ディスクセットの作成

ディスクセットを作成する方法

始める前に

ディスクセットを作成するには、次のいずれかの方法を使用します。
- Solaris 管理コンソール内の拡張ストレージツールから、「ディスクセット」ノードを開きます。「アクション」、「ディスクセットを作成」の順に選択します。次に、ウィザードの指示に従います。詳細は、オンラインヘルプを参照してください。
- コマンド行からディスクセットを最初から作成するには、次の形式の metaset コマンドを使用します。
```
# metaset -s diskset-name -a -h -M hostname
```
  -s diskset-name
  
  metaset コマンドの対象となるディスクセットの名前を指定します。
  
  -a
  
  指定されたディスクセットにホストを追加します。Solaris Volume Manager は、ディスクセットあたり最大 4 つのホストをサポートしています。
  
  -M
  
  作成されるディスクセットが複数所有者ディスクセットであることを指定します。
  
  -h hostname
  
  ディスクセットに追加される 1 つまたは複数のホストを指定します。最初のホストを追加すると、ディスクセットが作成されます。あとで、2 番目のホストを追加できます。ただし、指定された hostname 上にこのディスクセット内のすべてのディスクが見つからない場合、2 番目のホストは受け入れられません。hostname は、/etc/nodename ファイル内にあるのと同じ名前です。
  
  詳細は、metaset(1M) のマニュアルページを参照してください。
新しいディスクセットのステータスを確認します。
```
# metaset
```

例 19-1 ディスクセットの作成

次の例では、ホスト host1 から、blue という名前の共有ディスクセットを作成します。metaset コマンドは、ステータスを表示します。この時点では、ディスクセットに所有者はいません。ディスクセットにディスクを追加したホストが、デフォルトで所有者になります。

# metaset -s blue -a -h host1              
# metaset
Set name = blue, Set number = 1

Host                Owner
  host1

例 19-2 複数所有者ディスクセットの作成

次の例では、red という名前の複数所有者ディスクセットを作成します。metaset コマンドからの出力の 1 行目には、このディスクセットが複数所有者ディスクセットであることを示す「Multi-owner」が表示されています。

# metaset -s red -a -M -h nodeone
# metaset -s red
Multi-owner Set name = red, Set number = 1, Master = 

Host                Owner          Member
  nodeone                          Yes

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	Solaris Volume Manager 管理ガイド Oracle Solaris 10 1/13 Information Library (日本語)