Oracle Fusion Applications共通ユーザー・ガイド 11g リリース1(11.1.4) B69963-01 |
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この章の内容は次のとおりです。
ワークリスト機能は、ワークフロー・タスクへのアクセスとその実行に使用します。これは、ユーザーによる対応を必要とし、アプリケーションによって完了までルーティングおよび追跡されるタスクです。これらのタスクには、情報提供のみのタスクとユーザーによる処理が必要なタスクがあります。ユーザーによる処理を必要とするタスクの一例が、経費の承認です。経費精算書が承認のためにルーティングされてきた場合には、ワークリスト・キューにそのタスクが表示され、Eメール通知が発行されます。
ワークリストは、Oracle SOA SuiteのOracle SOA Worklist Applicationを利用する機能です。詳細は『Oracle Fusion Middleware Oracle SOA Suite開発者ガイド』に記載されています。同ガイドの内容を参照する際には、次の点に注意してください。
このガイドは開発者を対象としています。このヘルプからリンクしていないセクションは無視してください。
このガイドが扱う対象はOracle SOA Worklist Application自体です。アプリケーション・ページに関する説明は、Oracle Fusion Applicationsの内容に一致しない可能性があります。ワークリスト機能はOracle Fusion Applications内で使用できますが、「ようこそ」ダッシュボードの「ワークリスト: 通知および承認」リージョンなどからでもアプリケーションにはアクセスできます。Oracle SOA Worklist Applicationで行う変更は、Oracle Fusion Applicationsのワークリストにも反映されます。
ウォッチリストは、追跡する項目や、ユーザーによる対応が必要な項目への一連のショートカットとなる機能です。ウォッチリストを使用して各項目の件数を監視し、該当する作業領域にナビゲートすると、その項目に対するタスクを表示または実行できます。たとえば、発行待ちの経費精算書のためのウォッチリスト項目があります。作成済でまだ発行されていない経費精算書の件数を確認し、ウォッチリスト項目のリンクをクリックしてそれらの経費精算書が表示される作業領域にナビゲートできます。
ワークリスト機能では、承認またはその他の処理を必要とするワークフロー・タスクと、確認する通知が表示されます。タスクの管理、その詳細へのアクセス、適切な処理の実行にはワークリストを使用します。たとえば、マネージャが請求書の承認タスクを閲覧し、対応する請求書に対して承認、否認、その他の処理を行う特定のタスクを選択する場合などです。
注意
場合によっては、ウォッチリストとワークリストのどちらを使用しても同じタスクを実行できることがあります。たとえばマネージャは、承認の必要な請求書に対するウォッチリスト項目を使用して、該当する請求書をすべて閲覧し、処理する請求書を選択することもできます。
グローバル領域に自動的に表示される通知を無効にするには、ダイアログ・ボックスで通知ポップアップの無効化チェック・ボックスを選択します。この状態でも、グローバル領域で「通知」アイコンを選択すれば手動で通知を確認でき、自動通知の有効/無効を切り替えることもできます。
グローバル領域からの通知を完全に無効にし、「通知」アイコンを非表示にするには、Oracle SOA Worklist Applicationのプリファレンスを使用します。Oracle Fusion Applicationsの「ようこそ」ダッシュボードの「ワークリスト: 通知および承認」リージョンで、「表示」 - 「サーバー」から製品ファミリーに対応するサーバーを選択します。Oracle SOA Worklist Applicationに進んだら、プリファレンス・リンクをクリックし、通知タブを選択します。デフォルトのブラウザ・ポップアップ・チャネルの選択を解除し、ブラウザ・ポップアップ・チャネルへのメッセージ送信に関するフィルタがないことを確認します。必要に応じて他のサーバーについても、同じ手順を繰り返します。
選択したサーバーに対するOracle SOA Worklist Applicationのプリファレンスでは、ブラウザ・ポップアップ・チャネルに関するフィルタを作成または編集して、グローバル領域で受け取る通知のタイプを指定することもできます。
通知設定の指定については、『Oracle Fusion Middleware Oracle SOA Suite開発者ガイド』を参照してください。
通知は、14日が経過すると既読とみなされ、30日が経過するとグローバル領域のリストから自動的に削除されます。