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Oracle Solaris 11.1 でのサービスと障害の管理 Oracle Solaris 11.1 Information Library (日本語) |
init または shutdown コマンドを使用してシステムをブートしたり、実行レベルを変更したりすると、init デーモンは /etc/inittab ファイルから情報を読み取ってプロセスを起動します。/etc/inittab ファイルには、init プロセスにとって重要な次の情報が定義されています。
init プロセスが再起動すること
起動、モニターするプロセス、および停止時に再起動するプロセス
システムが新しい実行レベルに移行したとき行う処理
/etc/inittab ファイル内の各エントリは、次のフィールドからなります。
id:rstate :action:process
次の表で、inittab エントリのフィールドについて説明します。
表 1-4 inittab ファイルのフィールドの説明
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例 1-2 デフォルトの inittab ファイル
次の例では、リリースでインストールされるデフォルトの inittab ファイルを示します。そのあとに、この例の出力の各行についての説明も示します。
ap::sysinit:/usr/sbin/autopush -f /etc/iu.ap (1) smf::sysinit:/lib/svc/bin/svc.startd >/dev/msglog 2<>/dev/msglog </dev/console (2) p3:s1234:powerfail:/usr/sbin/shutdown -y -i5 -g0 >/dev/msglog 2<>/dev/...(3)
STREAMS モジュールを初期化します
SMF 用のマスターリスタータを初期化します
電源障害の場合のシャットダウンを指定します
init プロセスが起動され、svc:/system/environment:init SMF サービスで定義されたプロパティーを読み取って、環境変数を設定します。
init プロセスは inittab ファイルを読み取り、次の処理を行います。
action フィールドが sysinit になっているすべてのプロセスエントリを実行して、ユーザーがログインする前に特別な初期設定処理がすべて行われるようにします。
起動アクティビティーを svc.startd に渡します。
init プロセスが inittab ファイルを使用する方法については、init(1M) のマニュアルページを参照してください。