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Oracle Solaris 11.1 の管理: Oracle Solaris ゾーン、Oracle Solaris 10 ゾーン、およびリソース管理 Oracle Solaris 11.1 Information Library (日本語) |
10. リソース上限デーモンによる物理メモリーの制御 (概要)
18. 非大域ゾーンのインストール、停止処理、停止、アンインストール、クローニングについて (概要)
19. 非大域ゾーンのインストール、ブート、停止処理、停止、アンインストール、およびクローニング (タスク)
22. ゾーンの移行と zonep2vchk ツールについて
23. Oracle Solaris システムの移行と非大域ゾーンの移行 (タスク)
24. ゾーンがインストールされている Oracle Solaris 11.1 システムでの自動インストールおよびパッケージ
25. Oracle Solaris ゾーンの管理 (概要)
26. Oracle Solaris ゾーンの管理 (タスク)
28. Oracle Solaris ゾーンで発生するさまざまな問題のトラブルシューティング
30. Oracle Solaris 10 システムの評価とアーカイブの作成
31. (オプション) Oracle Solaris 10 ゾーンへの Oracle Solaris 10 native 非大域ゾーンの移行
次の構成は、リソースプールと動的リソースプールの機能を有効にしている 1 つのシステムにアプリケーションを統合するために使用します。
アプリケーションサーバーは、2 つの CPU から構成されるプロセッサセットを持ちます。
アプリケーションサーバーのデータベースインスタンスとスタンドアロンのデータベースインスタンスは、4 つ以上の CPU から構成される 1 つのプロセッサセットに統合されます。スタンドアロンのデータベースインスタンスはそのリソースの 75% が保証されます。
テストおよび開発用のアプリケーションサーバーには IA スケジューリングクラスを適用して、UI の応答性を保証します。メモリーを制約して、不正なコードによる影響を低減します。
トランザクション処理サーバーには 2 つ以上の CPU から構成される専用のプロセッサセットを割り当てて、応答時間を短縮します。
この構成の対象には、各リソースセットのプロセッササイクルを消費している実行中の既知のアプリケーションすべてが含まれます。したがって、プロセッサリソースを必要としているセットにプロセッサリソースをセット間で転送できるように、次のような制約を設定します。
wt-load 目標を設定して、使用効率の高いリソースセットに、より多くのリソースを割り当てるようにします。
locality 目標を tight に設定して、プロセッサの近傍性が最大になるようにします。
また、どのリソースセットについても使用効率が 80% を超えないようにする制約も適用します。この制約により、アプリケーションは必要なリソースに確実にアクセスできます。さらに、トランザクション処理のプロセッサセットについては、使用効率を 80% 以下に保つという目標の重要性を、ほかの目標の 2 倍にします。この重要性は構成で定義します。