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Oracle® Exalogic Elastic Cloud管理者ガイド
リリースEL X2-2、X3-2、X4-2およびX5-2
B71910-08
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メッセージ・センター

「Message Center」では、インシデントの表示と管理、通知の送信、サービス・リクエストの表示、アセットの保証情報の表示を行います。

メッセージ・センターの「Unassigned Incidents」キューに、未割当てのインシデントの詳細が表示されます。メッセージ・センターには、インシデントの内訳、異なるタイプのアセットの重大度レベルと重大度ステータス・アイコン、およびすべての未割当てのインシデントと重大度、インシデントID、インシデントの説明、インシデント・ソース、インシデント作成日、URLが表示されます。未割当てのインシデントにカーソルを合せると、期間、割当て日、推奨アクション、所有者、ソースなどの詳細が表示されます。

図A-5 「Message Center」内の「Unassigned Incidents」

図A-5の説明が続きます
「図A-5 「Message Center」内の「Unassigned Incidents」」の説明

「Message Center」の「My Incidents」キューでは、自分に割り当てられているインシデントを確認できます。「Incidents Composition」セクションの棒グラフは、新しいインシデントの数を重大度ごとに示しています。このページには、重大度とアセットのタイプ別にインシデントをカテゴリ分けした表も表示されます。「All My Incidents」セクションでインシデントを選択すると、次の操作を実行できます。

  • 「View Alerts」: インシデントを構成するアラートを表示します。

  • 「View Annotations」: インシデントに関連するアラートや操作で作成されたすべてのコメントおよびノートを表示します。また、インシデントのタイプに関連する推奨アクションも表示できます。

    自分で作成した注釈は、編集または削除できます。管理者には、すべての注釈を編集または削除する権限が付与されています。

  • 「View Possible Impacts and Causes」: インシデントについて、考えられる原因と影響を表示します。

  • 「View Comments」: 選択したインシデントに関連するコメントをすべて表示します。また、インシデントにコメントを追加することもできます。コメントの編集と削除は、Exalogic Control BUI管理者と、そのコメントの所有者のみが可能です。

    コメントを追加するときに、関連する操作計画を追加できません。タイプと重大度が同じインシデントに対するコメントまたは推奨アクションを含めるには、「Save this annotation in Incident Knowledge Base to associate the annotation with all incidents of this type and severity」チェック・ボックスを選択します。

  • 「View Suggested Actions」: 「Incident Knowledge Base」内のインシデントに関連するすべての推奨アクションと、そのインシデントに対して「Add Annotation」で入力した具体的な推奨アクションを表示できます。「Incident Knowledge Base」に推奨アクションを含めるには、「Save this annotation in the Incident Knowledge Base to associate the annotation with all incidents of this type and severity」チェック・ボックスを選択します。

  • 「Assign Incidents」: 1つ以上のインシデントをユーザーに割り当てできます。この表では、ユーザーに割り当てるインシデントを複数選択できます。

  • Add Annotation to Incidents: コメントまたは推奨アクションを1つ以上のインシデントに追加できます。推奨アクションを追加する場合、関連する運用計画を推奨アクションに追加し、それを保存および実行できます。

  • 「Acknowledge Incident」: インシデントを確認すると、1つ以上のインシデントの状態が「Acknowledged」に変化します。これは、そのインシデントを現在調査していることを示します。このアクションにより、選択したインシデントが自動的に「My Incidents」のカテゴリに移動されます。

  • 「Take Action on Incidents」: 同じタイプで同じ属性を持つ1つ以上のインシデントに対して、適切なアクションを実行できることを示します。

  • 「Mark Incidents as Repaired」: 1つ以上のインシデントの状態を「Marked as Being repaired」に移行します。この状態は、インシデントの原因が修復されることを示します。その他のユーザーは、操作計画を実行する必要も、インシデントの原因に対するアクションを実行する必要もありません。

  • 「Close Incidents」: インシデントがオープン状態の間は、アセットの継続モニタリングによりアラートが生成されます。インシデントをクローズしたときに、さらに問題が発生すると、その問題により新しいインシデントが作成されます。

  • 「Open Service Requests」: インシデントに対するサービス・リクエストをオープンします。サービス・リクエストをオープンするには、My Oracle Supportに接続する必要があります。

同様に、「Incidents Assigned to Others」をクリックすると、自分以外に割り当てられているインシデントを表示できます。

「Message Center」を使用すると、選択した通知またはすべての通知を削除できます。

タイトル・バーの下側あるアイコンのセットは、インシデント・ステータスの概要を示しています。これらのアイコンは、「Unassigned Critical Incident」、「Unassigned Warning Incident」、「All Relayed Incident」、「My Critical Incident」および「My Warning Incident」です。各アイコンの横の数字は、特定のステータスごとのインシデント数を示しています。このアイコンにマウス・カーソルを合わせると、最新のインシデントを識別できる情報が表示されます。これらのアイコンは、その他の操作を実行しているときでも、最新のインシデントのステータスが保たれます。

インシデントの詳細情報を表示するには、それらのインシデント・アイコンをクリックします。それらにより、「Message Center」内の対応するカテゴリにリダイレクトされます。たとえば、タイトル・バーの下側の「Unassigned Warning Incident」アイコンをクリックすると、「Message Center」にリダイレクトされ、そこに示された数の「Warning Unassigned Incidents」に関する詳細情報が中央ペインに表示されます。同様に、「Unassigned Critical Incident」をクリックすると、「Message Center」にリダイレクトされ、「Critical Unassigned Incidents」についての詳細が表示されます。選択したインシデントをダブルクリックすると、「Summary」、「Membership Graph」、「Status」、「Compliance Reports」などの詳細を表示できます。インシデントの詳細は、Oracle Enterprise Manager Ops Center機能リファレンス・ガイドを参照してください。

図A-6 マストヘッド内のインシデントの合計数

図A-6の説明が続きます
「図A-6 マストヘッド内のインシデントの合計数」の説明