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外部CICSインタフェース(EXCI)

 


概要

外部CICSインタフェースは、MVSで実行されるCICS以外のプログラムを有効化するアプリケーション・プログラミング・インタフェースです。次の操作を実行できます。

外部CICSインタフェースは、2種類の形式のプログラミング・インタフェースを提供します。

 


Oracle Tuxedo Application RuntimeにおけるEXCI

図C-1 ARTにおけるEXCI

ARTにおけるEXCI

それぞれのEXCI ART CICSプログラムは、resource/program.descファイル内でDPLサービスとして定義する必要があります。7番目の列にはCICS SYSIDを含める必要があり、サービスは<SYSID>_<PROGRAM>という名前で通知されます。

transaction.descDFHMIRSを使用してミラー・トランザクションが定義されている場合、DPLは<APPLID>_MIRROR_<TRANSID>またはMIRROR_<TRANSID>という名前でサービスを通知します。

すべてのDPLリクエストがSYNCONRETURNを使用して実行され、RRMSの制御化にない場合、Tuxedoクライアントではリソース・マネージャは必要ありません。最初のEXCIリクエスト・プロセス中に初期化が実行され、Tuxedoセッションはクライアント・プロセスの最後に終了されます。

RRMSが使用されるか、または1つのDPLリクエストがSYNCONRETURNを使用せずに実行される場合、Tuxedoクライアント・プロセスは1つのリソース・マネージャを使用して構築する必要があります。初期化時にリソース・マネージャが開かれ、クライアント・プロセスの開始時にトランザクションが始まります。これらの手順のいずれかが正常に実行されない場合、クライアント・プロセスは中断します。クライアント・プロセスが通常どおりに終了すると、トランザクションがクライアント・プログラム(RSSCMIT)によって明示的に実行されない場合、そのトランザクションはコミットされます。クライアント・プロセスが異常に終了すると、トランザクションはロールバックされます。これらのいずれかの場合、リソース・マネージャが閉じられ、Tuxedoセッションが終了されます。

サポートされるEXCIインタフェース

EXCIプリコンパイラ・オプションは、CICSクライアント・バッチ・プログラム用に使用する必要があります。

COBOLプリコンパイラは、EXCI CALLまたは1つのCICSコマンド(EXEC CICS LINK)のみを次に説明するオプションとともにサポートします。Cプリコンパイラは、EXCI EXEC CICS LINKのみをサポートします。

EXEC CICS LINKの場合、RETCODEコマンド・オプションはEXCIで必須ですが、NOEXCIでは禁止されており、APPLIDオプションはEXCI専用です。EXCIを使用しない場合、SYSIDオプションを使用できます。

EXCIプリコンパイラ・オプションを使用する場合、DFHEIBLKDFHCOMMAREAPROCEDURE DIVISION USINGパラメータとして生成されません。

EXCIプリコンパイラ・オプションは、7番目の列から含まれるCOBOLコメント行を挿入すると設定されます。

*KIX--OPTION EXCI

IDENTIFICATION DIVISION行の前。

EXCI Cプリコンパイラ・オプションは、-Bで設定されます。

ART CICSがサポートするEXCI EXEC CICS LINKコマンドは、PROGRAM (name)APPLID (name)およびTRANSID (name)です。DATALENGTH (data-value)は認識されます。

プリコンパイラ制御

アクセス認証

Tuxedo構成のSECURITYレベルによってアクセス認証が実行されます。

MT_EXCIAPPPROFILE環境変数は、genappprofile ARTKIXツールによって生成されるアプリケーション・プロファイル・ファイル名を提供します。デフォルト・ファイル名は$HOME/.EXCIappProfileです。

DPLサービスでは、EXEC CICS ASSIGN USERID()コマンドが次を返します。

詳細は、ART Batch Runtimeのドキュメントを参照してください。

ART CICSの実装

EXCIインタフェースを介してリンクされるプログラムは、ARTDPLサーバーによって通知されます。そのプログラム名は<program>_<sysid>となり、<program>はリンクされるプログラム名(EXCI EXECインタフェースのoption PROGRAM(<program>))で、<sysid>はCICSシステムIDです。

EXCIインタフェースは、<applid> CICSアプリケーションIDを使用して適切なCICS領域のアドレスを指定します。<applid><sysid>との間の関係は、<applid>_infoと言う名前の特定のDPLサーバー・サービス経由で構築されます。

DPLサーバー・コマンド・ライン(CLOPT)の-aユーザー・パラメータ値は、_infoサービスの<applid>値として使用されます。

<applid>がクライアント(APPLID(<applid>を使用せずに) EXCI EXECインタフェース・オプション)によって省略される場合、default_infoサービスが呼び出されます。このサービスは、最初に起動されるDPLサーバーによって通知されます。

_infoサービスは、サーバー・コマンド・ラインの-sユーザー・パラメータによってサーバーに関連付けられる<sysid>を返します。

ART CICSローリング・パッチ015以降、4つの新しいサービスがARTDPLサーバーによって通知されます。

ART制限

共通EXCIインタフェースのART制限
EXCI CALLインタフェースのART制限
EXCI EXECインタフェースのART制限

DFHXCRM置換可能モジュールは処理されません。

SRRCMIT/SRRBACK機能

SRRCMITおよびSRRBACK関数を使用できます。ATRCMITおよびATRBACK関数はサポートされていません。

SRRCMIおよびSRRBACK関数は次のようにコーディングする必要があります。

01  SRR-RETCODE              PIC 9(8) COMP-5.
CALL "SRRCMIT" USING SRR-RETCODE
CALL "SRRBACK" USING SRR-RETCODE

EXCI EXEC CICS LINKの構成ファイル宣言

EXCI EXEC CICS Linkコマンドを使用するには、system.desctransactions.descおよびprogram.desc構成ファイルを構成する必要があります。

構成の例を、次に示します。

リストC-1 system.desc
[SYSID]
APPLID={applid}
リストC-2 transactions.desc
#TRANSNAME;GROUPNAME; DESCRIPTION; PROGRAM,hardcode with DFHMIRS
ECCI;SIMPDPL;pg for simpapp;DFHMIRS
リストC-3 program.desc
#PROGRAM;GROUP;DESCRIPTION;LANGUAGE;EXECKEY;STATUS
TOUPSVR;SIMPDPL;pg for simpapp;COBOL; ;ENABLED;KIXD

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