ソフトウェア・デプロイメントの準備
データベース・アプライアンスをネットワークに接続する前に、ネットワークを構成してサポートする必要があります。また、ソフトウェア・デプロイメント・プロセスで使用する名前を決定する必要があります。次の項で個別に説明します。
Oracle Database Applianceをホストするネットワークの準備
データベース・アプライアンスを構成する前に、ネットワーク管理者は次のネットワーク・エンティティを構成し、この情報をインストーラで使用可能にする必要があります。
『Oracle Database Applianceインストレーション、構成およびユーザーズ・ガイド』の構成手順を実行する場合に必要になるこの情報を記録してください。
|
|
|
ネットワークのドメイン・ネーム・サーバー(DNS)(オプション) |
DNSを使用する場合、構成中にDNSサーバー名を指定する必要があります。 |
|
パブリック・ゲートウェイ |
データベース・アプライアンスをパブリック・ネットワークにインストールする必要があります。 |
|
サブネットおよびネットマスク |
システムに割り当てられたすべてのパブリック・アドレスを同じサブネットに指定する必要があります(4つの数値で構成されるIPアドレスの最初の3つの部分の数値を同じにする必要があります)。 |
|
6つの静的IPアドレス |
両方のシステム・コントローラで、パブリック名および仮想IP(VIP)名が必要です。Single Client Access Name(SCAN)を共有しますが、それぞれSCAN用の固有のIPアドレスがあります。 デフォルトでは、これらの名前のアドレスは、システム・コントローラ0のパブリックIPアドレスに指定するアドレスから順番に割り当てられます。ただし、異なる構成が可能です。 |
|
NTPサーバー(オプション) |
デフォルトでは、データベース・アプライアンスは、Oracle ClusterwareのCluster Time Synchronization Server(CTSS)を使用します。これを構成できます。 |
|
|
システム名の割当て
システム・デプロイメント・プロシージャを開始する前に、次の名前を決定する必要があります。
|
|
|
システム名 |
Oracle Database Applianceクラスタの名前。 |
|
ドメイン名 |
Oracle Database Applianceパブリック・ネットワーク・アドレスで使用するドメイン名。 |
|
パブリック名、VIP名およびSCAN名 |
両方のシステム・コントローラで、パブリック名およびVIP名とアドレスが必要です。 クラスタでは、各システム・コントローラに1つの合計2つのアドレスを解決するSingle Client Access Name(SCAN)が必要です。 デフォルトでは、これらのネットワーク・インタフェースの名前がOracle Database Applianceシステム名から導出されます。ただし、異なる構成が可能です。 |
|
データベース名 |
ソフトウェアの構成中、データベース名を入力する必要があります。 |
|
Oracle ILOMサービス・プロセッサ・ホスト名(オプション) |
各システム・コントローラには、Oracle ILOMというサービス・プロセッサがあります。割り当てられたホスト名を使用してOracle ILOMにアクセスしたり、IPアドレスを使用して直接アクセスしたりできます。詳細は、 「Oracle ILOMへの接続」を参照してください。 |
|
|