Oracle® Fusion Applicationsマーケティング・キャンペーン・ガイド 11g リリース1(11.1.4) B69965-01 |
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この章の内容は次のとおりです。
複数ステージおよび複数チャネルのマーケティング・キャンペーンの管理
複数ステージ・キャンペーンを作成すると、概要ページに3つの日付が表示されます。キャンペーンを実行すると、その他の日付にステージの進行状況が表示されます。このトピックでは、これらの各日付について説明します。
概要ページに表示される日付は次のとおりです。
計画開始日
実行開始日
計画終了日
実行結果ビューには、繰返しステージの繰返しごとなど、ステージごとに日付が表示されます。計画開始日/終了日と実績開始日/終了日以外に、ステージごとに2つのシステム生成日付が表示されます。
ロード日
開始日
5つの日付については、この後の各項で説明します。
キャンペーンの計画開始日は、最初のキャンペーン・ステージのスケジュールの最初のステップが開始する日です。開始するには、キャンペーンのステータスが「承認済」である必要があります。計画開始日で承認されていない場合、キャンペーンは開始されません。開始日の後に承認された場合、キャンペーンはただちに開始されます。
実行開始日は、キャンペーンがアクティブ化された日です。
全ステージのすべての繰返しが完了する日を指定するために、ステージの設計時にこの日付を入力します。キャンペーンが予想よりも長くかかる場合でも、この日付によって進行中のアクティビティが強制的に終了されることはありません。
キャンペーンが承認およびアクティブ化された後、実行結果ビューの実行済ステージごとにこの2つのシステム生成日付が表示されます。この2つの日付は、事前定義された必須のロード・タスクと開始タスクがそれぞれステージごとに完了した日付を示します。
キャンペーン設計インタフェースには、ステージの作成、および対象者、トリートメント、割当、スケジュール、イベント詳細、追加オプション、引合オプションの指定に使用するコンポーネントが用意されています。各ステージの指定に使用できる要素は、選択したステージ・タイプによって決定されます。
要素 |
顧客対応ステージ |
イベント・ステージ |
広告ステージ |
引合生成ステージ |
---|---|---|---|---|
対象者 |
可 |
|
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セグメントおよびセグメント・ツリーのみ |
トリートメント |
可 |
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可 |
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割当 |
可 |
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スケジュール |
可 |
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イベント詳細 |
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可 |
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追加オプション |
可 |
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可 |
引合オプション |
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可 |
標準の設計要素については、この後の各項で説明します。
注意
このキャンペーン設計機能は拡張可能であるため、企業は標準セットとは異なる設計要素をカスタマイズしている可能性があります。たとえば、「要約」タブに属性を追加したり、より多くのイベント属性を取得するために「追加属性」タブを追加している可能性があります。
対象者とは、キャンペーンのターゲットに設定するすべての担当者を集合的に表します。対象者が存在するのは、顧客対応ステージおよび引合生成ステージのみです。顧客対応ステージの場合、対象者にはセグメント・ツリー、セグメントおよびリストの組合せを含めることができます。キャンペーンを開始した後、個別の担当者を表示するようにリストが拡張されます。引合生成ステージの場合、対象者にはセグメント・ツリーとセグメントを含めることができますが、リストを含めることはできません。
「対象者のクイック追加」リストでは、最も一般的に使用されるセグメントおよびリストにすばやくアクセスできます。ユーザーは「クイック追加」リストに表示されるセグメントとリストのセットを変更できるため、リストには、自分だけでなく他のユーザーが加えた変更も反映されます。
トリートメントは、マーケティング・キャンペーンのターゲット対象者に配布されるコンテンツを表すマーケティング用語です。顧客対応ステージおよび広告ステージに適用可能であり、ステージ処理メニューまたは「クイック追加」リストから任意の数のトリートメントを追加できます。ユーザーは、「対象者のクイック追加」リストと同じ方法でトリートメントのクイック追加リストを変更できます。必要に応じて、キャンペーンに含める新しいトリートメントを作成できます。
割当とは、選択した対象者メンバーを対応するトリートメントに関連付け、各担当者が受け取るコンテンツを決定するプロセスです。
顧客対応ステージに適用可能であり、割当に使用できる2つのモードは「単一」と「拡張」です。
「単一」モードでは、セグメントかリストかに関係なく、100パーセントの対象者要素のみをトリートメントに割り当てることができます。
「拡張」モードでは、件数または比率単位で割当が可能であり、対象者メンバーの特定の件数または割合をコントロール群に割り当てることができます。コントロール群とは、キャンペーン・マーケティング資料を受け取らない担当者を無作為に抽出したものです。コントロール群メンバーからの応答を、マーケティング資料を受け取った担当者からの応答と比較することで、キャンペーンの効果を比較できます。サプライヤがすべてのトランザクションを処理できるようにするには、100パーセントを超える対象者を割り当てます。たとえば、サプライヤが5000通のEメールを送信する際に、500のコントロール群が必要な場合は、5500の対象者メンバーを割り当ててコントロール群の規模を指定します。ステージの実行時に、5500の対象者メンバーがロードされますが、500はコントロール群メンバーとして識別され、開始から除外されます。
顧客対応ステージに適用可能であり、「ロード」、「リストのエクスポート」および「開始」プロセスの一部として実行される各システム・タスクの開始時間と終了時間を示します。デフォルトでは、「ロード」、「リストのエクスポート」および「開始」プロセスは連続して実行され、ステージに対してスケジュールされた日付に、前のプロセスに続いてただちに完了します。
オプションで、カスタマイズされたBPELプロセスによって実行される手動タスクを有効にすることもできます。各プロセスの期間を指定し、プロセスの完了時に所有者に通知するように要求できます。後続のすべてのステップの日付は、追加されたプロセスの期間を考慮するように自動的に調整されます。
イベント・ステージに適用可能であり、イベント・タイプのリストから選択して開催地を選択し、必要に応じて添付を追加します。
顧客対応ステージおよび引合生成ステージに適用可能であり、このページには対象者セグメントをロードし、引合生成を処理するために使用される追加の選択肢が表示されます。
引合生成ステージの場合、対象者セグメントおよびツリーを追加した後、引合が作成される対象者を選択します。結果の引合から対応するマーケティング・アクティビティまで戻れるように、対象者ごとにソース・コードを選択します。
1つのキャンペーン内で、指定した期間に毎日、毎週または毎月繰り返されるステージを定義し、別の間隔で繰り返されるステージに顧客をファネルできます。
次のように、様々な複雑度で繰返しステージを作成および管理できます。
1つのステージの繰返し
単純なファネルを含む2つのステージの繰返し
複雑なファネルを含む2つのステージの繰返し
繰返しステージを含むキャンペーンの一時停止
ABC製品の購読を購入した顧客をターゲットとする非常に単純なキャンペーンを作成し、購読が失効するときに通知を送信して、顧客が長期間の更改を選択した場合に割引を提供できます。
キャンペーンには2つの繰返しステージがあります。
ステージ1は毎月繰り返され、ABC製品を購入するすべての顧客を検索し、ABC製品のオンライン・ユーザー・フォーラムへのリンクを含むEメールをその顧客に送信します。ユーザーがサポートに電話するのではなく、フォーラムから回答を見つけるたびに、会社はコストを削減できます。
ステージ2は四半期ごとに繰り返され、ステージ1からファネルされます。オンライン・ユーザー・フォーラムにアクセスしたすべての顧客を検索し、50パーセントの割引でABC製品の1年間のサポートを購入するオファーを顧客に送信します。
ステージ2の最初のインスタンスが開始された時点で、ステージ1はすでに3回繰り返されています。ステージ1の最初の3つのインスタンスでターゲットとされ、その後にオンライン・フォーラムにアクセスした顧客はすべて、ステージ2の最初のインスタンスで送信される割引オファーを受ける資格があります。
ステージ2の2番目のインスタンスが開始された時点で、ステージ1はすでに6回繰り返されています。ステージ2の最初のインスタンスはすでに、ステージ1の最初の3つのインスタンスからの顧客をターゲットにしています。適格な顧客が同じ割引オファーを含むEメールを重複して受信しないように、ステージ2では、ステージ1の最後の3つのインスタンスでターゲットにされた顧客のみを含むセグメントを計算する必要があります。
同様に、キャンペーンには2つの繰返しステージがあります。
ステージ1は四半期ごとに繰り返され、過去3か月間にWebセミナーに参加した顧客をターゲットとしており、1年間有効で、その間いつでもオンラインで引換え可能なクーポンをその顧客に送信します。
ステージ2は毎月繰り返され、ステージ1からファネルされます。クーポンをオンラインで引き換え、さらにWebセミナーに参加した顧客を検索し、その顧客に近い場所でスケジュールされている会社のイベントへの招待状を送信します。セミナーの開催場所では、同じ地域の他の顧客と経験を共有できます。
ステージ2は頻繁に繰り返され、顧客が製品を購入してクーポンを引き換えた直後にイベントに参加する機会があるようにします。ステージ2の最初のインスタンスは、ステージ1の最初のインスタンスの直後に開始されますが、その後ステージ2はステージ1よりも頻繁に繰り返されます。
ステージ1の3番目のインスタンスが開始された時点で、ステージ2の6つのインスタンスがすでに発生しています。ステージ2の7番目のインスタンスが開始されても、ステージ1の2番目のインスタンスと同じ顧客をターゲットとするには不十分です。これは、ステージ1の最初のインスタンスでターゲットとされ、クーポンを後で引き換えた顧客が存在する可能性があるためです。
したがって、次の条件に当てはまるステージ2のインスタンスごとにセグメントを計算することをお薦めします。
ステージ1の以前のすべてのインスタンスでターゲットとされた顧客をすべて含む
かつ、ステージ2の以前のすべてのインスタンスでターゲットとされた顧客をすべて除く
このように、ステージ1でターゲットとされたすべての顧客がステージ2のターゲットとして考慮されますが、ステージ2の重複するトリートメントを受け取る顧客はありません。
キャンペーンが一時停止されると、その一時停止期間中すべての繰返しステージがスキップされます。一時停止後に対話が再開されると、スケジュールされた次のオカレンスに繰返しステージが実行されます。
キャンペーン・ステージが完了日時の観点で進行していることを確認するために、キャンペーンに含まれるすべての完了プロセスとアクティブなプロセスの実行ステータスを監視できます。
キャンペーン実行タスクは3つのカテゴリに分類されます。
ロード
リストのエクスポート
開始
各カテゴリには、必須の自動タスクとオプションの構成可能なタスクがあります。
ロード・タスクではセグメントまたはリストを使用して、特定のステージでターゲットとされるキャンペーン・メンバーの対象者を作成します。各セグメントには、ロードされるキャンペーン・メンバーの属性を決定する、関連するロード書式があります。必要に応じて、「追加オプション」タブで別のロード書式を選択することで、このデフォルト書式を上書きできます。
手動による介入、または自動的に実行されるカスタム処理に対応したオプション・タスクを有効にすることで、ロード・スケジュールを調整できます。ロード・プロセスが正常に完了すると、そのステージの「キャンペーン実行」詳細に個別のキャンペーン・メンバーを表示できます。
注意
1つのステージに対して定義されるセグメントはすべて、同時にロードされます。1つのステージに複数の非常に大きいセグメントがある場合、ロードに時間がかかります。そのような場合、処理を速くするために、重複するステージを作成し、1つの大きいセグメントのみを各繰返しに追加することもできます。
リストのエクスポート・タスクでは、ロード・タスクからデータを取得し、受信者のテキスト・ファイルを生成して、そのファイルをUniversal Content Manager(UCM)にアップロードします。このテキスト・ファイルのIDおよびUCMに格納されているトリートメントのIDは、「開始」タスクのトリートメントに関連付けられたサプライヤに使用可能になります。
開始タスクは次のことを実行します。
サプライヤがOracle Fusion E-Mail and Web Marketingの場合、Eメールは「リストのエクスポート」フェーズでアップロードされたコンテンツおよびキャンペーン・メンバー・データを使用して配信されます。
サード・パーティ・サプライヤの場合、キャンペーン・メンバーおよびコンテンツのリストは、配布プロファイル設定に基づいて配布されます。
顧客対応キャンペーン・ステージおよび引合生成キャンペーン・ステージでは、追加オプションを使用できます。
このページには次のフィールドがあります。
キャッシュのパージ
許容できるエラー数
当初システム参照
ロード書式
重複再調査日数
ロード・プロセス中に、各ステージのキャンペーン・メンバーがデータベースにロードされます。セグメントの場合、選択した担当者もセグメンテーション・キャッシュに格納されます。セグメンテーション・キャッシュはロードの24時間後に自動的にパージされるため、最後のロード・サイクルから24時間以上経過している場合、このオプションを選択する必要はありません。
引合生成ステージにのみ適用されます。引合インポート・プロセスおよび対応するステージの実行を停止する前に許可されるエラーの最大数を指定します。
引合生成ステージにのみ適用されます。新規にインポートされたレコードのソース参照を指定します。
ステージ内のすべてのセグメントのデフォルトのロード書式を上書きする新規マッピングへのパスおよびファイル名を指定します。
引合生成ステージにのみ適用されます。新しい引合をインポートするときにインポート・プロセスが重複をチェックする過去の日数を指定します。
キャンペーン処理は、キャンペーンの実行を制御します。
次の処理を使用できます。
承認のために発行
承認の取下げ
アクティブ化
中断
再開
終了
ステージの複製
再設計
企業でキャンペーン承認が必須とされている場合、承認されるまでキャンペーンを開始することはできません。計画および設計が完了し、設計ステータスが「完了」に設定されると、キャンペーンを承認のために発行できます。企業でアドホック・キャンペーン承認が使用可能になっている場合は、キャンペーンの承認に適格なリソースのリストから選択でき、それ以外の場合、最初の承認者はマネージャです。キャンペーンが承認を待機している間、さらに変更を加えることはできません。
注意
発行から承認の間のキャンペーンに対する変更を許可する、カスタマイズされたワークフローを組織が作成している場合、このオプションを使用できる可能性があります。
キャンペーン承認者は、キャンペーンを承認または否認できます。キャンペーンが否認された場合は、変更を加えた後、承認のために再発行できます。
キャンペーンを承認のために発行した後、承認者がレビューする前に、キャンペーンを続行しないことに決めた場合、「承認の取下げ」処理を選択して、承認者のタスク・リストからキャンペーンを削除できます。
キャンペーンが承認されると、自動的にアクティブ化されます。承認が必須にされていない場合は、ステータスを「アクティブ」に変更することで、自分でキャンペーンをアクティブ化できます。アクティブ化すると、ステージ・スケジュールに従って最初のステージが開始されます。キャンペーンのステージに固定日があり、キャンペーンがその日までに承認されていない場合、そのステージは実行されません。キャンペーンを中断せずにアクティブなキャンペーンを変更することはできません。
設計を調整する場合、キャンペーンを中断する必要があります。その後変更を加え、変更が完了したらキャンペーンを再開します。変更が影響するのは、キャンペーンを再開した後開始するようにスケジュールされているステージのみです。キャンペーンを中断している間、繰返しステージは実行されません。キャンペーンの中断中に発生する固定日があるステージの場合、そのステージは実行されません。キャンペーンが再開されると、次の予定日に繰返しステージが実行されます。
キャンペーンが引き続き予算内にあることを確認する場合など、変更を加えずにキャンペーンを中断して再開することもできます。
注意
Eメールをまとめて送信する場合など、一部のプロセスは、開始後に中断することはできません。
現在のステージが完了した後にキャンペーン実行を終了するには、「終了」を選択します。終了したキャンペーンを再開することはできませんが、再アクティブ化することはできます。
キャンペーンにほぼ同じ2つ以上のステージがある場合、ステージの最初の繰返しを作成し、「ステージの複製」を選択してコピーを作成し、テンプレートとして使用することで、時間を節約できます。
変更が必要な場合、キャンペーンを中断、再設計、再開することも、キャンペーンを終了、再設計、アクティブ化することもできます。承認が必須にされた場合は、再設計されたキャンペーンの承認を要求する必要があります。
このトピックでは、承認プロセスに含まれるプロファイル・オプション、リソースおよびステータスについて説明します。
キャンペーン承認に影響する3つのプロファイル・オプションがあります。
「キャンペーン承認必須の有効化」は、キャンペーンをアクティブ化する前に、キャンペーンの承認を要求および取得する必要があるかどうかを決定します。
「アドホック・キャンペーン承認の使用可能」は、管理階層内から特定の承認を選択できるかどうか、またはキャンペーンが承認のために直属のマネージャに自動的に移動するかどうかを決定します。
「承認タイムアウト間隔」は、承認要求が自動的にタイムアウトするまでの日数を決定します。
キャンペーン所有者の場合は、完了したキャンペーン計画および設計を指定します。有効なキャンペーン承認ステータスは次のとおりです。
ドラフト
発行済
承認済
否認済
失効済
次の表に、各ステータスおよびキャンペーンに及ぼす影響を示します。
全体の状態 |
キャンペーン承認ステータス |
キャンペーン実行ステータス |
再承認なしで計画を編集 |
再承認なしで設計を編集 |
---|---|---|---|---|
承認要求の発行前 |
ドラフト |
ドラフト |
可 |
可 |
承認保留中 |
発行済 |
ドラフト |
不可 |
不可 |
承認後、実行前 |
承認済 |
ドラフト |
不可 |
不可 |
承認後、実行 |
承認済 |
新規、進行中、完了 |
不可 |
不可 |
キャンペーン所有者のみが承認を要求できます。キャンペーン設計ステータスは、最初は「完了」である必要があります。キャンペーンが承認のために発行された後、ステータスは「発行済」に更新されます。これで、さらに変更を加えることはできなくなります。
キャンペーンを承認のために発行するときに、次に示す承認前チェックが自動的に適用されます。
トリートメントの開始日および終了日は、ステージの計画開始日および終了日の範囲内にある必要があります。
必要な開始間隔は、このトリートメントのサプライヤ・プロファイルで設定されているサプライヤ・キャパシティ制限、およびトリートメントに割り当てられた対象者数に基づいて評価されます。これは、ステージ・スケジュールの開始後アクティビティに指定された期間以下にする必要があります。
プロモーションがトリートメントに関連付けられている場合、そのプロモーションの有効開始日および終了日はトリートメント期間と重複する必要があります。一部のみ重複している場合、状況を警告するEメール通知が送信されます。
セグメント定義がオファーされる製品の使用不可能性ルールに違反しないように、ステージ内のすべてのトリートメントに関連付けられた製品を確認する必要があります。
承認ワークリストは、キャンペーン承認ステータスを追跡し、各エントリの日付とコメントを表示します。サインインするとステータスを確認できます。
キャンペーンを承認のために発行すると、承認リソースにEメール通知が自動的に送信されます。キャンペーンが承認されると、Eメール通知が自動的に送信され、承認ステータスが「承認済」に変更されます。キャンペーンが否認されるか、タイムアウトすると、Eメール通知が自動的に送信されます。承認ワークリストは、キャンペーン承認ステータスのすべての変更を追跡します。ワークリスト内の項目をクリックして詳細にドリルダウンし、権限がある場合はボタンをクリックして項目を承認または否認できます。
計画属性および設計属性のほとんどがコピーされます。以前のキャンペーンまたはテンプレートから作成する場合、次の要素がコピーされます。
添付
ステージ
ステージに関連付けられた対象者
ステージに関連付けられたトリートメント
テンプレートからキャンペーンを作成する場合は、次の追加要素がコピーされます。
キャンペーン・テンプレートに関連付けられたタスク・テンプレートからのタスク
注意
コピーに追加されるタスクを決定するのは、キャンペーン・テンプレートではなくタスク・テンプレートです。キャンペーン・テンプレートの作成後にタスク・テンプレートが変更された場合、コピー内のタスクは元のタスクと一致しない可能性があります。
次の要素はコピーされません。
キャンペーン・チーム
ノート
割当
スケジュール
テンプレートから作成された既存のキャンペーンは影響を受けません。変更は、テンプレートの更新後に作成されたキャンペーンにのみ影響します。
キャンペーン・テンプレートには、複数ステージ・キャンペーンを計画および設計するときにベースとして使用するモデルが用意されています。テンプレートを使用して複数ステージ・キャンペーンを作成すると、テンプレートの値が新しいキャンペーンにコピーされ、テンプレートの目的はそのキャンペーンで終了します。
「クイック追加」リストには、お気に入りのトリートメントおよび対象者のコレクションが表示されます。ユーザーが項目を追加または削除すると、リストに最新の変更内容が反映されます。コンテキスト領域で、変更する「クイック追加」リストの下にある「リストの編集」リンクをクリックします。ウィンドウが開き、そのリストに使用できるすべての項目が表示されます。1つ以上の項目を選択し、矢印ボタンを使用して選択項目を「クイック追加」リストとの間で移動します。
件数の更新では、セグメントおよびセグメント・ツリー内のメンバー数が再計算されます。これは、セグメント・ルールが変更されたとき、または多数の担当者がセグメントに追加された間隔の後にキャンペーン設計に再びアクセスする場合に便利です。
割当のリフレッシュでは、対象者メンバーがトリートメントに割り当てられるマトリックスが再計算されます。数値の割当または比率の割当をリフレッシュすることも、数値と比率の間を変更することもできます。
カスタム処理とは、自動化されたロード機能を拡張し、複数ステージ・キャンペーンの顧客対応ステージの自動開始機能を拡張または置換するために企業が作成および登録したBPELワークフローです。キャンペーンの設計中に、ステージの実行アクティビティをスケジュールするときに必要に応じてカスタム処理を選択できます。
アクティビティが完了するか、エラー条件が発生した場合、スケジュール内のこのステップにちなんで名付けられた所有者にEメール通知が送信されます。
承認の保留中にキャンペーンを変更することはできません。承認必須の選択を解除する権限があり、キャンペーンの承認を要求しないと決めた場合、まず承認要求を取り下げる必要があります。
キャンペーン承認はプロファイル・オプションで有効になっています。承認が必須にされた場合、キャンペーンがアクティブ化される前に承認を取得する必要があります。マーケティング部長ロールを持つ場合のみ、必須の承認の要件を上書きできます。
はい。承認要求が失効するか、要求が承認される前に取り下げることにした場合、変更の有無に関係なくキャンペーンの承認要求を再発行できます。承認要求が否認された場合は、変更を加えた後に再発行できます。
キャンペーン・メンバーのリストは、ロード・プロセス中に生成されます。ロード・プロセスの完了後にデータを検証する手動ステップを含めると、キャンペーンの開始前にキャンペーン・メンバーをプレビューおよび更新できます。
Eメール・キャンペーンのコンテンツを作成するには、次の要素の組合せを追加します。
イメージ
マージ・フィールド
応答フォーム
標準URL、動的URLおよびアドホックURL
条件付きコンテンツ
添付
Eメールにグラフィック・イメージを追加します。サーバー上にすでに存在するイメージへのリンクを指定することも、ローカル・ファイルを選択してサーバーにアップロードすることもできます。イメージのサイズと配置を指定します。
受信者の名など、マージ・フィールドのリストからプレースホルダを追加することで、Eメール・メッセージの本文をパーソナライズします。マージ・フィールドは、個別の担当者に関連する属性の標準セットです。マージ・フィールドをEメール・コンテンツに挿入できます。キャンペーンを開始すると、マージ・フィールドがデータベースから直接かつ動的に移入されます。
パーソナライズ・テキスト・マージ・フィールドは唯一の例外で、営業キャンペーンでのみ使用できます。フィールドのコンテンツは、データベースから移入されるのではなく、ユーザー自身が入力します。個別の担当者ごとに異なるテキストを入力して、汎用的なプロモーション資料の他に独自の内容を指定することもできます。
Eメール・コンテンツにアクティブなリンクとして応答フォームを挿入します。担当者がリンクの1つをクリックすると、特定の応答が自動的に生成されます。担当者の処理を追跡するために、このような応答はすべて収集および監視されます。
マーケティング・キャンペーンに使用できる応答フォームは、次のとおりです。
友人に転送
コール・バックの要求
詳細情報の要求
購読確認要求
購読解除確認要求
連絡しない
多数の項目からの購読解除の要求
リストの購読
リストの購読解除
注意
営業キャンペーンで使用できるのは、最初の3つの応答フォームのみです。
次に示す任意のタイプのURLを追加できます。
標準URLは事前に定義され、企業全体で一般的に使用されます。
動的URLは標準URLの1つで、Eメールの送信時に内容が挿入されます。
アドホックURLは、Eメール・コンテンツを定義するときに作成できます。
追跡を有効にすると、担当者がキャンペーンEメール内のリンクをクリックするたびに、URLに関連する詳細とともに、クリックが特定の応答として記録されます。
条件付きコンテンツは、ルールの結果に基づいて挿入または省略されます。Eメール内に条件付きコンテンツを生成するために使用できる2つの要素があります。
If-Then-Elseケースは、マージ・フィールドの値が定義されているかどうかを確認することで、テキストまたはHTMLのブロックが送信Eメールから削除されるかどうかを決定します。マージ・フィールドは、空の文字列ではない場合に定義されます。数値マージ・フィールドの場合は、値が0(ゼロ)ではない場合に定義されます。マージ・フィールドが定義されている場合、テキストまたはHTMLのブロックは送信Eメールに残ります。マージ・フィールドが定義されていない場合、テキストまたはHTMLのブロックは送信Eメールから削除されます。
名前付きブロックは、2つの文字列を比較することで、テキストまたはHTMLのブロックを送信Eメールに挿入するかどうかを決定します。2つの文字列が同じ場合は、ブロックが挿入されます。
製品パンフレットなどのドキュメントを、キャンペーンとともにEメール添付として送信するには、自分のデスクトップからファイルを選択します。ファイルは、配信中に使用するためにコンテンツ・リポジトリに追加されます。
営業キャンペーンのターゲット担当者のリストを作成して見直すために、以前のキャンペーンから担当者を追加し、顧客リポジトリからさらに担当者を選択して追加した後、フィルタリングを使用して一部の担当者を削除します。次のシナリオにそのプロセスを示します。
前四半期に、担当者に冬のカタログについて説明するキャンペーンを作成しました。現在、春のカタログについて担当者の更新を考えています。冬のカタログ・キャンペーンから担当者を選択するには、「以前のキャンペーンから追加」処理を選択します。名前または日付で以前のキャンペーンを検索できます。キャンペーンが見つかったら、すべての担当者を追加するか、サブセットを選択します。
前四半期以降に新しい担当者を作成しました。また、冬のカタログ・キャンペーンに含めなかった既存の担当者で、春のカタログに含めようと考えている担当者が多数存在します。このような担当者は単一のグループには属していないため、顧客リポジトリから選択します。
担当者を検索するには、「顧客リポジトリから追加」処理を選択します。詳細な検索基準を使用して、選択を見直すことができます。
キャンペーンに追加した担当者を確認した後、決定に影響する権限を持っていない担当者を削除することにします。その担当者を識別するには、「影響者」フィルタで「いいえ」を選択し、返された行を選択して削除します。影響者である残りの担当者を表示するには、「影響者」フィルタを「はい」にリセットします。
Eメール・アドレスのない担当者、および制限がある担当者は、担当者のリストに表示されていても、キャンペーンの開始時に自動的に除外されます。担当者をリストから削除する場合は、「Eメール・アドレス」フィルタおよび「制限」フィルタを使用して担当者を識別した後、返された行を選択して削除します。フィルタを消去して残りの担当者を選択するには、フィルタの右側にある「リセット」アイコンをクリックします。
Eメール・キャンペーンのコンテンツを作成するには、次の要素の組合せを追加します。
イメージ
マージ・フィールド
応答フォーム
標準URL、動的URLおよびアドホックURL
条件付きコンテンツ
添付
Eメールにグラフィック・イメージを追加します。サーバー上にすでに存在するイメージへのリンクを指定することも、ローカル・ファイルを選択してサーバーにアップロードすることもできます。イメージのサイズと配置を指定します。
受信者の名など、マージ・フィールドのリストからプレースホルダを追加することで、Eメール・メッセージの本文をパーソナライズします。マージ・フィールドは、個別の担当者に関連する属性の標準セットです。マージ・フィールドをEメール・コンテンツに挿入できます。キャンペーンを開始すると、マージ・フィールドがデータベースから直接かつ動的に移入されます。
パーソナライズ・テキスト・マージ・フィールドは唯一の例外で、営業キャンペーンでのみ使用できます。フィールドのコンテンツは、データベースから移入されるのではなく、ユーザー自身が入力します。個別の担当者ごとに異なるテキストを入力して、汎用的なプロモーション資料の他に独自の内容を指定することもできます。
Eメール・コンテンツにアクティブなリンクとして応答フォームを挿入します。担当者がリンクの1つをクリックすると、特定の応答が自動的に生成されます。担当者の処理を追跡するために、このような応答はすべて収集および監視されます。
マーケティング・キャンペーンに使用できる応答フォームは、次のとおりです。
友人に転送
コール・バックの要求
詳細情報の要求
購読確認要求
購読解除確認要求
連絡しない
多数の項目からの購読解除の要求
リストの購読
リストの購読解除
注意
営業キャンペーンで使用できるのは、最初の3つの応答フォームのみです。
次に示す任意のタイプのURLを追加できます。
標準URLは事前に定義され、企業全体で一般的に使用されます。
動的URLは標準URLの1つで、Eメールの送信時に内容が挿入されます。
アドホックURLは、Eメール・コンテンツを定義するときに作成できます。
追跡を有効にすると、担当者がキャンペーンEメール内のリンクをクリックするたびに、URLに関連する詳細とともに、クリックが特定の応答として記録されます。
条件付きコンテンツは、ルールの結果に基づいて挿入または省略されます。Eメール内に条件付きコンテンツを生成するために使用できる2つの要素があります。
If-Then-Elseケースは、マージ・フィールドの値が定義されているかどうかを確認することで、テキストまたはHTMLのブロックが送信Eメールから削除されるかどうかを決定します。マージ・フィールドは、空の文字列ではない場合に定義されます。数値マージ・フィールドの場合は、値が0(ゼロ)ではない場合に定義されます。マージ・フィールドが定義されている場合、テキストまたはHTMLのブロックは送信Eメールに残ります。マージ・フィールドが定義されていない場合、テキストまたはHTMLのブロックは送信Eメールから削除されます。
名前付きブロックは、2つの文字列を比較することで、テキストまたはHTMLのブロックを送信Eメールに挿入するかどうかを決定します。2つの文字列が同じ場合は、ブロックが挿入されます。
製品パンフレットなどのドキュメントを、キャンペーンとともにEメール添付として送信するには、自分のデスクトップからファイルを選択します。ファイルは、配信中に使用するためにコンテンツ・リポジトリに追加されます。
来月会社が主催するイベントに担当者を招待するEメール・キャンペーンを作成しています。ほとんどの情報が記載されたテンプレートがすでにあります。
標準のマージ・フィールドに自動的に移入される担当者データ以外に、選択した担当者について、汎用的なEメール・コンテンツ以外の独自の内容を追加するとします。
営業キャンペーンを作成する場合、ターゲットとなる担当者が特定の方法で応答したときに自動的に通知を受信できます。担当者がキャンペーンEメールに応答したときにフォロー・アップ処理が自動的にトリガーされるように、フォロー・アップ処理を特定の応答に関連付けることができます。
キャンペーンのコンテンツに応答フォームを含めることができます。応答フォームは、Eメール内でクリックできるハイパーリンクとして受信者に表示されます。すべてのクリックが記録され、使用状況の統計の追跡に使用されます。また、各応答では、自動的に実行される関連処理をトリガーすることもできます。
フォロー・アップ処理は、担当者の応答によってトリガーできる事前定義された処理です。この処理の目的は、特定の担当者が特定の応答をクリックしたときにキャンペーンの作成者に通知することです。この情報は、Eメールの受信ボックスに表示されるEメール通知として受信することも、ワークリストに表示されるコールバック・アクティビティの作成によって受信することもできます。どちらの場合も、受信する情報には、キャンペーン詳細、担当者詳細、担当者がクリックした特定の応答、およびそのクリックの日時が含まれています。
営業キャンペーンは、選択した顧客の個別の担当者をターゲットとしています。「販売ターゲットの識別」ビューからキャンペーンを開始する場合、選択された顧客は担当者が定義されていないため、営業キャンペーンから除外されます。顧客に対して担当者が定義されると、その担当者を手動でキャンペーンに追加できます。