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Oracle Solaris 11.1 でのリアクティブネットワーク構成を使用したシステムの接続 Oracle Solaris 11.1 Information Library (日本語) |
リアクティブネットワーク構成は、次に示すその他の Oracle Solaris ネットワーク技術と連携して動作します。
ネットワーク仮想化
リアクティブネットワーク構成は、次のようなさまざまな Oracle Solaris のネットワーク仮想化と連携して動作します。
仮想マシン: Oracle VM Server for SPARC (以前の論理ドメイン) および Oracle VM VirtualBox
リアクティブネットワークプロファイルは、Oracle Solaris のホストとゲストの両方でサポートされます。リアクティブネットワーク構成は、指定された仮想マシンに属するインタフェースのみを管理し、ほかの仮想マシンには干渉しません。
Oracle Solaris ゾーンとスタックインスタンス
リアクティブネットワークプロファイルは、大域ゾーンまたは排他的なスタック (非大域) ゾーンで動作します。
注 - 共有スタックゾーンのネットワーク構成は常に大域ゾーンで管理されるため、共有スタックゾーンではリアクティブネットワークプロファイルを使用できません。
システムのネットワーク構成に対する動的再構成 (DR) 機能とホットプラグ機能は、これらの機能をサポートするシステムでのみサポートされます。システムのアクティブな NCP がリアクティブ (Automatic またはユーザー定義のリアクティブプロファイル) または固定 (DefaultFixed) である場合は、これらの機能を使用するとデバイスを追加または削除できます。ただし、システムの動作はアクティブなプロファイルによって異なります。
Automatic プロファイルがアクティブであり、デバイスが差し込まれている場合、Automatic NCP は新たに追加されたデバイスの IP 構成を自動的に作成します。リアクティブ (Automatic またはユーザー定義の) プロファイルがアクティブである場合にデバイスを取り外すと、そのデバイスの IP が構成解除されますが、Automatic NCP のみは永続的な構成を削除します。固定プロファイルがアクティブな NCP である場合は、デバイスを追加したあとで IP 構成を明示的に追加するか、デバイスを削除する前に IP 構成を明示的に削除する必要があります。
デバイスの動的な構成の詳細は、『Oracle Solaris 11.1 の管理: デバイスとファイルシステム』を参照してください。固定プロファイルを使用する場合の動的再構成の実行の詳細は、『Oracle Solaris 11.1 での固定ネットワーク構成を使用したシステムの接続』の「動的再構成を使用してネットワークインタフェースカードを交換する方法」を参照してください。
固定ネットワークコマンド
アクティブな NCP が DefaultFixed またはリアクティブネットワークによって管理されているユーザー定義の NCP である場合は、ipadm および dladm コマンドを使用すると、現在のネットワーク構成を表示したり、現在アクティブな NCP を変更したりできます。リアクティブ (NWAM 管理) NCP がアクティブである場合は、これらのコマンドで作成されたリンクおよびインタフェースに対して暗黙のアクティブ化条件が割り当てられ、これらがベースとなるリンクまたはインタフェースに依存するようになります。たとえば、dladm を使用して VNIC を作成した場合、その VNIC NCU にはそのベースとなるリンクへの暗黙の依存関係が含まれます。
ipadm および dladm コマンドの詳細は、『Oracle Solaris 11.1 での固定ネットワーク構成を使用したシステムの接続』の第 4 章「IP インタフェースの操作」および『Oracle Solaris 11.1 での固定ネットワーク構成を使用したシステムの接続』の第 3 章「データリンクの操作」を参照してください。