主コンテンツへ
Oracle® Exalogic Elastic Cloud管理者ガイド
リリースEL X2-2、X3-2、X4-2およびX5-2
B71910-08
目次へ移動
目次

前
次

スワップの変更

この項では、スワップ・サイズ(MB単位)を変更する方法について説明します。次のトピックが含まれます:

手順例: modifyjeosを使用してスワップ・サイズを変更する方法

modifyjeosを使用して、現在のスワップ・サイズを変更できます。次の例では、デフォルトのスワップ・サイズ(512 MB)を1 GBに変更します。

注意:

この手順は、Exalogicゲスト・ベース・テンプレートのバージョン2.0.4.x.x (またはそれ以前)を使用して作成されたゲストvServerに適用されます。Exalogicゲスト・ベース・テンプレートのv2.0.6.x.xを使用して作成しているゲストvServerの場合、「ゲストvServer上のLVMパーティションの管理」の説明に従って、LVMコマンドを使用してディスクを管理できます。

# modifyjeos -f System.img -S 1024

スワップ・サイズを変更した後でVMを起動すると、VMはアクティブなスワップなしで起動する可能性があります。この問題を修正するには、次のステップを完了します。

  1. 次のコマンドを実行して、ラベルを確認します。

    # cat /etc/fstab

  2. LABEL=SWAPで始まる行を探して、その行がLABEL=SWAP-VMであることを確認します。そうでない場合は、/etc/fstabファイルを編集してその行を変更します。
  3. VMを再起動します。これでスワップがアクティブになります。

手順例: 手動でスワップを追加する方法

スワップを手動で追加する(たとえば、1 GB)には、次のステップを完了します。

注意:

この手順は、Exalogicゲスト・ベース・テンプレートのバージョン2.0.4.x.x (またはそれ以前)を使用して作成されたゲストvServerに適用されます。Exalogicゲスト・ベース・テンプレートのv2.0.6.x.xを使用して作成しているゲストvServerの場合、「ゲストvServer上のLVMパーティションの管理」の説明に従って、LVMコマンドを使用してディスクを管理できます。

  1. 次のように、スワップ・ファイルを作成します。

    # dd if=/dev/zero of=<path_to_swap_file> bs=1M count=1024

    この例では1 GBのスワップを使用します。スワップ・ファイルは必要なサイズのものを作成できます。

  2. 次のコマンドを実行します。

    # mkswap <path_to_swap_file>

    # swapon <path_to_swap_file>

  3. 再起動の際にスワップ・ファイルが維持されるように、/etc/fstabファイルにエントリを追加します。
    <path_to_swap_file>     swap     swap     defaults     0 0