I システムのRUEIの削除

この付録では、レポータ、コレクタおよび処理エンジン・システムからRUEIをアンインストールする手順を説明します。

別の指示がないかぎり、レポータ、コレクタおよび処理エンジン・システムごとに次を実行します。

RUEI_USERユーザーとして必要なシステムにログオンし、次のコマンドを発行してすべてのcrontabエントリをクリアします。
```
echo "" | crontab
```
次のコマンドをRUEI_USERユーザーとして発行して、レポータおよび処理エンジン・システム上のすべての処理を停止します。
```
project -stop wg
```
コレクタ・システムの場合、次のコマンドを発行して、データ収集を停止します。
```
appsensor stop wg
```
rootユーザーとして次のコマンドを発行して、インストールしたRUEI RPMを削除します。
```
rpm -qa | grep ^ux- | xargs rpm -e
```
インストールしたRPMの一部が手動で削除されたか破損している場合、上記の手順でエラーが発生する可能性があります。この場合は、次のコマンドを発行する必要があります。
```
rpm -qa | grep ^ux- | xargs rpm -e --noscripts
```
前述のコマンドを発行した後、インストールの一部が残る場合があります。
レポータ・システムで、rootユーザーとして次のコマンドを発行して、php-oci8モジュール、OracleデータベースのInstant client、PHP構成およびSQLplus拡張機能をアンインストールします。
```
rm /etc/php.d/ruei.ini
rpm -e php-oci8-11gR2
rpm -e oracle-instantclient11.2-sqlplus
rpm -e oracle-instantclient11.2-basic
```
rootユーザーとして次のコマンドを実行して、すべてのRUEIデーモンのアクティブ化が解除されていることを確認します。
```
. /etc/ruei.conf
killall -u $RUEI_USER
```
rootユーザーで次のコマンドを実行して、すべてのRUEIデータ・ファイルを削除します。
```
rm -rf $RUEI_HOME
rm -rf $RUEI_DATA
```
oracleユーザーとして必要なデータベース・サーバーにログオンし、次のコマンドを実行して、各データベース・インスタンスを削除します。
```
. /etc/ruei.conf
. oraenv
dbca -silent -deleteDatabase -sourceDB ${RUEI_DB_INST}
```
Oracle SIDの入力を要求された場合、/etc/ruei.confファイルのRUEI_DB_INST設定と同じ値を指定する必要があります。
レポータおよびコレクタ・システムで、rootユーザーとして次のコマンドを実行して、Java Runtime Environment (JRE)を削除します。
```
rpm -e jre-1.5.0_22-fcs
rm /usr/java/jre
```
レポータ・システムで、/etc/sysconfig/httpdファイルを編集して、RUEI環境をロードする次の行を削除します。
```
source /etc/ruei.conf
```
レポータ・システムで、rootユーザーとして次のコマンドを実行して、元のZend Optimizer構成ファイル/etc/php.iniをリストアします。
```
cd /etc/
cp php.ini-zend_optimizer.bak php.ini
```
次のコマンドを実行して、Zend Optimizerインストール・ディレクトリを削除します。
```
rm -rf /usr/local/Zend
```
次のコマンドを使用して、Apache Webサーバーを再起動します。
```
/etc/init.d/httpd restart
```
rootユーザーとして次のコマンドを実行して、ユーザーおよびグループ設定に行われた変更を元に戻します。
```
. /etc/ruei.conf
userdel $RUEI_USER
groupdel $RUEI_GROUP
usermod -G apache apache
```
rootユーザーとして次のコマンドを使用して、RUEI構成ファイル/etc/ruei.confを削除します。
```
rm /etc/ruei.conf
```
インストール手順中に、複数の追加のRPMがインストールされた可能性があります。これらのいずれかを安全に削除できるかどうかは、元のLinuxインストールによって決まります。
データベース・インストールが各データベース・サーバーに残ることに注意してください。Oracleデータベースをアンインストールする手順は、製品のドキュメントで詳細に説明されています。