信頼できる Web ガードプロトタイプ

この章では、Web ガードと呼ばれる安全な Web ブラウジングプロトタイプの構成について説明します。Web ガードは、Web サーバーとその Web コンテンツを隔離してインターネットからの攻撃を防ぐように構成されています。

この章で説明する Web ガードプロトタイプは、完全なソリューションではありません。むしろ、このプロトタイプは、マルチレベルポートをどのように使用すれば、ラベルの境界を越えて URL リクエストをプロキシできるかを示すよう意図されています。より完全なソリューションにするには、認証、データフィルタリング、監査などを組み込みます。

このプロトタイプの主な実装は管理手法によるものです。このプロトタイプは、マルチレベルポート、トラステッドネットワーク、および Apache Web サーバー構成を使用して Web ガードを設定します。管理手法による例のほかに、プログラムによるいくつかの方法を使用しても安全な Web ブラウジングプロトタイプを設定できます。

この章で扱う内容は、次のとおりです。

• 「管理手法による Web ガードプロトタイプ」

• 「下位レベルの信頼できないサーバーへのアクセス」