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Sun QFS および Sun Storage Archive Manager 5.3 リリースノート     Sun QFS and Sun Storage Archive Manager 5.3 Information Library (日本語)
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ドキュメントの情報

はじめに

1.  新機能

オペレーティングシステム

SAM-QFS 5.3 に新しく対応したデバイス

Oracle Solaris 11 での SMB サービスのサポート

Oracle Solaris 11 での DIV のサポート

基本パッケージに含まれている WORM 機能

sfind コマンドの機能拡張

sfind コマンドでファイルのすべての時間属性を出力できる

sfind コマンドですべてのファイル属性をテストできる

stager.cmd でコピー順序を変更できる

DTrace の機能拡張

テープおよびディスクドライブのサイズを 10 進単位で表示できる

2.  このリリースで修正された主要なバグ

3.  サポートの変更

4.  既知の制限事項

sfind コマンドの機能拡張

このセクションでは、このリリースで sfind コマンドに加えられた機能拡張について説明します。

sfind コマンドでファイルのすべての時間属性を出力できる

sfind - printf コマンドに新しい指示が追加され、Sun QFS および SAM-QFS ファイルシステムの特定の時間属性を出力できるようになりました。作成、属性、常駐、および WORM の時間に関する新しい指令を、次の表に示します。

指示
説明
%B
ファイルの WORM 保持期間の開始時間 (C の ctime 関数から返される形式)。
%e
ファイルの作成時間 (C の ctime 関数から返される形式)。
%E
ファイルの作成時間 (ユーザーが指定した C の strftime の形式)。
%j
ファイルの最終属性変更時間 (C の ctime 関数から返される形式)。
%J
ファイルの最終属性変更時間 (ユーザーが指定した C の strftime の形式)。
%R
WORM 対応ディレクトリまたは WORM ファイルの WORM 保持期間 (YYYYy, DDd, HHs, MMm の形式)。
%W
ディレクトリまたはファイルの保持状態。WORM がディレクトリに対応している場合は、worm-capable が出力されます。WORM がファイルに対応している場合は、active または over が出力されます。
%X
ファイルの WORM 保持期間の有効期限 (C の strftime 関数の %c の形式)。保持期間が 0 (無期限) の場合、* が出力されます。
%y
ファイルの常駐時間 (C の ctime 関数から返される形式)。
%Y
ファイルの常駐時間 (ユーザーが指定した strftime の形式)。

注 - 作成、属性、および常駐に関連する指示の場合、その項目が QFS または SAM-QFS ファイルシステム内にないときは、ダッシュ (-) が出力されます。WORM に関連する指示の場合、その項目が WORM ファイルでないか、Sun QFS または SAM-QFS ファイルシステム内にないときは、ダッシュが出力されます。


sfind を使用して時間属性を出力する詳細と例については、『Sun QFS and Sun Storage Archive Manager 5.3 Reference Manual』の「sfind(1)」を参照してください。

sfind コマンドですべてのファイル属性をテストできる

sfind コマンドに追加された次の新しいテストは、Sun QFS および SAM-QFS ファイルシステム内にあるファイルに固有の特性を参照します。

テスト
説明
-any_copy_archive_i
ファイルのコピーはすぐにアーカイブされるようにマークされている
-any_copy_s
ファイルには古くなったアーカイブコピーがある
-any_copy_u
ファイルにはアーカイブ済みコピーがある
-archive_C
ファイルは archive -C の同等を実行済みである
-archive_I
ファイルは archive -I と同等のコマンドを実行済みである
-copy_archive_i n
ファイルのコピー n はすぐにアーカイブされるようにマークされている
-copy_s n
ファイルには古くなったアーカイブコピー番号 n がある
-copy_u n
ファイルのアーカイブコピー番号 nunarchive コマンドによってアーカイブ解除されている
-is_setfa_D
ファイルには setfa -D コマンドを使用して直接入出力属性が設定されている
-rmedia
ファイルはリムーバブルメディアファイルである

詳細は、『Sun QFS and Sun Storage Archive Manager 5.3 Reference Manual』の「sfind(1)」を参照してください。