リファレンス・ガイド

     前  次    新規ウィンドウで目次を開く    PDFとして表示 - 新規ウィンドウ  Adobe Readerを取得 - 新規ウィンドウ
コンテンツはここから始まります

環境変数

 


CICS Runtime環境変数

次の2つの重要なTuxedo環境変数が必須です。

注意: CICS Runtimeの場合、APPDIRを、CICS Runtimeサーバーのバイナリがあるディレクトリに設定する必要があります。

CICS Runtime固有の環境変数

KIXDIR

KIXDIRは、CICS Runtime製品がインストールされるディレクトリを示す必須の環境変数です。

通常、Tuxedo環境変数APPDIRは、${KIXDIR}/binに設定してください。

KIXCONFIG

KIXCONFIGは、リソース構成ファイルがあるディレクトリを示す必須の環境変数です。

KIX_TS_DIR

KIX_TS_DIRは、回復不可能なTSに対応するファイルがあるディレクトリを示す必須の環境変数です。各tsqサーバーのenvfileで異なる設定をすることで、サーバーごとに差違化できます(Tuxedoのドキュメントを参照)。

KIX_TD_DIR

KIX_TD_DIRは、エクストラ・パーティションTDQueuesに対応するファイルがあるディレクトリを示す必須の環境変数です。

KIX_TD_QSPACE_DEVICE

KIX_TD_QSPACE_DEVICEは、TD QUEUE(INTRA)に必須な環境変数です。tdq_srvサーバーに必要なTuxedo QSPACEを示します。

KIX_TD_QSPACE_NAME

KIX_TD_QSPACE_NAMEは、TD QUEUE(INTRA)に必須な環境変数です。tdqサーバーに必要なTuxedo QSPACE名を示します。

KIX_TD_QSPACE_IPCKEY

KIX_TD_QSPACE_IPCKEYは、TD QUEUE(INTRA)に必須な環境変数です。tdqサーバーに必要なTuxedo QSPACEを示します。

KIX_TECH_DIR

KIX_TECH_DIRは、テクニカル・ファイルがART CICSによって、たとえばREQIDオプションを介して名前付きのDELAYCANCELを管理するために内部的に使用されたり、ENQ/DEQが書き込まれたりするディレクトリを示す必須の環境変数です。1つのCICSリージョン上で送信された名前付きのDELAYを別の地域で簡単に取り消しできないというソース制限を再現する場合を除き、各サーバーに対して同一である必要があります。

KIX_CWA_SIZE

この環境変数はオプションです。

ソース・プラットフォーム上で、Common Work Area (CWA)は、単一のCICSリージョン内で実行されるすべてのプログラムによって共有されます。このCICSゾーンのサイズは0 - 32765バイトで、0はCWAが定義されないことを示します。

ターゲット・プラットフォームのでは、KIX_CWA_SIZE変数もCWAのサイズを示します(0 - 32765バイト)。この環境変数が設定されない場合、値はデフォルトで0になります。値が0場合(明示的の場合も暗黙の場合も)は、CWAが定義されないことを示します。

KIX_CWA_IPCKEY

Common Work Area (CWA)が定義される場合(「KIX_CWA_SIZE」を参照)、共有メモリー・セグメントにより各マシン上に実装されます。KIX_CWA_IPCKEY変数は、共有メモリー・セグメントのIPCKEY(識別子)を示します。値は、1 - 99 999 999の範囲で定義できます。

注意: KIX_CWA_SIZEが正の値に設定されている場合、この変数は必須です。

KIX_QSPACE_IPCKEY

この必須の変数は、ARTATRNが遅延非同期トランザクションに対して使用する、ASYNC_QSPACEという名前のTuxedo qspaceを作成するために使用されます。

IPCキーには、ほかのIPCリソースの要件と競合しない値を指定します。この値は32,768より大きく262,143未満にします。

KIX_TRACE_LEVEL

このオプションの変数を使用すると、管理者がシステム・アクティビティのトレースを取得できます。

設定できる範囲は0 - 9で、0はトレースなし、9は最大トレースを意味します。変数が定義されない場合、デフォルト値は0です。最も関係性が強いトレース・レベルは次のとおりです。

サポート・チーム用に他のレベルが予約されています。レベルが上がるほど、低いレベルで伝達されたトレースをすべてカバーします。

KIX_USER_TRACE

このオプションの変数は、トレースのタイプ(1接続当たり1つのトレース・ファイル、または同じファイルですべてのトレース)を定義します。

KIX_USER_TRACE=SIDは、1接続当たりに1つのトレース・ファイルを表します。もう1つの値はSTDで、この場合、トレースはサーバーの各stdoutに出力され、変数が設定されていない場合は、STDとみなされます。

複数の同名のARTサーバーに対して、トランザクション / コマンド監査ツールを使用する場合は、SIDを使用してください。

KIX_TRACE_PATH

KIX_USER_TRACESIDに設定されている場合、KIX_TRACE_PATH変数を設定する必要があります。トレース・ファイルが保存されるディレクトリを定義します(ファイル名は.trcで終わります)。

この変数は、他のファイルの格納には使用されません。

KIX_MAP_PATH

このオプションの変数には、Typeterm構成ファイル内で、マップセットの「FILENAME」フィールドに絶対パスが指定されない場合のために、マップセットの物理ファイルが検索されるパス(ディレクトリのリスト)を定義します。

KIX_SPOOL_OUTPUT_DIR

SPOOL関数に使用される必須の環境変数です。CICS Runtimeが<spool_token>.<sever_pid>.<time_in_microseconds>.<occurrence_number>というスプール・ファイルを書き込む場所のディレクトリを示します。

KIX_SPOOL_JOB_SUBMIT

SPOOL関数に使用される必須の環境変数です。スプール・ファイルの送信用コマンド・ラインを示します。コマンド・ラインには、最初にスプール・ファイル名を参照する必須の%s記号を、2番目にはCLASSを参照する任意の%s記号を含める必要があります。

例: KIX_SPOOL_JOB_SUBMIT=/my_path/my_shell_script -f %s -c %s

注意: このスクリプトは、バッチ実行環境で実行する必要があります。「nohup」および「&」コマンドを使用すると、ログアウト後もバックグラウンドでスクリプトを実行し続けることが可能です。

KIX_SPOOL_JOB_AUTO_SUBMIT

SPOOL関数に使用されるオプションの環境変数です。KIX_SPOOL_JOB_SUBMITが設定されていない場合のみ、KIX_SPOOL_JOB_AUTO_SUBMITYESまたはyesに設定されていると、スプール・ファイルが自動的に送信されます。

例: KIX_SPOOL_JOB_AUTO_SUBMIT=yes

COB_ENABLE_XA

これは、ART CICS RuntimeとともにCOBOL-ITを使用する場合に必須の環境変数です。XA環境でCOBOL-IT/BDBによるVSAMファイル・サポートが有効化されていることを示します。1に設定する必要があります。

DD_VSAMFILE

DD_VSAMFILEは、CICSプログラムにいくつかのVSAM演算子が含まれる場合、ARTワークベンチにより生成されるVSAM構成ファイルdesc.vsamの位置を示す必須環境変数です。

ISC_ENABLE

ISC_ENABLEはオプションの環境変数です。ISC_ENABLE=YESを設定すると、次のISC関連機能が有効になります。

注意:

  先頭に戻る       前  次