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Oracle Solaris Cluster システム管理 Oracle Solaris Cluster 4.1 (日本語) |
1. Oracle Solaris Cluster の管理の概要
2. Oracle Solaris Cluster と RBAC
5. グローバルデバイス、ディスクパス監視、およびクラスタファイルシステムの管理
7. クラスタインターコネクトとパブリックネットワークの管理
Oracle Solaris Cluster ソフトウェアの更新
クラスタが正常に動作するためには、すべてのクラスタのメンバーノードに同じ更新が適用されている必要があります。ノードを更新するときは、更新を行う前に、クラスタメンバーシップからノードを一時的に削除するか、クラスタ全体を停止しておく必要がある場合があります。
Oracle Solaris Cluster ソフトウェアを更新する方法は 2 つあります。
アップグレード - クラスタを最新のメジャーまたはマイナー Oracle Solaris Cluster リリースにアップグレードし、すべてのパッケージを更新することにより Oracle Solaris OS を更新します。メジャーリリースの例は、Oracle Solaris Cluster 4.0 から 5.0 へのアップグレードです。マイナーリリースの例は、Oracle Solaris Cluster 4.0 から 4.1 へのアップグレードです。scinstall ユーティリティーまたは scinstall -u update コマンドを実行して、新しいブート環境 (イメージのブートインスタンス) の作成、使用されていないマウントポイントへのブート環境のマウント、ビットの更新、および新しいブート環境の有効化を行います。クローン環境の作成では、最初に追加の領域が消費されず、ただちに作成されます。この更新を行ったあとに、クラスタをリブートする必要があります。また、アップグレードでは、Oracle Solaris OS が最新の互換性のあるバージョンにアップグレードされます。詳細な手順については、『Oracle Solaris Cluster Upgrade Guide 』を参照してください。
ブランドタイプのフェイルオーバーゾーン solaris がある場合は、『Oracle Solaris Cluster Upgrade Guide』の「How to Upgrade a Failover Zone」の手順に従います。
solaris10 ブランドゾーンがゾーンクラスタにある場合は、『Oracle Solaris Cluster Upgrade Guide』の「Upgrading a solaris10 Brand Zone in a Zone Cluster」のアップグレードの手順に従います。
注 - Oracle Solaris Cluster Core SRU を適用しても、ソフトウェアを別の Oracle Solaris Cluster リリースにアップグレードした場合と同じ結果にはなりません。
更新 - 特定の Oracle Solaris Cluster パッケージを別の SRU レベルに更新します。pkg コマンドのいずれかを使用して、Service Repository Update (SRU) 内の Image Packaging System (IPS) パッケージを更新できます。SRU は、通常、定期的にリリースされ、更新されたパッケージと不具合の修正が含まれています。このリポジトリには、すべての IPS パッケージと更新されたパッケージが含まれています。pkg update コマンドを実行すると、Oracle Solaris オペレーティングシステムと Oracle Solaris Cluster ソフトウェアの両方が互換性のあるバージョンに更新されます。この更新を行ったあとに、クラスタをリブートする必要がある場合があります。手順については、「特定のパッケージの更新」を参照してください。