一意のInfiniBandパーティションの作成を開始する前に、次のタスクを完了する必要があります。
ExalogicマシンのInfiniBandスイッチが、ファームウェア・バージョン2.0.4以降でインストールされていることを確認してください。この要件は必須です。
InfiniBandパーティションを作成する前に、パーティションに追加されるExalogic計算ノードのポートGUIDを識別する必要があります。また、それらのExalogic計算ノードに接続されているゲートウェイ・スイッチのBridgeXポートを識別する必要もあります。
計算ノードのポートGUIDの識別
Exalogic計算ノードのポートGUIDを識別するには、コマンド行で次のコマンドを実行します。
# ibstat
このコマンドにより、次の例のような出力が表示されます。
CA 'mlx4_0' CA type: MT26428 Number of ports: 2 Firmware version: 2.9.1000 Hardware version: b0 Node GUID: 0x0021280001cef972 System image GUID: 0x0021280001cef975 Port 1: State: Active Physical state: LinkUp Rate: 40 Base lid: 36 LMC: 0 SM lid: 5 Capability mask: 0x02510868 Port GUID: 0x0021280001cef973 Link layer: IB Port 2: State: Active Physical state: LinkUp Rate: 40 Base lid: 37 LMC: 0 SM lid: 5 Capability mask: 0x02510868 Port GUID: 0x0021280001cef974 Link layer: IB
上の例では、ポートのGUID値が説明のために長方形で強調表示されています。実際のコマンドでは、ポートGUIDは強調表示されません。コマンド出力を確認し、各計算ノードの両方のInfiniBandポート値を書き留めておく必要があります。
または、GUIDのみを表示するために次のコマンドを実行できます。
# ibstat | grep 'Port GUID:'
計算ノードに接続されているゲートウェイ・スイッチのBridgeXポートを識別するには、計算ノードが接続されている各ゲートウェイ・スイッチのコマンド・プロンプトで次のコマンドを実行します。
# showgwports
このコマンドは、BridgeXポートを表示します。次の例のような出力の「INTERNAL PORTS」の値を書き留めてください。
INTERNAL PORTS: --------------- Device Port Portname PeerPort PortGUID LID IBState GWState -------------------------------------------------------------------- Bridge-0 1 Bridge-0-1 4 0x002128548062c001 0x0015 Active Up Bridge-0 2 Bridge-0-2 3 0x002128548062c002 0x000d Active Up Bridge-1 1 Bridge-1-1 2 0x002128548062c041 0x000f Active Up Bridge-1 2 Bridge-1-2 1 0x002128548062c042 0x0010 Active Up
ヒント:
フル・ラックのExalogicマシンでは、計算ノード1から15(ラックの下から数える)のInfiniBandポート1はゲートウェイ・スイッチ1に、InfiniBandポート2はゲートウェイ・スイッチ2に接続されます。同様に、計算ノード16から30は、ゲートウェイ・スイッチ3と4に接続されます。
ファブリックでサブネット・マネージャ(SM)のマスターまたはスタンバイ・インスタンスを実行しているすべてのInfiniBandスイッチ(Sun Network InfiniBandゲートウェイ・スイッチまたはSun Datacenter InfiniBand Switch 36)を識別するには、任意のInfiniBandスイッチで次のコマンドを実行します。
# ibswitches
このコマンドは、各スイッチのGUID、名前、LIDおよびLMCを表示します。このコマンドの出力は、ファブリック内のスイッチのGUIDとLIDのマッピングです。
InfiniBandスイッチおよびそのIPアドレスを識別した後、各スイッチにログインし、次のコマンドを実行して、マスター・サブネット・マネージャ(SM)が実行されているInfiniBandスイッチを識別する必要があります。
# getmaster
このコマンドによって、次の例のような出力が表示されます。
Local SM enabled and running 20111122 08:45:02 Master SubnetManager on sm lid 11 sm guid 0x21283bad45c0a0 : SUN IB QDR GW switch el01gw04 10.10.10.10