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Oracle Solaris 11.1 デスクトップ管理者ガイド Oracle Solaris 11.1 Information Library (日本語) |
GConf デーモンは gconfd-2 と呼ばれます。GConf デーモンは、設定値が変更されたときにアプリケーションに通知します。たとえば、メニューとツールバーの設定ツールで、ツールバーにアイコンのみが表示されるように選択したとします。設定ツールでこのオプションを選択すると、すべての開いているアプリケーションのツールバーがすぐに更新されます。GConf デーモンは、ローカルでもネットワークを介しても動作できます。
デフォルトで、GConf デーモンのインスタンスは、ユーザーごとに起動されます。GConf デーモンは、認証やデータの安全性のような複雑な問題を処理しません。GConf デーモンは、起動すると GConf パスファイルを /etc/gconf/ version/path ディレクトリから読み込みます。GConf デーモンは、アプリケーションと構成ソースの間のすべてのアクセスを管理します。
アプリケーションが設定キーの値をリクエストすると、GConf デーモンは次のプロセスを使用して構成ソースを特定の順序で検索します。
パスファイルで指定された順序で、各構成ソースの設定キーの値を検索します。値が見つかった場合は、その値を返します。
値が見つからない場合は、パスファイルで指定された順序で、各構成ソースの設定キーに対応するスキーマキーを検索します。
スキーマキーが見つかった場合は、スキーマキーの値をチェックします。
スキーマキーの値がスキーマオブジェクトの場合は、スキーマオブジェクトの <default> 要素の推奨値を返します。
GConf デーモンは、設定キーの値のキャッシュも行います。すべてのアプリケーションでこのキャッシュを使用できるため、アプリケーションが構成ソースにアクセスする必要があるのは 1 回のみです。
GConf デーモンを停止するには、次のコマンドを入力します。
# gconftool-2 --shutdown