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Oracle Solaris チューニング可能パラメータリファレンスマニュアル Oracle Solaris 10 1/13 Information Library (日本語) |
1. Oracle Solaris システムのチューニングの概要
2. Oracle Solaris カーネルチューニング可能パラメータ
3. Oracle Solaris ZFS チューニング可能パラメータ
5. インターネットプロトコル群のチューニング可能パラメータ
RFC (Internet Request for Comments)
ip_icmp_err_interval と ip_icmp_err_burst
ip_respond_to_echo_broadcast と ip6_respond_to_echo_multicast
ip_send_redirects と ip6_send_redirects
ip_forward_src_routed と ip6_forward_src_routed
ip_strict_dst_multihoming と ip6_strict_dst_multihoming
ip_icmp_return_data_bytes と ip6_icmp_return_data_bytes
/etc/system ファイルに設定する TCP/IP パラメータ
SCTP 終端が INIT チャンクの再送信位置で行う最大試行回数を制御します。SCTP 終端は、SCTP 設定構造で、この値をオーバーライドできます。
8
0 から 128
はい
INIT 再送回数は 「sctp_pa_max_retr」 に依存します。sctp_max_init_retr が sctp_pa_max_retr 以下であれば理想的です。
変更の可能性あり
SCTP 接続のすべてのパスを経由する最大再送回数を制御します。この値を超過すると、SCTP 接続は終了します。
10
1 から 128
はい
すべてのパスを経由する最大再送回数は、パスの数と各パスの最大再送回数によって決定されます。 sctp_pa_max_retr は、使用可能なすべてのパスの 「sctp_pp_max_retr」 の合計に設定するべきです。たとえば、宛先までのパス数が 3 で、これらのパスの最大再送回数がそれぞれ 5 回である場合、sctp_pa_max_retr には 15 以下の値を設定するべきです (RFC 2960、Section 8.2 の Note を参照)。
変更の可能性あり
5
1 から 128
はい
この値を 5 より小さい値に変更しないでください。
変更の可能性あり
1,048,576
128 から 1,073,741,824
はい
アプリケーションが setsockopt(3XNET) を使用してウィンドウサイズに sctp_cwnd_max より大きい値を設定しようとしても、使用される実際のウィンドウが sctp_cwnd_max を超えることはありません。したがって、「sctp_max_buf」 は sctp_cwnd_max より大きくするべきです。
変更の可能性あり
SCTP 接続上で、アウトバウンド IP バージョン 4 パケットの IP バージョン 4 ヘッダーの TTL 値を制御します。
64
1 から 255
はい
通常、この値を変更する必要はありません。宛先パスが 64 ホップを超過しそうな場合は、このパラメータの値を大きくします。
変更の可能性あり
HEARTBEAT チャンクからハードビートに対応したアイドル状態の宛先までの間隔を計算します。
SCTP 終端は、相手側のアイドル状態の宛先転送アドレスまでの到達性をモニターするため、定期的に HEARTBEAT チャンクを送信します。
30 秒
0 から 86,400 秒
はい
RFC 2960 のセクション 8.3 を参照してください。
変更の可能性あり
新しいシークレットを生成するタイミングを判定します。生成されたシークレットから、Cookie の MAC を計算できます。
2 分
0 から 1,440 分
はい
RFC 2960 のセクション 5.1.3 を参照してください。
変更の可能性あり
1500 バイト
68 から 65,535
はい
基底リンクが 1500 バイト以上のフレームサイズをサポートする場合は、このパラメータの値を大きくします。
変更の可能性あり
100 ミリ秒
1 から 60,000 ミリ秒
はい
RFC 2960 のセクション 6.2 を参照してください。
変更の可能性あり
0 (無効)
0 (無効)、1 (有効)
はい
パスにおける MTU の変更を無視する場合、このパラメータを有効にします。パス MTU が減った場合、このパラメータを有効にすると、IP 分割が行われます。
変更の可能性あり
102,400
1024 から 4,294,967,295
はい
RFC 2960 のセクション 7.2.1 を参照してください。
変更の可能性あり
デフォルトの送信ウィンドウサイズをバイト数で指定します。「sctp_max_buf」 も参照してください。
102,400
8,192 から 1,073,741,824
はい
アプリケーションは、getsockopt(3SOCKET) SO_SNDBUF を使って、個々の接続の送信バッファーを変更できます。
変更の可能性あり
8,192
8,192 から 1,073,741,824
はい
通常、この値を変更する必要はありません。このパラメータは、ソケットの送信バッファーを書き込み可能にするために必要な最小限のサイズを設定します。必要に応じて、「sctp_xmit_hiwat」 と一致するようにこのパラメータを変更できます。
変更の可能性あり
デフォルトの受信ウィンドウサイズをバイト数で指定します。「sctp_max_buf」 も参照してください。
102,400
8,192 から 1,073,741,824
はい
アプリケーションは、getsockopt(3SOCKET) SO_RCVBUF を使って、個々の接続の受信バッファーを変更できます。
変更の可能性あり
最大バッファーサイズをバイト数で制御します。これは、アプリケーションが getsockopt(3SOCKET) を使用して設定する送信バッファーおよび受信バッファーの最大値を制御します。
1,048,576
8,192 から 1,073,741,824
はい
高速ネットワーク環境で接続を確立する場合は、ネットワークリンク速度に合わせて、このパラメータの値を大きくします。
変更の可能性あり
SCTP 接続上で、アウトバウンド IP バージョン 6 パケットの IP バージョン 6 ヘッダのホップ制限値を設定します。
60
0 から 255
はい
通常、この値を変更する必要はありません。宛先パスが 60 ホップを超過しそうな場合は、このパラメータの値を大きくします。
変更の可能性あり
1,000
500 から 60,000
はい
RFC 2960 のセクション 6.3.1 を参照してください。
変更の可能性あり
60,000
1,000 から 60,000,000
はい
RFC 2960 のセクション 6.3.1 を参照してください。
変更の可能性あり
3,000
1,000 から 60,000,000
はい
RFC 2960 のセクション 6.3.1 を参照してください。
変更の可能性あり
60,000
10 から 60,000,000
はい
通常、この値を変更する必要はありません。このパラメータは、「sctp_rto_max」 に合わせて変更できます。
変更の可能性あり
32
1 から 65,535
はい
RFC 2960 のセクション 5.1.1 を参照してください。
変更の可能性あり
32
1 から 65,535
はい
RFC 2960 のセクション 5.1.1 を参照してください。
変更の可能性あり
60,000
0 から 300,000
はい
通常、この値を変更する必要はありません。このパラメータは、「sctp_rto_max」 に合わせて変更できます。
変更の可能性あり
4
2 から 8
はい
このパラメータを変更する必要はありません。この値はテスト目的で変更する場合があります。
変更の可能性あり
0 (無効)
0 (無効)、1 (有効)
はい
動的アドレス構成が必要な場合は有効にします。セキュリティー上、このパラメータはテスト目的以外では有効にしないでください。
変更の可能性あり
1 (有効)
0 (無効)、1 (有効)
はい
ご使用の SCTP 環境で部分的な信頼がサポートされていない場合、無効にします。
変更の可能性あり
このパラメータは、SCTP が一時的なポートとして選択できる最小ポート番号を制御します。アプリケーションでは、指定されたプロトコルを使って接続を作成する際に、ポート番号を指定しないで一時的なポートを使用することができます。一時的なポートは、特定のアプリケーションに関連付けられていません。接続が閉じられると、ポート番号を別のアプリケーションで再利用することができます。
ポート番号
32,768
1,024 から 65,535
はい
より広範囲の一時的なポートが必要な場合。
変更の可能性あり