Oracle Fusion Applications共通ユーザー・ガイド 11g リリース1(11.1.4) B69963-01 |
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この章の内容は次のとおりです。
ウォッチリストには事前定義済のカテゴリと項目が付属しますが、独自のウォッチリストに対するカスタム項目の追加または削除、事前定義済項目およびカスタム項目の表示または非表示の切替え、カスタム項目の名前変更が可能です。
ウォッチリスト項目を独自のウォッチリストに追加するには、「ウォッチリストの管理」ボタンまたはメニュー項目を有効にして、検索ページで保存済検索を作成します。たとえば、ウォッチリストでコーポレート・カード・トランザクションを追跡する場合は、適切な検索基準でコーポレート・カード・トランザクションに対する保存済検索を作成します。作成した保存済検索を選択するには、ボタンまたはメニュー項目を使用して「ウォッチリストの管理」ダイアログ・ボックスを開きます。
この検索ページで作成した任意の保存済検索をウォッチリスト項目として追加でき、その項目を独自のウォッチリストでも表示できます。同じ検索ページから作成した保存済検索はすべて、事前定義済の1つのウォッチリスト・カテゴリに表示されます。
保存済検索に基づいてウォッチリスト項目を削除するには、「ウォッチリストの管理」ダイアログ・ボックスで選択を解除します。保存済検索そのものを削除する場合は、その直後に「ウォッチリストの管理」ダイアログ・ボックスでも選択を解除する必要があります。そうしないと、次にウォッチリスト項目をリフレッシュするまで、削除した保存済検索が引き続きダイアログ・ボックスに表示され、対応するウォッチリスト項目もウォッチリストに表示されます。次のリフレッシュは、設定によっては何時間も後になる場合があります。
ウォッチリストのプリファレンスには、事前定義済のすべてのカテゴリと使用できる項目のみでなく、ウォッチリストで使用する保存済検索も含まれています。このリストから、ウォッチリストで表示するカテゴリおよび項目を指定できます。ウォッチリストのプリファレンスにアクセスするには、グローバル領域で「パーソナライズ」 - 「プリファレンスの設定」 - 「ウォッチリスト」を選択します。
表示するサブセットから、検索結果がない項目の非表示を選択することもできます。ウォッチリストのリフレッシュ時に、ウォッチリスト項目の基準に一致するレコードがない場合、その項目はウォッチリストに表示されなくなります。
事前定義済のウォッチリスト項目や保存済検索に基づく項目は、名前を変更できません。事前定義済のウォッチリスト項目名の編集を管理者に依頼することはできますが、変更はすべてのユーザーに適用されます。
保存済検索に基づくウォッチリスト項目の場合は、保存済検索の名前がウォッチリスト項目の名前として表示されます。保存済検索の名前は、対応する検索ページから「保存済検索のパーソナライズ」ダイアログ・ボックスを使用して変更できます。ウォッチリスト項目名は、次にウォッチリストがリフレッシュされるとき自動的に更新されます。
ウォッチリストは、追跡する項目や、ユーザーによる対応が必要な項目への一連のショートカットとなる機能です。ウォッチリストを使用して各項目の件数を監視し、該当する作業領域にナビゲートすると、その項目に対するタスクを表示または実行できます。たとえば、発行待ちの経費精算書のためのウォッチリスト項目があります。作成済でまだ発行されていない経費精算書の件数を確認し、ウォッチリスト項目のリンクをクリックしてそれらの経費精算書が表示される作業領域にナビゲートできます。
ワークリスト機能では、承認またはその他の処理を必要とするワークフロー・タスクと、確認する通知が表示されます。タスクの管理、その詳細へのアクセス、適切な処理の実行にはワークリストを使用します。たとえば、マネージャが請求書の承認タスクを閲覧し、対応する請求書に対して承認、否認、その他の処理を行う特定のタスクを選択する場合などです。
注意
場合によっては、ウォッチリストとワークリストのどちらを使用しても同じタスクを実行できることがあります。たとえばマネージャは、承認の必要な請求書に対するウォッチリスト項目を使用して、該当する請求書をすべて閲覧し、処理する請求書を選択することもできます。
ウォッチリストに実際に表示される内容は、ウォッチリストのプリファレンスによって決まります。特定の項目を非表示にする、または検索結果のない項目をすべて非表示にするようにプリファレンスを設定した可能性があります。プリファレンスの設定内容によって1つのカテゴリの項目がすべての非表示になる場合は、そのカテゴリも非表示になります。プリファレンスを確認するには、グローバル領域で「パーソナライズ」 - 「プリファレンスの設定」 - 「ウォッチリスト」を選択します。
「ウォッチリストの管理」ダイアログ・ボックスで、ウォッチリスト項目として追加する保存済検索を選択するときに、その項目をウォッチリストに対して使用可能にしても、常に表示されるよう指定したことにはなりません。したがって、保存済検索がウォッチリストに含まれる場合でも、ウォッチリストのプリファレンスによっては非表示になることがあります。
次のような可能性もあります。
「ウォッチリストの管理」ダイアログ・ボックスで保存済検索の選択を解除した、または保存済検索を削除した。
管理者が特定の事前定義済ウォッチリスト項目、または特定のカテゴリをすべてのユーザーに対して無効にしている。
特定の検索ページからの保存済検索をウォッチリスト項目として使用することを、管理者が禁止している。
以前は使用できたタスクまたはページにアクセスできなくなっている。
このような場合は、ウォッチリストでもウォッチリストのプリファレンスでも、対応するウォッチリスト項目は表示されません。
ウォッチリスト全体の最終リフレッシュ時刻は、ウォッチリスト・リージョンの最上部に表示されます。一方、ウォッチリストの各項目はリフレッシュ間隔付きで定義されており、これは管理者が設定します。ウォッチリストをリフレッシュするとき、項目の件数がリフレッシュされるのは、その項目の最終リフレッシュからの時間が、定義されているリフレッシュ間隔より大きい場合に限られます。
たとえば、リフレッシュ間隔を10分間に設定されているウォッチリスト項目が前回は1:00にリフレッシュされたとします。このウォッチリストを1:07にリフレッシュしても、前回のリフレッシュからまだ10分経過していないため、この項目の最終リフレッシュ時刻は1:00のままになります。一方、このリフレッシュで他の項目の件数は更新されているので、ウォッチリスト・リージョン全体の最終リフレッシュ時刻としては1:07と表示されることになります。
ウォッチリスト項目の件数は、アプリケーションのパフォーマンスを最適に保つために、定期的にリフレッシュされます。前回ウォッチリスト項目の件数がリフレッシュされてから、該当するレコードが作成、編集、削除された可能性があります。