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Oracle Solaris 10 から Oracle Solaris 11.1 への移行 Oracle Solaris 11.1 Information Library (日本語) |
1. Oracle Solaris 10 から Oracle Solaris 11 リリースへの移行 (概要)
2. Oracle Solaris 11 インストール方法への移行
Oracle Solaris 10 のシステム構成と Oracle Solaris 11 のシステム構成の比較
Oracle Solaris 11 のインストール後に印刷環境を設定する方法
Oracle Solaris インスタンスは、大域ゾーンまたは非大域ゾーンのブート環境として定義されるもので、インストール中に作成および構成されます。Oracle Solaris インスタンスのインストールまたは作成が完了したら、新しい sysconfig ユーティリティーを使用してインスタンスの構成解除や再構成を行えます。このツールは、sys-unconfig および sysidtool ユーティリティーを置き換えます。
Oracle Solaris 11 の sysconfig configure コマンドは、Oracle Solaris 10 でシステムの構成解除や停止に使用される sys-unconfig コマンドと似た結果を生成します。例:
# sysconfig configure -s This program will re-configure your system. Do you want to continue (y/(n))? y
次の例は、以前に構成された Oracle Solaris インスタンスを構成解除し、それを未構成の状態にしておく方法を示しています。
# sysconfig unconfigure -g system
既存の構成 XML プロファイルを指定することで、Oracle Solaris インスタンスを再構成することもできます:
# sysconfig configure -c profile-name.xml
インストール前に既存の構成プロファイルを指定しない場合は、インストール処理中に SCI ツールが起動されます。SCI ツールを使用すれば、対象の Oracle Solaris インスタンスに固有の構成情報を指定できます。SCI ツールは、テキストインストールの一環として構成情報を提供できるようにするための一連の対話式パネルで構成されます。インストールした Oracle Solaris システムで ツールを実行すると、指定した仕様に基づいた新しいシステム構成プロファイルを作成することもできます。
次のように、SCI ツールをコマンド行から起動します。
# sysconfig configure
sysconfig(1M) のマニュアルページを参照し、『Oracle Solaris 11.1 システムのインストール』の第 6 章「Oracle Solaris インスタンスの構成解除または再構成」を参照してください。