主コンテンツへ
Oracle® Exalogic Elastic Cloudマシン・オーナーズ・ガイド
リリース2.0.6.4
B71906-08
目次へ移動
目次

前
次

8.5 カスタム・プロジェクトの作成

シェアはプロジェクトとしてグループ化されます。たとえば、Dept_1用のプロジェクトを作成できます。Dept_1には、部門レベルのシェアが格納されます。

Dept_1プロジェクトを作成するには、次のことを行います。

  1. ブラウザ・ユーザー・インタフェース(BUI)で、「Shares」タブをクリックします。

    シェア・ページが表示されます。

  2. 「Projects」パネルをクリックします。
  3. 「Project」パネルのプロジェクト一覧の上にある「+」ボタンをクリックします。
  4. Dept_1などのプロジェクトの名前を入力します。左側のナビゲーション・ペインの「Project」パネルに、新しいプロジェクトDept_1がリストされます。
  5. Dept_1プロジェクト・ページの「General」タブをクリックし、プロジェクトのプロパティを設定します。BUIのこのセクションでは、特定のプロトコルに依存せず、アクセス制御やスナップショットに関連付けられていないプロジェクト全体の設定が管理されます。CLIでは、すべてのプロパティが1つのリストでグループ化されますが、このセクションは両方のコンテキストにおけるプロパティの動作を記述するものです。

    プロジェクト設定ページには、「Space Usage (Users and Groups)」、「Inherited Properties」および「Default Settings (File systems and LUNs)」の3つのセクションがあります。表8-2に、プロジェクト設定を示します。

    表8-2 プロジェクトの設定

    セクションと設定 説明

    Space Usage

    ストレージ・プール内の領域は、すべてのシェアの間で共有されます。ファイル・システムは必要に応じて、動的に拡大または縮小できますが、シェア単位で領域制限を適用することもできます。

    • Quota: プロジェクト内のすべてのファイル・システムおよびLUNにより消費される、領域合計の上限を設定します。

    • Reservation: プロジェクト内のすべてのファイル・システムおよびLUNで、最小領域の使用を保証します。

    Inherited Properties

    プロジェクト内のシェアのいずれかが継承できる標準プロパティです。これらのプロパティの動作は、シェア・レベルでの動作と同じです。

    • Mountpoint: ファイル・システムがマウントされる場所です。このプロパティは、ファイル・システムでのみ有効です。

      デフォルトのマウントポイントとして、/export/<project_name>を指定して使用することをお薦めします。これを一貫して使用することで、すべてのシェアをグループ化し、関連するプロジェクトでマウントできます。また、複数のシェアによる同じマウントポイントの使用を回避できます。同じストレージ・アプライアンスは、複数の部門(Exalogicマシンのフル・ラック構成では15部門)で使用されていることに注意してください。部門は/export/dept_1/<share1>/export/dept_2/share1などの、類似したシェア構造を持つことになります。

    • Read only: ファイル・システムの内容を読取り専用にするかどうかを制御します。このプロパティは、ファイル・システムでのみ有効です。

    • Update access time on read: ファイルのアクセス時間を読取り時に更新するかどうかを制御します。このプロパティは、ファイル・システムでのみ有効です。

    • Non-blocking mandatory locking: CIFSロックのセマンティクスをPOSIXのセマンティクス上に適用するかどうかを制御します。このプロパティは、ファイル・システムでのみ有効です。

    • Data deduplication: データの重複コピーを削除するかどうかを制御します。

    • Data compression: データを圧縮してからディスクに書き込むかどうかを制御します。

    • Checksum: データ・ブロックに使用するチェックサムを制御します。

    • Cache device usage: シェアにキャッシュ・デバイスを使用するかどうかを制御します。

    • Synchronous write bias: 同期書込みのサービス時の動作を制御します。デフォルトでは、待機時間について同期書込みが最適化されます。この機能では、応答時間を高速化するためにログ・デバイスが活用されます。

    • Database record size : ファイル・システムにより使用されるブロック・サイズを制御します。このプロパティは、ファイル・システムでのみ有効です。

      デフォルトでは、ファイルを保持するのに十分なブロック・サイズか、大きいファイルの場合は128KBのブロック・サイズがファイル・システムで使用されます。これは、サイズが128KBを超えるファイルには、すべて128KBのブロックが使用されることを意味します。その後、アプリケーションが小さい断片でファイルに書き込む場合、書き込まれるデータの量が比較的少ない場合でも、128KBブロック全体を読み取って書き込む必要があります。このプロパティは、512バイトから128KBまでの任意の2の累乗に設定できます。

    • Additional replication: ストレージ・プールの冗長性に加え、各ブロックのコピーをいくつ保存するかを制御します。

    • Virus scan: このファイル・システムに対してウイルス・スキャンを行うかどうかを制御します。このプロパティは、ファイル・システムでのみ有効です。

    • Prevent destruction: 設定すると、そのシェアまたはプロジェクトの破棄はできなくなります。これには従属クローンを介したシェアの破棄、プロジェクト内のシェアの破棄、またはレプリケーション・パッケージの破棄も含まれます。

    • Restrict ownership change: デフォルトでは、このチェック・ボックスは選択されており、rootユーザーのみがファイル所有権を変更できます。このプロパティをファイル・システムごとまたはプロジェクトごとに削除するには、このチェック・ボックスの選択を解除します。選択を解除すると、ファイルまたはディレクトリの所有者がファイル所有権を変更できるようになります。

    Default Settings

    デフォルトとして使用されるファイル・システムのカスタム設定です。次のものが含まれます。

    • User: ディレクトリの現在の所有者であるユーザー。

    • Group: ディレクトリの現在の所有者であるグループ。

    • Permissions: 読取り(R)、書込み(W)または実行(X)などの権限。

    デフォルトとして使用されるLUNのカスタム設定です。次のものが含まれます。

    • Volume Size: LUNのサイズを制御します。デフォルトでは、LUNはボリュームを完全に満たすのに十分な領域を予約します。

    • Thin provisioned: ボリュームの領域を予約するかどうかを制御します。このプロパティは、LUNでのみ有効です。

      デフォルトでは、LUNはボリュームを完全に満たすのに十分な領域を予約します。これにより、クライアントが予期しないときに領域不足エラーを受け取ることがなくなります。このプロパティにより、使用可能な領域を上回るボリューム・サイズを指定できます。設定した場合、LUNにより、LUNに書き込まれている領域のみが消費されます。これにより、LUNのシン・プロビジョニングが可能になりますが、ほとんどのファイル・システムでは基礎となるデバイスから領域不足の通知を受け取ることを想定していないため、シェアの領域が不足すると、クライアントが不安定になるかデータが破損してしまう可能性(あるいはその両方)があります。

    • Volume block size: LUNのネイティブ・ブロック・サイズです。512バイト以上128K以下の2の累乗値を指定でき、デフォルトは8Kです。

  6. 選択を入力したら、「Apply」をクリックします。