シェアは、サポートされているデータ・プロトコルを使用して計算ノードにエクスポートされる、ファイル・システムおよびLUNです。ファイル・システムでは、ファイルベースの階層がエクスポートされ、ExalogicマシンではIPoIBを経由したNFSでアクセスできます。
カスタム・シェア(Dept_1
プロジェクトの下のdomain_home
など)を作成するには、次のことを行います。
シェア・ページが表示されます。
Dept_1
を選択します。domain_home
と入力します。表8-3 ファイル・システムのアクセス・タイプおよび権限
アクセス・タイプ | 説明 | 付与される権限 |
---|---|---|
User |
ディレクトリの現在の所有者であるユーザー。 |
次の権限を付与できます。
|
Group |
ディレクトリの現在のグループ。 |
|
Other |
その他のすべてのアクセス。 |
この機能を使用すると、Dept_1
のアクセス・タイプ(ユーザーおよびグループ)に基づいて、ファイル・システムへのアクセスを制御できます。
注意:
マウントポイントは、/export
の下にある必要があります。あるシェアのマウントポイントは、別のシェアと競合できません。また、適切なフェイルオーバーを実行するには、クラスタ・ピア上の別のシェアと競合することもできません。
マウントポイントのプロパティを継承する場合、プロジェクトのマウントポイント設定に現在のデータセット名がスラッシュ('/')を付加して追加されます。たとえば、domain_home
プロジェクトに/export/domain_home
というマウントポイント設定が存在する場合、domain_home/config
は、マウントポイント/export/domain_home/config
を継承します。
注意:
このオプションは、ファイル・システムの作成でのみ選択します。
表8-4 「Case sensitivity」の値
BUI値 | 説明 |
---|---|
Mixed |
大文字と小文字の区別は、使用されるプロトコルに依存します。NFS、FTPおよびHTTPでは、検索で大文字と小文字が区別されます。これはデフォルトで、プロトコル間の一貫性よりも各種プロトコルへの適合性を優先します。 |
Insensitive |
すべての検索で、従来、大文字と小文字が区別されるプロトコル(NFSなど)であっても、大文字と小文字が区別されません。この設定は、CIFSが主要なプロトコルで他のプロトコルが2次的なものであり、かつ想定される標準への適合性が問題とならない場合にのみ、使用してください。 |
Sensitive |
すべての検索で大文字と小文字が区別されます。通常はこの設定を使用しないでください。 |
注意:
このオプションは、ファイル・システムの作成でのみ選択します。
表8-5 正規化の設定
BUI値 | 説明 |
---|---|
None |
正規化は行われません。 |
Form C |
正規化形式C (NFC): 文字は正準等価性によって分解され、再度合成されます。 |
Form D |
正規化形式D (NFD): 文字は正準等価性によって分解されます。 |
Form KC |
正規化形式KC (NFKC): 文字は互換等価性によって分解され、正準等価性によって再度合成されます。 |
Form KD |
正規化形式KD (NFKD): 文字は互換等価性によって分解されます。 |
注意:
このオプションは、ファイル・システムの作成でのみ選択します。