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Oracle Solaris 11.1 での UUCP および PPP を使用したシリアルネットワークの管理 Oracle Solaris 11.1 Information Library (日本語) |
TCP/IP ネットワーク上で UUCP を実行するには、このセクションで説明するようにいくつかの変更が必要になります。
詳細は、『Oracle Solaris 11.1 の管理: セキュリティーサービス』の「割り当てられている管理権限を使用する方法」を参照してください。
System-Name Time TCP Port networkname Standard-Login-Chat
典型的なエントリは次のようになります。
rochester Any TCP - ur-seneca login: Umachine password: xxx
networkname フィールドには、TCP/IP ホスト名を明示的に指定できます。この機能は一部のサイトにとっては重要です。上の例に示したサイトの UUCP ノード名は rochester であり、これは TCP/IP ホスト名 ur-seneca と異なります。さらに、 rochester という TCP/IP ホスト名を持ち、UUCP を実行するまったく別のマシンが存在することもあり得ます。
Systems ファイル内の Port フィールドにはエントリ - を指定するようにしてください。これは、エントリを uucp と指定するのと同じです。ほとんどの場合、networkname はシステム名と同じで、Port フィールドは - となります。これは、services データベースから標準 uucp ポートを使用することを意味します。in.uucpd デーモンは、認証のためにリモートマシンがログインとパスワードを送ることを想定しているので、getty や login と同様に、ログインとパスワードを要求します。
uucp 540/tcp uucpd # uucp daemon
このエントリを変更する必要はありません。ただし、マシンがネームサービスとして NIS を実行する場合は、svc:/system/name-service/switch サービスの config/service が、nis の前に files を検査するようにしてください。config/service プロパティーが定義されていない場合は、config/default プロパティーを確認します。
# svcs network/uucp
UUCP サービスは、サービス管理機能によって管理されます。このサービスのステータスは、svcs コマンドを使用して確認できます。サービス管理機能の概要については、『Oracle Solaris 11.1 でのサービスと障害の管理』の第 1 章「サービスの管理 (概要)」を参照してください。
# inetadm -e network/uucp