのブラウザ・ウィンドウを閉じます。
WeblogicサーバーのAvitek Medical Recordsサンプル・アプリケーションのブラウザ・ウィンドウを閉じます。
2番目のブラウザ・ウィンドウを閉じると、記録が自動的に停止します。スクリプト・ツリー・ビューには、次のようにプラス・アイコンが表示され、スクリプトにノードが追加されたことが示されます。
スクリプトを保存します。
この例では、OpenScriptスクリプト・ツリーの機能と、記録したスクリプトの構造と内容を検証する方法を説明します。
スクリプトの記録後、ツリー・ビューを展開して、スクリプトに記録されたページ・ナビゲーション、アクションおよびパラメータを表示できます。この例を開始する前に、例1で記録したスクリプトがまだ表示されていることを確認してください。
スクリプト・アイテムに関する情報を表示する手順は、次のとおりです。
次のように、「初期化」セクションを展開してツリーを展開します。
「初期化」セクションは、スクリプト再生時の最初に1回のみ実行するコマンドを実行します。ここで記録したスクリプトでは、「ブラウザの起動」が「初期化」セクションにある唯一のアクションです。
次のように、「実行」セクションを展開してツリーを展開します。
「実行」ノードには、「ステップ・グループ」としてスクリプトに記録されたナビゲーションが含まれます。デフォルトで、OpenScriptのWeb機能テスト・スクリプトは、Webページ・ナビゲーションに基づいてステップ・グループを作成します。ステップ・グループのプリファレンスは、OpenScriptのプリファレンスで変更できます。
次のように、[5] (/loginPatient.action)ステップ・グループを展開し、WaitForPage (http://systemName:7011/medrec/loginPatient.action)ノードを選択します。
ステップ・グループ・ノードには、Webページでの特定のナビゲーションやアクションについて記録されたアクションとパラメータが表示されます。
詳細ビュー・タブには、記録されたページのスクリーン・ショット、HTMLソース、およびページをレンダリングしているブラウザを含めた、特定のナビゲーションの詳細が表示されます。
スクリプトの詳細を表示するには、「スクリーンショット」、「HTML」および「ブラウザ」タブをクリックします。
WaitForPage (http://systemName:7011/medrec/loginPatient.action)ノードを展開します。次のように、スクリプトは「思考時間」ノードに、記録中に発生したユーザー待機時間を含めて記録します。
「思考」ノードを選択し、マウスの右ボタンをクリックして「プロパティ」を選択します。「思考時間」プロパティでは、次のように、スクリプトに記録された待機時間を編集できます。
「思考時間」の値を変更し、「OK」をクリックします。スクリプトの記録中に長い待機時間が発生し、これを削減したい場合、この方法が役立ちます。
「テキスト一致テスト: Web、Text」ノードを右クリックして「プロパティ」を選択します。次のように、「テキスト一致テスト」プロパティを表示したり、変更できます。
「取消」をクリックして、「テキスト一致テスト」プロパティを変更せずに終了します。
他のスクリプト・ノードのプロパティを開き、表示します。
スクリプト・プロジェクトを作成してスクリプトを記録すると、自動的にJavaコードが生成されます。「Javaコード」ビューでは、スクリプトのナビゲーションおよびデータを、Javaプログラミング・コードとして表示します。Javaコード・ビューはツリー・ビューと対応しています。コード・ビューで変更があると、自動的にツリー・ビューも更新されます。Javaコード・ビューには、次の標準プロシージャがあります。
initialize(): ツリー・ビューの「初期化」ノードに対応しており、スクリプト再生時に最初に1回追加されるカスタム・コードがあればそれを実行します。
run(): ツリー・ビューの「実行」ノードに対応しており、スクリプトの再生中に記録済コードおよびカスタム・コードを1回以上(データバンクまたは他のカスタム・プログラムによって異なる)実行します。
finish(): ツリー・ビューの「終了」ノードに対応しており、スクリプト再生時の最後に1回追加されるカスタム・コードがあればそれを実行します。
使用できるプロシージャ一覧のIntellisenseウィンドウを開くには、[Ctrl]キーを押しながら[Space]キーを押します。その他のプログラミング情報の詳細は、OpenScriptプラットフォームのリファレンス・ヘルプのAPIリファレンスを参照してください。
この例では、記録したWeb機能テスト・スクリプトを再生する手順を説明します。また、結果ログも表示します。Web機能テスト・スクリプトは、ブラウザ・オブジェクトのアクションを実行します。再生中にブラウザが開かれ、スクリプト・アクションが発生する状態が表示されます。
OpenScriptスクリプトを再生する手順は、次のとおりです。
記録したスクリプトを再生するには、「スクリプト」メニューから「再生」を選択するか、「再生」ツールバー・ボタンをクリックします。スクリプトのステップ・グループにあるナビゲーションとアクションが、記録された順序で再生されます。ブラウザが各ページにナビゲートし、それぞれのページのテストがあれば実行し、結果を「結果」ビューに表示します。
再生の完了後、次の手順で「結果」ツリーを展開して、各ステップ・グループの結果を表示します。
結果の成功は、すべての参照されたリソースが使用可能であることを意味しています。Oracle OpenScriptでは、自動的に結果レポートを生成され、レポートが「詳細」ビューに開かれます。
結果レポートを「詳細」ビューで表示するには、次の手順で最上位レベルの「結果」ノードを選択するか、「結果」ビューでスクリプト名を選択します。
すべてのテストが成功しています。これは、スクリプトの記録に使用したものと同じバージョンのWebページを使用してスクリプトを再生したためです。これにより、WebアプリケーションまたはWebサイトのコンテンツおよび構造に関するテストのベースラインが確立されます。
「結果」ビューの「実行」ノードを展開し、次にステップ・グループ[5] (/loginPatient.action)の結果を展開します。
[5] (/loginPatient.action)の下のWaitForPageノードを選択します。「詳細」ビューにその特定のステップ・グループの結果が表示されます。
「詳細」ビューの「比較」タブをクリックします。「比較」タブでは、次のように、記録したHTMLコンテンツ、スクリーン・ショットおよびページ・ナビゲーションのブラウザ・レンダリングを、再生した値と比較できます。
ページのHTMLソースおよびブラウザ・レンダリングの記録と再生を比較するには、「比較」リストの「コンテンツ」および「ブラウザ」オプションを選択します。
この例では、OpenScriptスクリプトにテストを追加する方法を説明します。前の例で記録したスクリプトがOpenScriptで開かれていることを確認してください。
OpenScriptでは、Web機能テスト・スクリプトのページに次のテスト・タイプを追加できます。
テキスト一致テスト
サーバー・レスポンス・テスト
オブジェクト・テスト
表テスト
他のOpenScriptテスト・モジュールでは、モジュールのタイプに固有のテスト・タイプを提供しています。
サーバー・レスポンス・テスト・ケースでは、スクリプト内のページにサーバーがアクセスする際のレスポンス時間を測定します。
サーバー・レスポンス・テストを追加する手順は、次のとおりです。
スクリプト・ツリーの[2] (/medrec/)ステップ・グループを展開します。
WaitForPage (http://systemName:7011/medrec/index.action)ノードを選択します。
「スクリプト」メニューの「追加」を選択し、「その他」を選択します。
「Webテスト」フォルダを展開し、「サーバー・レスポンス・テスト」を選択して、「OK」をクリックします。OpenScriptにより、次のように、「サーバー・レスポンス・テスト」プロパティ・ダイアログ・ボックスが開かれます。
テスト・ケース名として「WebTimer1」と入力します。
「OK」をクリックしてスクリプトでテストを表示します。OpenScriptにより、次のようにテストがスクリプト・グループに追加されます。
表テスト・ケースでは、Webページの表オブジェクトにカスタム・テストを定義できます。「表テスト」プロパティでは、表オブジェクトをWebページからマウスでハイライト表示することによって直接選択できます。また、プロパティでは、テストする表オブジェクト・プロパティと、実行するテストのタイプも指定できます。
表テストを追加する手順は、次のとおりです。
スクリプト・ツリーの[5] (/viewLoginResult.action)ステップ・グループを展開します。
WaitForPage (http://systemName:7011/medrec/patient/viewLoginResult.action)ノードを選択します。
「スクリプト」メニューの「追加」を選択し、「その他」を選択します。
「Webテスト」フォルダを展開し、「表テスト」を選択して、「OK」をクリックします。OpenScriptにより、次のように、「表テスト」プロパティ・ダイアログ・ボックスが開かれます。
「パス」フィールドの隣の「ブラウザ内のオブジェクトの取得」ボタンをクリックして選択し、メニューから「オブジェクトの取得」を選択します。取得モードが開始されます。
ブラウザ・ウィンドウでMedical Recordsサンプル・アプリケーション(http://systemName:7011/medrec/)を開きます(ブラウザ・ウィンドウは前の例で開かれたままです)。
Start using MedRec!をクリックして、表データのあるページにナビゲートします。
「Patient」セクションの下の「ログイン」をクリックします。
電子メール・アドレスとして「fred@golf.com」と入力します。
パスワードとして「weblogic」と入力します。
「送信」をクリックします。
正常にログインしました。ここをクリックして続行しますをクリックします。
「Prescriptions」表の上にマウスを置き、表をハイライト表示します。
[F10]キーを押して、「オブジェクトの選択」ダイアログ・ボックスにオブジェクト・パスを取得します。
「OK」をクリックします。次のように、Medical Recordsサンプル・アプリケーションWebページのオブジェクト・パスが「表テスト」プロパティに追加されます。
「表テスト」プロパティでは、表のそれぞれのセルの個別テストを有効または無効にできます。「テスト詳細」セクションには、現在選択されている表せるの詳細が表示されます。
行2、3および4にあるすべてのデータ・アイテムのチェック・ボックスの選択を解除します(必要に応じて表をスクロールします)。これにより、ヘッダー行はテストされますが、データ行はテストされません。
テスト名として「WebTable」と入力します。
「OK」をクリックしてスクリプトでテストを表示します。OpenScriptにより、次のようにテストがスクリプト[6] (/viewLoginResult.action)スクリプト・グループに追加されます。
スクリプトを保存します。
Medical Recordsサンプル・アプリケーションのブラウザ・ウィンドウを閉じます。
スクリプトを再生し、すべてのテストが成功することを検証します。
完了したらWebTutorスクリプトを閉じます。
この例では、アプリケーションの負荷テストに使用するHTTPテスト・スクリプト・プロジェクトを作成する方法を説明します。HTTPテスト・スクリプトは、HTTPプロトコルを使用して実行されたナビゲーションを記録して再生します。HTTPスクリプトは、通常、Oracle Load Testingアプリケーションを使用して、アプリケーションの負荷テストを実行するために使用されます。
HTTPスクリプト・プロジェクトを作成する手順は、次のとおりです。
「ファイル」メニューから「新規」を選択します。
「ロード・テスト(プロトコル自動化)」フォルダから「Web/HTTP」を選択します。
「次」をクリックします。
「リポジトリ」が「デフォルト」に設定されていることを確認します。
スクリプト名として「HTTPTutor1」と入力します。
「終了」をクリックします。OpenScriptによってスクリプト・プロジェクトが作成され、「初期化」、「実行」および「終了」ノードがスクリプト・ビューに表示されます。
HTTPスクリプトを記録する手順は、次のとおりです。
「スクリプト」メニューから「記録」を選択するか、「記録」ツールバー・ボタンをクリックします。OpenScriptにより、ブラウザ・ウィンドウとOpenScriptツールバー・ウィンドウが開かれます。
キャッシュを消去するかどうか求められた場合は、「はい」をクリックします。
ブラウザのアドレス行にhttp://<machineName>:7011/medrec/と入力して[Enter]を押します。
アプリケーションがロードされたら、MedRec!の使用開始をクリックします。2つ目のブラウザ・ウィンドウにAvitek Medical Recordsサンプル・アプリケーションが開かれます。
「Administrator」セクションの下の「ログイン」をクリックします。
電子メール・アドレスとして「admin@avitek.com」と入力します。
パスワードとして「weblogic」と入力します。
「送信」をクリックします。
「保留中のリクエストの表示」をクリックします。
Avitek Medical Recordsアプリケーションで「ログアウト」をクリックします。
Avitek Medical Recordsアプリケーションのブラウザ・ウィンドウを閉じます。
WeblogicサーバーのAvitek Medical Recordsサンプル・アプリケーションのブラウザ・ウィンドウを閉じます。記録が自動的に停止されます。
スクリプトを再生し、エラーがないことを検証します。
この例では、HTTPテスト・スクリプトを作成し、データバンクを使用してテストを実行する方法を説明します。また、この例では、テキスト一致テスト・ケースでデータバンクを使用して、ログインの結果ページを検証する方法の1つを説明します。データバンクにより、データバンク・ファイルのデータを使用して反復テストを実行できます。
HTTPスクリプト・プロジェクトを作成する手順は、次のとおりです。
「ファイル」メニューから「新規」を選択します。
「ロード・テスト(プロトコル自動化)」フォルダから「Web/HTTP」を選択します。
「次」をクリックします。
「リポジトリ」が「デフォルト」に設定されていることを確認します。
スクリプト名として「HTTPTutor2」と入力します。
「終了」をクリックします。OpenScriptによってスクリプト・プロジェクトが作成され、「初期化」、「実行」および「終了」ノードがスクリプト・ビューに表示されます。
HTTPスクリプトを記録する手順は、次のとおりです。
「スクリプト」メニューから「記録」を選択するか、「記録」ツールバー・ボタンをクリックします。OpenScriptにより、ブラウザ・ウィンドウとOpenScriptツールバー・ウィンドウが開かれます。
ブラウザ・ウィンドウでMedical Recordsサンプル・アプリケーション(http://systemName:7011/medrec/)を再ロードします。
アプリケーションがロードされたら、MedRec!の使用開始をクリックします。2つ目のブラウザ・ウィンドウにAvitek Medical Recordsサンプル・アプリケーションが開かれます。
「Patient」セクションの下の「ログイン」をクリックします。
電子メール・アドレスとして「fred@golf.com」と入力します。
パスワードとして「weblogic」と入力します。
「送信」をクリックします。
正常にログインしました。ここをクリックして続行しますをクリックします。
Avitek Medical Recordsアプリケーションで「ログアウト」をクリックします。
Avitek Medical Recordsアプリケーションのブラウザ・ウィンドウを閉じます。
WeblogicサーバーのAvitek Medical Recordsサンプル・アプリケーションのブラウザ・ウィンドウを閉じます。記録が自動的に停止されます。
スクリプトのパラメータを表示する手順は、次のとおりです。
スクリプト・ツリーの[4] Oracle WebLogic Server - Medical Record Sample Applicationステップ・グループを展開します。ツリーの「ポスト・データ」ノードの下のパラメータは次のようになります。
usernameInputおよびpasswordInputパラメータは、データバンク・ファイルにマップし、外部ファイルからデータを渡すことができます。
データバンクにパラメータをマップする前に、スクリプトでデータバンク・ファイルを構成する必要があります。
OpenScriptスクリプトでデータバンクを構成する手順は、次のとおりです。
スクリプト・プロジェクトを開くか、作成します。
「スクリプト」メニューから「スクリプト・プロパティ」を選択します。
「スクリプト・アセット」タイプを選択します。
「データバンク」を選択します。
「追加」をクリックします。
「データバンク」を選択し、「CSVファイル」を選択します。
「マイ・リポジトリ」ツリーからデフォルトのリポジトリを選択します。
データバンクのリポジトリ・フォルダからavitek.csvデータバンク・ファイルを選択します。
データバンクに使用する別名を入力するか、デフォルトの別名のままにします。デフォルトの別名は、.CSVデータバンク・ファイルの名前です。
「OK」をクリックします。
「OK」をクリックして、データバンク・ファイルを追加します。
データバンク・ファイルはカンマ区切り値ファイルです。フィールド名は、ファイルの先頭行にカンマ区切り(スペースなし)で指定します。フィールド・データは、2行目以降にカンマ区切り(1行に1レコード、カンマ前後のスペースはなし)で指定します。次に例を示します。
FirstName,LastName,Mail,Phone
John,Smith,JohnS@company.com,x993
Mary,Ellen,MaryE@company.com,x742
データ値にカンマが含まれている場合は、次のように値を引用符で囲みます。
John,Smith,"Anytown, MA","(603) 993-0000"
スクリプト・プロジェクトを開くか、作成します。
アセット・スクリプト・プロパティのスクリプトで使用するデータバンクを設定します。
データバンク・レコードを使用するスクリプト・ノードを選択します。
「スクリプト」メニューを選択した後、「追加」サブメニューから「その他」を選択します。
「一般」ノードを展開して、「データバンクの次レコード取得」を選択します。
「OK」をクリックします。
データバンクavitekの別名を選択して、レコードの取得元となるデータバンク・ファイルを指定します。
「OK」をクリックします。「GetNextDatabankRecord: databank alias」ノードがスクリプトに追加されます。
Javaコード・ビューでは、getDatabank("databank alias").getNextDataBankRecord()メソッドがスクリプト・コードに追加されます。
getDatabank("avitek").getNextDatabankRecord();
スクリプトでデータバンクを構成した後、データバンク・フィールドを特定のスクリプト・パラメータにマップできます。
データバンク・フィールドをスクリプト・パラメータにマップする手順は、次のとおりです。
スクリプト・ツリー・ノードの[4] Oracle WebLogic Server - Medical Record Sample Applicationを展開します。
usernameInputパラメータを右クリックして、「変数の置換」を選択します。「変数の置換」ウィンドウが開かれ、次のようにデータバンク・フィールド名がリスト表示されます。
「Username」フィールドを選択し、「終了」をクリックします。次のように、パラメータ値が二重中括弧で囲まれたデータバンク変数{{db.avitek.Username,fred#@golf.com}}に変更されます。
passwordInputパラメータを右クリックして、「変数の置換」を選択します。「変数の置換」ウィンドウが開かれ、データバンク・フィールド名がリスト表示されます。
「Password」フィールドを選択し、「終了」をクリックします。次のように、パラメータ値が二重中括弧で囲まれたデータバンク変数{{db.avitek.Password,weblogic}}に変更されます。
スクリプトを保存します。
次に、ログイン結果が成功したことを検証するテキスト一致テストを挿入します。
[4] Oracle WebLogic Server - Medical Record Sample Applicationスクリプト・ツリー・ノードの下のhttp://localhost:7011/medrec/loginPatient.actionノードを選択します。ページが「詳細」ビューに表示されます。
「スクリプト」メニューから「追加」を選択し、「その他」を選択します。
「HTTPテスト」フォルダで「テキスト一致テスト」を選択して、「OK」をクリックします。
テスト名として「HTTPMatch」と入力します。
「照合するテキスト」として「Successfully logged in! Click here to continue」と入力します。
「ソース」オプションが「HTML表示コンテンツ」であることを確認します。
「次の場合に成功」オプションが「存在する場合は成功」であることを確認します。
「一致」オプションが「完全」であることを確認します。
「OK」をクリックします。次のように、テキスト一致テスト・ノードがステップ・グループの最後のスクリプト・ツリーに表示されます。
スクリプトを保存します。
スクリプトでデータバンクがポスト・データ・パラメータにマップされているため、スクリプトを複数回反復して再生し、データバンク・ファイルのすべての値を使用できます。
スクリプトを反復再生する手順は、次のとおりです。
「スクリプト」メニューから「反復」を選択します。次のように、「反復」ダイアログ・ボックスが開かれます。
「範囲」が「すべてのレコード」に設定されていることを確認します。
「開始レコード」が1に設定されていることを確認します。
「指定数以下で実行[]反復」が選択されており、1に設定されていることを確認します。
「OK」ボタンをクリックして、スクリプトを複数回反復して再生します。
スクリプトが複数回再生され、毎回ログインに異なるデータ値を使用する状態を「詳細」ビューで確認します。
「結果」ビューで再生結果を表示します。再生の最後に、「詳細」ビューに次のような結果レポートが表示されます。
「結果」ビューをスクロールし、Get window[@index='0'] http://systemName:7011/medrec/index.actionなどのHTTPナビゲーション・ノードの中の1つを選択します。
「詳細」ビューの「比較」タブをクリックします。HTTPスクリプトの「比較」タブでは、次のように、記録したHTMLコンテンツ、リクエスト・ヘッダー、レスポンス・ヘッダーおよびCookieを、再生した値と比較できます。
これでOpenScriptチュートリアルは完了です。スクリプトを保存し、OpenScriptアプリケーションを閉じます。
チュートリアルの終了後、必ずサンプルのMedical Recordsサーバーを停止してください。Oracle Load TestingまたはOracle Test ManagerチュートリアルでMedical Records Serverアプリケーションについて記録したスクリプトを使用する場合、それらが完了するまでAvitek Medical Recordsサーバーを稼働させておきます。
WeblogicサーバーおよびAvitek Medical Recordsサーバーを停止する手順は、次のとおりです。
「スタート」メニューから「プログラム」を選択し、次に「Oracle Application Testing Suite」メニューから「サンプル」を選択します。
MedRecアプリケーションの停止を選択します。
Weblogicサーバーが停止されるまで待ちます。
サーバーが停止されたらコマンド・ウィンドウを閉じます。
