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Oracle® Exalogic Elastic Cloudマシン・オーナーズ・ガイド
リリース2.0.6.4
B71906-08
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8.7 Phone Homeサービスを使用したストレージ・アプライアンスの管理

BUIの「PhoneHome」サービス画面を使用して、PhoneHomeリモート・サポート・サービスの他、アプライアンスの登録を管理できます。ストレージ・アプライアンスの登録により、Oracleのインベントリ・ポータルにアプライアンスが接続され、そのポータルを使用してSunギアを管理できるようになります。登録は、PhoneHomeサービスを使用するための前提条件でもあります。

PhoneHomeサービスでは、Oracleサポートと通信することで次の機能を提供します。

  • 障害報告: Oracleに報告されたアクティブな問題が、自動サービス応答によって対応されます。障害の性質によっては、サポート・ケースがオープンされることがあります。これらのイベントの詳細は、「Problems」で表示できます。

  • ハートビート: システムが稼働していることを知らせるため、ハートビート・メッセージがOracleに日次送信されます。長期間にわたりハートビートを送信していないアクティブなシステムが存在する場合、Oracleサポートが技術的な連絡先にその理由を尋ねることがあります。

  • システム構成: 現在のソフトウェアおよびハードウェアのバージョンと構成、およびストレージ構成が記載された定期的なメッセージがOracleに送信されます。これらのメッセージでは、ユーザー・データやメタデータは送信されません。

注意:

Phone Homeサービスの障害報告やハートビート機能を使用するには、有効なOracleシングル・サインオン・アカウントのユーザー名およびパスワードが必要です。http://support.oracle.comに移動し、「登録」をクリックしてアカウントを作成してください。

8.7.1 使用するストレージ・アプライアンスの登録

アプライアンスを初めて登録する場合は、Oracleシングル・サインオン・アカウントを入力して、そのアカウントのいずれかのインベントリ・チームをアプライアンスの登録先として指定する必要があります。

BUIを使用して、次の手順を実行します。

  1. Oracleシングル・サインオンのユーザー名とパスワードを入力します。確認のため、プライバシについての説明が表示されます。この説明は、BUIとCLIの両方で、後でいつでも表示できます。
  2. アプライアンスにより資格証明の検証が行われ、どのインベントリ・チームに登録するかを選択できるようになります。各アカウントのデフォルトのチームは、アカウント・ユーザー名に接頭辞'$'を追加したものになります。
  3. 変更を確定します。

    注意:

    PhoneHomeイベントのログは、「Maintenance」「Logs」「PhoneHome」で閲覧できます。

    Oracleシングル・サインオン・アカウントが入力される前に、Phone Homeサービスが有効になっていた場合は、メンテナンス状態で表示されます。Phone Homeサービスを使用するには、有効なOracleシングル・サインオン・アカウントを入力する必要があります。