Solaris Volume Manager を管理する方法

Solaris Volume Manager を管理するには、次の方法のいずれかを使用します。

Solaris 管理コンソール – このツールは、ボリューム管理機能を管理するための GUI を提供します。Solaris 管理コンソール内の拡張ストレージツールを使用します。拡張ストレージツールの例については、図 3-1 を参照してください。このインタフェースは、ボリューム、ホットスペアプール、状態データベースの複製を含む、Solaris Volume Manager コンポーネントのグラフィカルビューを提供します。このインタフェースでは、Solaris Volume Manager コンポーネントのウィザードベースの操作が提供されるため、ディスクをすばやく構成したり、既存の構成を変更したりできます。
コマンド行 – いくつかのコマンドを使用してボリューム管理機能を実行できます。Solaris Volume Manager のコアコマンドは、meta で始まります (metainit コマンドや metastat コマンドなど)。Solaris Volume Manager のコマンドの一覧については、付録 B Solaris Volume Manager のクイックリファレンスを参照してください。

注 - Solaris Volume Manager をコマンド行と GUI で同時に管理しようとしないでください。構成に対して矛盾した変更が加えられる可能性があり、その動作が予測できなくなります。Solaris Volume Manager を管理するために両方のツールを使用できますが、同時には使用できません。

図 3-1 Solaris 管理コンソールでの拡張ストレージツール (Solaris Volume Manager) のビュー

image:このスクリーンショットは拡張ストレージツールを示しています。右側にはコンポーネントが一覧表示され、左側にはさまざまな Solaris Volume Manager ツールが示されています。

Solaris Volume Manager グラフィカルユーザーインタフェース (GUI) にアクセスする方法

Solaris Volume Manager GUI (拡張ストレージ) は Solaris 管理コンソールの一部です。GUI にアクセスするには、次の手順を使用します。

次のコマンドを使用して、ホストシステムで Solaris 管理コンソールを起動します。
```
% /usr/sbin/smc
```
ナビゲーションペインで「このコンピュータ」をダブルクリックします。
ナビゲーションペインで「ストレージ」をダブルクリックします。
ナビゲーションペインで「拡張ストレージ」をダブルクリックして Solaris Volume Manager ツールをロードします。
ログインするよう求められたら、root または同等のアクセス権を持つユーザーとしてログインします。
ボリューム、ホットスペアプール、状態データベースの複製、およびディスクセットを管理するための適切なアイコンをダブルクリックします。
ヒント - Solaris 管理コンソールのすべてのツールでは、コンソールウィンドウの一番下のセクションか、またはウィザードパネルの左側に情報が表示されます。このインタフェースでのタスクについて情報が必要な場合は、いつでも「ヘルプ (Help)」を選択できます。

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	Solaris Volume Manager 管理ガイド Oracle Solaris 10 1/13 Information Library (日本語)