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Oracle® Exalogic Elastic Cloudマシン・オーナーズ・ガイド
リリース2.0.6.4
B71906-08
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1.2 Exalogicのハードウェア・コンポーネント

Exalogicマシンは、計算ノード、ストレージ・アプライアンス、InfiniBandおよびイーサネット・ネットワーキング・コンポーネントから構成されます。各マシンに含まれるコンポーネントの数は、ハードウェア構成によって異なります。

注意:

この章に記載するハードウェア・コンポーネントは、出荷時のExalogicマシンに含まれるものです。

表1-1 Exalogicのハードウェア・コンポーネント

コンポーネント フル・ラック ハーフ・ラック クォーター・ラック 1/8ラック

Sun Rack II 1242

1

1

1

1

計算ノード:

  • Oracle Server X6–2

  • 以前のバージョンのハードウェア: Sun Fire X4170 M2 (X2–2)、Sun Server X3-2、Sun Server X4-2およびOracle Server X5-2。

30

16

8

4

ストレージ・アプライアンス:

  • X6-2: Oracle ZS5-ESストレージ・アプライアンス

  • X2-2およびX3-2: デュアル・コントローラSun ZFS Storage 7320アプライアンス(60 TB)

  • X4-2 およびX5-2: Oracle ZS3-ESストレージ・アプライアンス

1

1

1

1

SunネットワークQDRインフィニバンド・ゲートウェイ・スイッチ(NM2-GW)

4

2

2

2

Sunデータ・センター・インフィニバンド・スイッチ36 (NM2-36P)このスパイン・スイッチは、Exalogicマシンの構成に含まれておらず、個別に購入する必要があります。 0 0 0 0

Cisco社製イーサネット管理スイッチ

  • X2-2: 48-ポートCisco Catalyst 4948スイッチ(部品番号: 371-4784-N)

  • X6-2X5-2X4-2およびX2-2: 48-ポートCisco Catalyst 4948E-F-Sスイッチ(部品番号: 7023685)

1

1

1

1

余剰電力配分装置(PDU)。使用可能なPDUのオプションは、「ExalogicのPDU」を参照してください。

2

2

2

2

同一のInfiniBandファブリック上には、外部スイッチを必要とせずに、8台までのExalogicマシンまたはExalogicとExadataの組合せを接続できます。

注意:

同一のInfiniBandファブリック上に接続するExalogicまたはExadataのラックが8台を超える場合は、オラクル社が提供する様々な大容量データ・センター・スイッチを使用することにより、何百台のラックと何万個のプロセッサから構成されるExalogicクラウドを作成できます。

1.2.1 ExalogicのPDU

各Exalogicラックには、高電圧および低電圧の2つのオプションで使用可能な余剰PDU 2台が備えられています。使用可能なPDUのオプションは、次の場所から入手できるデータ・シートに記載されています。

http://www.oracle.com/technetwork/server-storage/engineered-systems/exalogic/index.html

注意:

フル・ラックにアップグレードする場合、3相24 kVA PDUにアップグレードする必要があります。

1.2.2 Exalogic用予備部品キット

Exalogicマシンには、Oracleサービス担当者が正常に機能しない部品および破損した部品を迅速に交換するために使用する追加の部品およびアクセサリ(ケーブルなど)が含まれる予備部品キットが同梱されています。Oracleサービス担当者がハードウェアの修理および交換のためにお客様のサイトに訪問する場合は、彼らが予備部品キットを使用できるようにしておいてください。Oracleサービス担当者が予備部品キットから使用した部品は、オラクル社によって補充されます。

1.2.3 Exalogic X4-2および新しいマシンの事前配線

1/8、クォーターおよびハーフ・ラックのX4-2以降のマシンは、InfiniBand (92)、イーサネット(42)および電源ケーブルの完全なセット(フル・ラックの場合と同数)で事前に配線済です。すべてのケーブルは適切なスイッチに接続されており、適切なラック・ユニットの場所に配線されています。ケーブルの接続されていない方の端は、レーサー・バーに縛り付けられています。後で、マシンがより大きいラックにアップグレードされる場合、フィラー・パネルとレーサー・バーが除去され、X4-2以降のサーバーがラック・レールおよびケーブル・マネージメント・アームとともに設置され、ケーブル(電源、InfiniBandおよびイーサネット)が、新しく設置された計算ノードに接続されます。