ディスクセットのインポート

metaimport コマンドを使用すると、ディスクセットをあるシステムから別のシステムにインポートできます。

インポートに使用可能なディスクセットに関するレポートを出力する方法

スーパーユーザーになります。
インポートに使用可能なディスクセットに関するレポートを取得します。
```
# metaimport -r -v
```
-r

システムへのインポートに使用可能な構成解除されたディスクセットのレポートを提供します。

-v

状態データベース (metadb) の複製の場所や、システムへのインポートに使用可能な構成解除されたディスクセットのディスクのステータスに関する詳細情報を提供します。

例 19-13 インポートに使用可能なディスクセットに関する報告

次の例は、インポートに使用可能なディスクセットに関するレポートを出力する方法を示しています。metaimport コマンドからの出力では、通常のディスクセットと複製されたディスクセットが区別されます。

# metaimport -r
# metaimport -r
Drives in regular diskset including disk c1t2d0:
   c1t2d0
   c1t3d0
 More info:
   metaimport -r -v c1t2d0 
Import:   metaimport -s <newsetname> c1t2d0 
 Drives in replicated diskset including disk c1t4d0:
   c1t4d0
   c1t5d0
 More info:
   metaimport -r -v c1t4d0 
Import:   metaimport -s <newsetname> c1t4d0
# metaimport -r -v c1t2d0
Import: metaimport -s <newsetname> c1t2d0
Last update: Mon Dec 29 14:13:35 2003
Device       offset       length replica flags
c1t2d0           16         8192      a        u     
c1t3d0           16         8192      a        u

ディスクセットをあるシステムから別のシステムにインポートする方法

スーパーユーザーになります。
ディスクセットがインポートに使用可能であることを確認します。
```
# metaimport -r -v
```
使用可能なディスクセットをインポートします。
```
# metaimport -s diskset-name disk-name
```
- s diskset-name

作成されるディスクセットの名前を指定します。

disk-name

インポートされるディスクセットの状態データベースの複製が含まれているディスク (c#t#d#) を指定します。
ディスクセットがインポートされていることを確認します。
```
# metaset -s diskset-name
```

例 19-14 ディスクセットのインポート

次の例は、ディスクセットをインポートする方法を示しています。

# metaimport -s red c1t2d0
Drives in diskset including disk c1t2d0:
  c1t2d0
  c1t3d0
  c1t8d0
More info:
  metaimport -r -v c1t2d0
# metaset -s red


Set name = red, Set number = 1

Host                Owner
  host1            Yes

Drive    Dbase

c1t2d0   Yes  

c1t3d0   Yes  

c1t8d0   Yes

ナビゲーションリンクをスキップ
印刷ビューの終了
	Solaris Volume Manager 管理ガイド Oracle Solaris 10 1/13 Information Library (日本語)