Oracle® Exalogic Elastic Cloud Oracle SOA Suiteエンタープライズ・デプロイメント・ガイド リリースEL X2-2、X3-2、X4-2およびX5-2 E51447-02 |
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このガイドで説明しているファイル・システム・モデルは、最大可用性、コンポーネントの最適分離、構成における対称、およびバックアップと障害回復の容易のために選択されました。ガイドの残りの部分では、このディレクトリ構造とディレクトリ用語を使用します。その他のディレクトリ・レイアウトが可能でサポートされています。
この章には次のトピックが含まれます:
Exalogicエンタープライズ・デプロイメント用ストレージをExalogicで準備する作業を開始する前に、次の各項を参照してください。
Exalogicエンタープライズ・デプロイメントを容易に理解、構成および管理する方法でファイル・システムを設定することが重要です。この章の情報に応じてファイル・システムを設定することをお薦めします。この章で定義されている用語は、ガイド全体の手順と図で使用されます。
各Exalogic計算ノードは、Sun ZFS Storage Applianceにアクセスできます。このガイドにおける指示は、アプライアンスを使用してエンタープライズ・トポロジをExalogic計算ノードでデプロイすることを前提にしています。
初期ハードウェア設定と構成手順が実行されていて、Sun ZFS Storage 7320 Applianceが実行中で利用できることがこのガイドで前提になります。詳細は、『Oracle Exalogic Elastic Cloudマシン・オーナーズ・ガイド』でSun ZFS Storage 7320 Applianceの構成に関する項を参照してください。
この項の内容は次のとおりです。
次の各項では、共有記憶域をOracle Fusion Middlewareホーム・ディレクトリ用に使用するためのガイドラインについて説明します。
Oracle Fusion Middleware製品をインストールする際、製品バイナリをミドルウェア・ホームにインストールします。ミドルウェア・ホームにパッチが適用されたりより新しいバージョンにアップグレードされないかぎり、ミドルウェア・ホームにインストールされているバイナリ・ファイルは読取り専用で変更されません。
典型的な本番環境では、ミドルウェア・ホームのファイルはドメイン構成ファイルと別の場所に保存されますが、Oracle Fusion Middleware構成ウィザードを使用して作成されます。
Oracle Fusion Middlewareインストールのミドルウェア・ホームには、Oracle WebLogic Server、Oracle Fusion Middleware共通ファイルおよびOracle Fusion Middleware製品固有ディレクトリのバイナリが格納されます。
Oracle Fusion Middlewareホームの構造と内容の詳細は、Oracle Fusion Middlewareコンセプトを参照してください。
最大の可用性を実現するには、冗長なバイナリ・インストールを共有記憶域で使用することをお薦めします。
このモデルでは、2つの異なる共有に2つの同一ミドルウェア・ホームをOracle Fusion Middlewareソフトウェア用にインストールします。ミドルウェア・ホームの1つをサーバー・セットの1つにマウントし、他のミドルウェア・ホームを残りのサーバーにマウントします。各ミドルウェア・ホームは同じマウント・ポイントを持ちます。そのため、サーバーが使用するミドルウェア・ホームに関係なく、ミドルウェア・ホームは必ず同じパスを持ちます。
1つのミドルウェア・ホームが壊れたり使用できない場合、サーバーの半分のみが影響を受けます。さらに保護するには、これらの共有をディスク・ミラー化することをお薦めします。
別々の共有が共有記憶域で利用できない場合、同じ共有内における異なるディレクトリを使用してホスト側で同じマウント場所にこれらをマウントする別々の共有をシミュレートすることをお薦めします。 これによって複数の共有が実現する保護は保証されませんが、ユーザー削除と個々のファイルの破損から保護できます。
次の各項では、Oracle Fusion Middleware製品をExalogicエンタープライズ・デプロイメントで構成する際に作成するOracle WebLogic Serverドメイン構成ファイル用に共有記憶域を使用するためのガイドラインについて説明します。
Oracle Fusion Middleware製品を構成する際、Oracle WebLogic Serverドメインを作成したり拡張します。各Oracle WebLogic Serverドメインは、単一の管理サーバーと1台以上の管理対象サーバーで構成されます。
Oracle WebLogic Serverドメインの詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverドメイン構成の理解を参照してください。
Exalogicエンタープライズ・デプロイメントでは、ドメインの管理対象サーバーをアクティブ-アクティブ高可用性用に構成できることを理解することが重要です。ただし、管理サーバーはアクティブ-パッシブである必要があります。アクティブ・インスタンスで障害が発生すると他のインスタンスが引き継ぐことを意味します。
ドメイン構成ファイルのコピーを2つ作成することをお薦めします。
1つのコピーは管理サーバー構成ファイル用です。
これはASERVER_HOMEディレクトリとして知られ、このディレクトリを共有記憶域にインストールし、管理サーバーを実行するホストに排他的にマウントします。
そのホストで障害が発生すると、そのホストで起動された管理サーバーと別のホストでディレクトリをマウントできます。
他のコピーは管理対象サーバー構成ファイル用です。
これはMSERVER_HOMEディレクトリとして知られています。プライベート共有記憶域に配置されます。これは、ストレージ・パーティションを各ノードで作成し、そのストレージを排他的にそのノードにマウントすることを意味します。
結果として、決断するデプロイメントは、ストレージ・システムの要件(ある場合)に準拠する必要があります。複数の計算ノードで同じ共有ボリュームを容易にマウントする構成オプションのあるストレージ・システムがあります。
サーバーで障害が発生したり移行する場合に複数のホストからリカバリで利用できるためには、JMSファイル・ストアとJTAトランザクション・ログは共有記憶域に配置する必要があります。
JMSとJTAの情報をファイル・ストアで保存する方法の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverサーバー環境の構成』でWebLogic永続ストアの使用方法に関する項を参照してください。
注意: JMSストアなど、ドメイン構成とランタイム・アーティファクト用に異なる共有を使用することをお薦めします。これらの2種類のデータにおけるレプリケーション、バックアップとリストア、およびライフサイクルの操作は、ドメイン構成よりもJMSとTLOGSのアーティファクトにおいてより積極的な保持ポリシーで異なる必要があります。 |
この項では、Oracle SOA Exalogicエンタープライズ・デプロイメントを構成するためにこのガイド全体で使用するディレクトリ変数について説明します。これらを環境変数として設定する必要はありません。このガイドでインストールし構成されるディレクトリの識別で使用されるディレクトリ変数の一覧と説明を表4-1に示します。
表4-1 ディレクトリとディレクトリ変数
変数 | 説明 | 場所の例 |
---|---|---|
ORACLE_BASE |
この環境変数と関連ディレクトリ・パスは、すべてのOracle製品がインストールされるベース・ディレクトリを指します。 |
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MW_HOME |
この変数と関連ディレクトリ・パスは、Oracle Fusion Middlewareが存在する場所を指します。 各MW_HOMEには、1つのWL_HOME、1つのORACLE_COMMON_HOMEおよび1つ以上のORACLE_HOMEディレクトリがあります。 |
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WL_HOME |
この変数と関連ディレクトリ・パスには、WebLogic Serverのホストで必要なファイルがインストールされています。 WL_HOMEディレクトリはOracleホーム・ディレクトリのピアで、MW_HOME内に存在します。 |
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ORACLE_HOME |
Oracle Traffic Director ServerやOracle SOA SuiteなどのOracle Fusion Middleware製品がインストールされていて、その製品のバイナリが現在の手順で使用されている場所をこの変数が指します。このガイドでは、この値の先頭に製品スイート略称が付く場合があります(たとえば、SOA_ORACLE_HOME、OSB_ORACLE_HOME)。 |
SOA_ORACLE_HOME: /u01/oracle/products/fmw/soa OSB_ORACLE_HOME: /u01/oracle/products/fmw/osb |
WEB_ORACLE_HOME |
Web層(Oracle Traffic Director)ソフトウェア・バイナリがインストールされている特定Oracleホームです。 |
/u02/private/oracle/products/web/web |
SOA_ORACLE_HOME |
Oracle SOAソフトウェア・バイナリがインストールされている特定Oracleホームです。 |
/u01/oracle/products/fmw/soa |
OSB_ORACLE_HOME |
Oracle Service Busソフトウェア・バイナリがインストールされている特定Oracleホームです。 |
/u01/oracle/products/fmw/osb |
ORACLE_COMMON_HOME |
この環境変数と関連ディレクトリ・パスは、Oracle Fusion Middlewareの共通Java Required Files (JRF)ライブラリとOracle Fusion Middleware Enterprise Managerライブラリがインストールされている場所を指します。 |
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ドメイン・ディレクトリ |
Oracle WebLogicドメイン情報(構成アーティファクト)が格納されるファイル・システムの場所をこのパスは指します。異なるWebLogic Serverは同じノードにあっても異なるドメイン・ディレクトリを使用できます。 |
詳細は、第4.2項「Exalogicエンタープライズ・デプロイメントの共有記憶域推奨事項」を参照してください。 |
ORACLE_INSTANCE |
Oracleインスタンスには、Oracle Traffic Directorなどのシステム・コンポーネントが1つ以上含まれます。Oracleインスタンス・ディレクトリには、構成ファイル、ログ・ファイル、一時ファイルなどの更新可能ファイルが格納されます。 このガイドでは、この値の先頭に製品スイート略称が付く場合があります(WEB_ORACLE_INSTANCEなど)。 |
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JAVA_HOME |
これはJDKがインストールされている場所です。 注意: このガイドに記載されている例ではJRockitを使用しています。Exalogic計算ノードで使用するオペレーティング・システムにあるJavaの動作保証済バージョンです。 |
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ASERVER_HOME |
これは、管理サーバーが実行しているドメイン構成のプライマリ場所です。共有記憶域のORACLE_BASEディレクトリにインストールされています。 |
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MSERVER_HOME |
これは、管理対象サーバーの起動と停止に使用するドメイン構成のコピーです。プライベート・ストレージ・ボリュームまたは共有のORACLE_BASEディレクトリにインストールされています。 |
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APP_DIR |
これは、Fusion Middlewareアプリケーションがデプロイされているプライマリ場所です。 |
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この項では、Oracle SOA Exalogicエンタープライズ・デプロイメントの推奨ディレクトリ構造について説明します。
共有記憶域の場所が直接指定されていると、共有記憶域がそのディレクトリで必要になることを意味します。共有記憶域の場所は例であり、指定されたマウント・ポイントが使用されるかぎり、変更できます。ただし、共有記憶域デバイスのこの構造では整合性を保持しシンプルにしておくことをお薦めします。
注意: WEBHOST1とWEBHOST2への参照とWeb層ディレクトリへの参照がここで含まれ、Oracle Traffic DirectorをExalogic計算ノードにインストールすることが含まれるトポロジに対応します。 リモートOracle HTTP ServerインスタンスをWeb層として使用する場合、Oracle HTTP Serverソフトウェアをインストールし、Sun ZFS Storage 7320 Appliance上ではなく、リモートWeb層ホスト・コンピュータのローカル・ストレージにOracle HTTP Serverインスタンスを作成します。 |
この項で説明する項目は、次のとおりです。
ExalogicのOracle SOAエンタープライズ・デプロイメントでは、表4-2に示す共有を共有記憶域に作成することをお薦めします。
共有記憶域を排他的や共有でマウントできます。排他的にマウントすると、一度に1台のホストにのみマウントされます。(これは一般的にアクティブ-パッシブ・フェイルオーバーで使用されます)。
スケール・アウトやスケール・アップを行うと、ソフトウェアをさらにインストールせずに、共有MW_HOMEを使用して、同じタイプのサーバーを追加できます。
表4-3は、Exalogicエンタープライズ・デプロイメントのプライベート・ストレージで作成する推奨ディレクトリを示します。これらのディレクトリは計算ノードのローカル・ディスクにインストールされません。かわりに、計算ノードのローカル物理ディスクではなく各計算ノードのZFSファイル共有で特定の共有を指すためにマウント・ポイントが使用されます。各計算ノードにより排他的にマウントされます。
表4-3 プライベート・ストレージ・ディレクトリ
層 | 環境変数 | ディレクトリ | ホスト |
---|---|---|---|
Web層 |
WEB_MW_HOME |
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WEBHOST1 WEBHOST2 |
Web層 |
WEB_ORACLE_HOME |
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WEBHOST1 WEBHOST2 |
Web層 |
WEB_ORACLE_INSTANCE |
|
WEBHOST1 WEBHOST2 |
Web層 |
WEB_ORACLE_ADMININSTANCE |
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WEBHOST1 WEBHOST2 |
アプリケーション層 |
MSERVER_HOME |
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SOAHOST1 SOAHOST2 |
図4-2 Oracle SOA Exalogicエンタープライズ・デプロイメントのプライベート・ストレージ
ORACLE_INSTANCEディレクトリをプライベート・ストレージに配置することをお薦めしますが、共有記憶域を使用できます。
次の各項では、Sun ZFS Storage 7320 ApplianceをExalogicエンタープライズ・デプロイメント用に構成する方法について説明します。
Oracle SOAエンタープライズ・デプロイメントでは、すべてのソフトウェア製品をSun ZFS Storage 7320 Applianceにインストールします。これは、すべてのExalogic計算ノードで利用できる標準ハードウェア・ストレージ・アプライアンスです。各計算ノードで利用可能なプライベート・ストレージではソフトウェアはインストールされません。
Exalogicエンタープライズ・デプロイメント・ソフトウェアをアプライアンスで編成するには、soaedg
と呼ばれる新規プロジェクトを作成します。共有(/products
と/config
)がアプライアンスでこのプロジェクト内に作成されるので、後で共有を各計算ノードにマウントできます。
各計算ノードに固有のファイルから製品バイナリを分離するには、各計算ノードで別の共有を作成します。各プライベート・ストレージは論理ホスト名で識別されます(SOAHOST1
やSOAHOST2
など)。
図4-3は、Sun ZFS Storage 7320 Applianceにおける推奨物理ディレクトリ構造を示します。
表4-4は、Exalogicエンタープライズ・デプロイメント・ソフトウェアをホストする計算ノードで作成するマウント・ポイントにアプライアンスの共有をマップする方法を示します。
表4-4 各計算ノードにおけるマウント・ポイントへのアプライアンスの共有のマップ
プロジェクト | 共有 | マウント・ポイント | ホスト | マウント先 |
---|---|---|---|---|
soaedg |
|
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SOAHOST1/ SOAHOST2 |
|
soaedg |
|
|
SOAHOST1/ SOAHOST2 |
|
soaedg |
soahost1 |
|
SOAHOST1 |
|
soaedg |
soahost2 |
|
SOAHOST2 |
|
soaedg |
webhost1config |
|
WEBHOST1 |
|
soaedg |
webhost2config |
|
WEBHOST2 |
|
soaedg |
|
|
WEBHOST1 |
|
soaedg |
|
|
WEBHOST2 |
|
Sun ZFS Storage 7320 Applianceが設定されていて初期構成されていることが、このガイドの指示の前提になります。特に、『Oracle Exalogic Elastic Cloudマシン・オーナーズ・ガイド』で次の各項を確認してあることが前提になります。
前提条件
スタート・ガイド
Sun ZFS Storage 7320 Applianceの概要
構成の概要
ネーミング・サービス
推奨ディレクトリ構造でアプライアンスを構成するには、Sun ZFS Storage 7320 Applianceブラウザ・ユーザー・インタフェース(BUI)を使用して、soaedg
と呼ばれるカスタム・プロジェクトを作成します。
Sun ZFS Storage 7320 Applianceを設定して構成すると、アプライアンスにはデフォルトのプロジェクトと共有のセットがあります。詳細は、『Oracle Exalogic Elastic Cloudマシン・オーナーズ・ガイド』でデフォルトのストレージ構成に関する項を参照してください。
この項にある指示では、Exalogicエンタープライズ・デプロイメントの新規soaedgプロジェクトを作成するための具体的手順について説明します。BUIを使用してカスタム・プロジェクトを作成する方法の詳細は、『Oracle Exalogic Elastic Cloudマシン・オーナーズ・ガイド』でカスタム・プロジェクトの作成に関する項を参照してください。
soaedgと呼ばれる新規カスタム・プロジェクトをSun ZFS Storage 7320 Applianceで作成するには:
NET0ポートに割り当てたIPアドレスまたはホスト名を使用して、次のようにブラウザでBUIストレージ・システムに移動します。
https://ipaddress:215
または、たとえば、次のようになります。
https://elsn01-priv:215
ストレージ管理者のユーザー名とパスワードを使用してBUIにログインします。理想的にはrootです。
「Configuration」→「STORAGE」→「Shares」→「Projects」を選択して、「Projects」ユーザー・インタフェースにアクセスします。
BUIで「Project」パネルが表示されます。
soaedg
を新規プロジェクトの名前として入力します。
プロジェクト・ページの「General」タブをクリックし、プロジェクトのプロパティを設定します。
このプロジェクトで共有が適切に追跡管理されるようにマウント・ポイントの名前を意味のある名前に更新します(/export/soaedgç
など)。Exalogicエンタープライズ・デプロイメントの目的を実現するため、デフォルト・プロジェクト・プロパティの残りを受け入れることができます。
ここで設定可能なプロパティの詳細は、『Oracle Exalogic Elastic Cloudマシン・オーナーズ・ガイド』でプロジェクト設定に関する表を参照してください。
「Apply」を「General」タブでクリックして、soaedgプロジェクトを作成します。
soaedgプロジェクトを作成したら、次の手順ではプロジェクト内で必要な共有を作成します。
この項にある指示では、Oracle SOA Exalogicエンタープライズ・デプロイメントで必要な共有を作成するための具体的手順について説明します。BUIを使用してカスタム共有を作成する方法の詳細は、『Oracle Exalogic Elastic Cloudマシン・オーナーズ・ガイド』でカスタム共有の作成に関する項を参照してください。
このガイドで説明しているトポロジのすべてで必要な共有の一覧が表4-5に記載されています。また、表は各共有で必要な権限も記載されています。
表4-5 Sun ZFS Storage 7320 Applianceで必要な共有
共有名 | ユーザー、グループおよびその他を割り当てるための権限 |
---|---|
製品 |
RとW (読取りと書込み) |
config |
RとW (読取りと書込み) |
SOAHOST1 |
RとW (読取りと書込み) |
SOAHOST2 |
RとW (読取りと書込み) |
表4-6に示すように、Oracle Traffic Directorをホストする各計算ノードでさらに別の共有を4つ作成します。
表4-6 Oracle Traffic Director使用時に必要な共有
共有名 | ユーザー、グループおよびその他を割り当てるための権限 |
---|---|
webhost1config |
RとW (読取りと書込み) |
webhost2config |
RとW (読取りと書込み) |
webhost1products |
RとW (読取りと書込み) |
webhost2products |
RとW (読取りと書込み) |
各共有を作成するには、次の指示に従って、表4-5と表4-6に記載されているように、名前と権限を置換します。
ブラウザ・ユーザー・インタフェース(BUI)で、プロジェクトのユーザー・インタフェースにアクセスするために「Configuration」→「STORAGE」→「Shares」→「Projects」をクリックします。「Project」パネルが表示されます。
「Project」パネルで、「soaedg」
をクリックします。
ファイル・システムを追加するために、「Filesystems」の横にあるプラス(+)ボタンをクリックします。
「Create Filesystems」画面が表示されます。
「Create Filesystems」画面で、「soaedg」を「Project」プルダウン・メニューから選択します。
「Name」フィールドに、共有の名前を入力します。
「Data migration source」プルダウン・メニューで、「None」を選択します。
「Access」オプションを選択し、各共有の権限を設定します。
各共有を割り当てるための権限については、表4-5と表4-6を参照してください。
注意: 特にマウントがNFS V4を使用している場合、ファイル・システムにおける適切な制限で必要なACL設定とUSER設定を定義する必要があります。権限を構成する方法の詳細は、Oracle Fusion Middleware Exalogicマシン・オーナーズ・ガイドのExalogicでのNFS Version 4 (NFSv4)の構成に関する項を参照してください。 |
表4-4に従って、適切なマウント・ポイントを追加します。
ファイル・システム内のすべてのファイルおよびディレクトリに対してUTF-8エンコーディングを強制するには、「Reject non UTF-8」オプションを選択します。
「Case sensitivity」プルダウン・メニューで、「Mixed」を選択します。
「Normalization」プルダウン・メニューで、「None」を選択します。
「Apply」をクリックして、共有を作成します。
各定義済共有で適切なNFS例外を追加します。
「Protocols」をクリックします。
「inherit from project」チェック・ボックスの選択を解除します。
前述の表に記載された必要ホストを各共有のNFS例外として追加します。
さらに、ストレージにアクセスするノードの必須プライベート(IPoIB)アドレスを追加します。これらをnetwork
タイプとして追加する必要があり、各計算ノードで使用されるbond0 IPアドレスを「Entity」フィールドに入力します。たとえば、192.168.10.1/32
です。
表4-5と表4-6に記載されている各共有で手順を繰り返します(Oracle Traffic Directorを使用している場合)。