Oracle® Real User Experience Insightインストレーション・ガイド 12c リリース2 (12.1.0.3) for Linux x86-64 B70759-01 |
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この章では、既存のRUEI 11.1または12.1.0.xインストールをリリース12.1.0.3にアップグレードする手順について説明します。インストール後の構成手順については、第4章「RUEIの構成」で説明しています。
追加のインストールの依存性
バージョン12.1.0.3の時点で、新しい依存性が紹介されています。これには、「RUEI 11.1から12.1.0.3へのアップグレード」および「RUEI 12.1.0.xから12.1.0.3へのアップグレード」で説明しているアップグレード手順の一部として、php-soap
モジュール(Linux DVDで入手可能)のインストールが必要です。
DVDが自動的にマウントされない場合は、次のコマンドを使用してマウントしてください。
mkdir -p /mnt/dvd mount /dev/dvd /mnt/dvd
この章の残りの部分では、DVDが/mnt/dvd
にマウントされていると想定しています。
アップグレードまたはロールバックの問題のトラブルシューティング
アップグレードおよびロールバック・スクリプトは、/tmp/ruei-upgrade-x.log
および/tmp/ruei-rollback-x.log
ファイルにアクションを記録します。アップグレードまたはロールバック中に問題が発生した場合は、該当するファイルをOracleサポート・サービスへのリクエストに添付してください。
12.1.0.0.1以前のバージョンで、KPIパーセント値が0および100の間ではなく0および1の間の数値として誤って報告される場合があります。アップグレード・スクリプトは、疑わしいKPI履歴値およびターゲットの修正の確認を要求します。これは、「レポータ・システムのアップグレード」で説明されています。
履歴データおよびターゲット値が必要に応じて正しく変換されていることを確認する最善の努力を行う一方で、要件を満たすKPIレポートおよびターゲット構成を確認することをお薦めします。
リリース11.1では、XPathクエリーのサポートが拡張され、コンテンツ・スキャニング用の完全なXPath 1.0機能が提供されるようになりました。これは既存のRUEIインストールをアップグレードする際に大きな影響があります。
アップグレード・スクリプトは、現在の構成で検出されたすべてのネームスペースを報告します。アップグレード・プロセス完了時にこれらを明示的に定義する必要があります。定義しなかった場合は、構成が正しく機能しません。
さらに、形式が正しくないXHTMLコードに対して実行されたXPath式は、前のバージョンとは異なる結果を返すことがある点にも注意してください。したがって、RUEIインストールで使用されるすべてのXPath式を慎重に確認することを強くお薦めします。XPathサポートに関する詳細は、『Oracle Real User Experience Insightユーザーズ・ガイド』を参照してください。
バージョン12.1.0.1の時点で、データ・ブラウザ・グループ内の毎時間情報の追加によって、必要なデータベース領域の量が大幅に増加しました。レポート要件を満たしていることを確認するため、データベース使用状況およびデータ保存ポリシーを定期的に確認することをお薦めします。
バージョン12.1.0.3の時点で、新しいインストール内のUSERS
およびUXCONF
表領域がforce
logging
モードに設定されます。以前のデフォルト・モードはnologging
でした。この構成を変更する手順は、Oracle Real User Experience Insightアドバンスト管理者ガイドで説明されています。
アップグレード手順は、データベースの現在の設定を変更しません。ただし、force
logging
への表領域モードの変更によってディスクI/Oが大幅に増加する可能性があることに注意してください。
この項では、既存のRUEI 11.1インストールをリリース12.1.0.3にアップグレードするための手順について説明します。
重要: アップグレードを進める前に、構成のバックアップを作成します。「システム」、「メンテナンス」、「バックアップおよびリストア」の順に選択します。ロールバックの場合には、構成のバックアップが必要です。 |
この項で説明するレポータのアップグレード手順は、専用のレポータ・システムばかりでなく、単一サーバーのインストールにも適用できます。
次を実行します。
レポータにroot
としてログインします。/root
ディレクトリ内でRUEI zipファイルを解凍し、アプリケーション・ファイルが格納されているディレクトリに移動します。次のコマンドを使用します。
cd /root
unzip Vxxxx
.zip
次のコマンドを発行して、php-soap
モジュールをインストールします。
cd /mnt/dvd/Server rpm -Uhv php-soap-5.1.6-*.x86_64.rpm
次のコマンドを使用して、レポータ・システムおよびコレクタ・システム上のすべての処理を停止します。
cd /root/RUEI/extra chmod +x ruei-upgrade-12.1.0.3.sh ./ruei-upgrade-12.1.0.3.sh stop_ruei
/etc/ruei.conf
ファイルに追加の行を挿入します。
export RUEI_DB_TNSNAME_CFG=$RUEI_DB_TNSNAME
次のコマンドを実行して、アップグレード前に必要なアクションを実行します。
cd /root/RUEI/extra ./ruei-upgrade-12.1.0.3.sh rpm_pre_install
デプロイメントによっては、アップグレード・アクションの完了に数時間かかる場合があります。
ruei-prepare-db.sh
スクリプトを、データベースがあるシステム上のOracleユーザーに提供します(たとえば、RUEIディストリビューションzipを抽出するなど)。次のコマンドを発行して、RUEIデータベース・インスタンスを更新します。
cd /root/RUEI/121 cp ruei-prepare-db.sh /home/oracle cp -r sql_scripts /home/oracle chmod +x /home/oracle/ruei-*.sh su - oracle export ORACLE_HOME=/u01/app/oracle/product/11.2.0/dbhome_1Foot 1 ./ruei-prepare-db.sh sql_packages ./ruei-prepare-db.sh user_grants
完了すると、再びroot
ユーザーになります。
必要なコレクタ・システムごとに、次の項で示す手順を実行します。完了したら、手順8に進みます。
次のコマンドを使用して、新しいリリースのRPMをインストールします。
cd /root/RUEI/121 chmod +x ruei-install.sh ./ruei-install.sh *.rpm
root
ユーザーとして、RUEI_USER
ユーザーの.bash_profile
ファイル(RUEI_DATA
/.bash_profile
)に次の行を追加します。
source /etc/ruei.conf source $RUEI_HOME/bin/env.sh
次のコマンドを実行して、アップグレード後に必要なアクションを実行します。
cd /root/RUEI/extra ./ruei-upgrade-12.1.0.3.sh rpm_post_install
「KPI値」で説明されているように、アップグレード・スクリプトにより疑わしい履歴値およびターゲットの変換の確認を要求される場合があります。
上で行った選択を変更する場合、次のコマンドを実行して、この手順を再実行できます。
./ruei-upgrade-12.1.0.3.sh kpi_convert_percent
手順11を開始する前に、上のコマンドを実行する必要があります。
次のコマンドを使用して、処理を再起動します。
cd /root/RUEI/extra ./ruei-upgrade-12.1.0.3.sh reinitialize ./ruei-upgrade-12.1.0.3.sh start_ruei
注意: アップグレード中またはその後で、イベント・ログ( 「システム」、「ステータス」、「イベント・ログ」の順に選択)にエラーまたは情報メッセージが出現したら、アップグレード手順の完了後に既読としてマークし、新しいメッセージが報告されているかどうかを監視。エラー・メッセージが再び生じた場合、Oracleサポート・サービスにご連絡ください。 |
必要なコレクタ・システムごとに、root
としてログインします。/root
ディレクトリ内でRUEI zipファイルを解凍し、アプリケーション・ファイルが格納されているディレクトリに移動して、新しいリリースのPRMをインストールします。次を実行します。
次のコマンドを使用して、RUEIディストリビューション・パッケージを解凍します。
cd /root
unzip Vxxxx
.zip
次のコマンドを使用して、コレクタRPMをアップグレードします。
cd /root/RUEI/121 chmod +x ruei-install.sh ./ruei-install.sh collector
root
ユーザーとして、RUEI_USER
ユーザーの.bash_profile
ファイル(RUEI_DATA
/.bash_profile
)に次の行を追加します。
source /etc/ruei.conf source $RUEI_HOME/bin/env.sh
/etc/ruei.conf
ファイルに次の行を挿入します。
export RUEI_DB_TNSNAME_CFG=$RUEI_DB_TNSNAME
必要なコレクタ・システムごとに上の手順を完了した後、レポータ・システムのアップグレードを続行する必要があります(「レポータ・システムのアップグレード」を参照)。
この項では、リリース12.1.0.3へのアップグレード後に、リリース11.1にロールバックする手順を説明します。レポータのインストールに含まれているコレクタは、説明されている手順の実行中に自動的にロールバックされます。ただし、リモート・コレクタ・システムは、個々にロールバックする必要があります。この手順については、この項で後ほど説明します。
重要: アップグレード前の状態に完全にシステムをリストアできない場合がある点に注意してください。アップグレードのロールバックを行う前に、Oracleサポート・サービスに連絡いただくことを強くお薦めします。 |
次の手順では、11.1ディストリビューション・セットが/root/old
に抽出され、12.1.0.3ディストリビューション・セットが/root
に抽出されることを想定しています。
レポータ・システムにroot
としてログインします。/root/old
ディレクトリ内でRUEI 11.1ディストリビューションzipファイルを解凍し、アプリケーション・ファイルが格納されているディレクトリに移動します。次のコマンドを使用します。
mkdir /root/old cd /root/old unzip<path to distribution set>
/Vxxx
.zip
次のコマンドを発行して、レポータ・システム上のすべての処理を停止します。
cd /root/RUEI/extra ./ruei-rollback-11.1.sh stop_ruei
次のコマンドを発行して、Oracle Fusionと日本語および韓国語の言語サポートの12.1.0.3 RPMを削除します。
rpm -e ux-suites-fus rpm -e ux-lang-ja_jp rpm -e ux-lang-ko_kr
次のコマンドを発行して、RPMのインストール前のフェーズを実行します。
./ruei-rollback-11.1.sh rpm_pre_install
root
ユーザーとして、RUEI_USER
ユーザーの.bash_profile
ファイル(RUEI_DATA
/.bash_profile
)から次の行を削除します。
source /etc/ruei.conf source $RUEI_HOME/bin/env.sh
次のコマンドを発行して、前のRPMをリストアします。
cd /root/old/RUEI/111 chmod +x ruei-install.sh ./ruei-install.sh *.rpm
次のコマンドを実行して、インストール後のスクリプトを実行します。
cd /root/RUEI/extra ./ruei-rollback-11.1.sh rpm_post_install
すべての必要なリモート・コレクタをロールバックします(「リモート・コレクタ・システムのロールバック」で説明されている手順を使用)。完了したら、手順9に進みます。インストールでリモート・コレクタを使用しない場合は、すぐに手順9に進んでください。
(「システム」、「メンテナンス」、「バックアップおよびリストア」、「ファイルへのシステムのバックアップ」の順に選択して)アップグレード前に作成したバックアップを/tmp
ディレクトリなどにコピーしてレポータ・システムで使用できることを確認します。次に、root
ユーザーとして次のコマンドを発行して、RUEI_USER
ユーザーによってバックアップ・ファイルを読取り可能にします。
chmod 644 /tmp/backup_file_name
.tar.gz
RUEI_USER
ユーザーとして次のコマンドを発行して、バックアップ・ファイルをリストアします。
project -restore --all /tmp/backup_file_name
.tar.gz
RUEI_USER
ユーザーとして次のコマンドを発行して、処理を停止します。
project -stop wg
root
ユーザーとして、次のコマンドを発行します。
cd /root/RUEI/extra ruei_rollback-11.1.sh restore_cubes
次のコマンドをroot
ユーザーとして発行することで処理を再起動します。
./ruei-rollback-11.1.sh start_ruei
次を実行します。
リモート・コレクタ・システムにroot
としてログインします。/root/old
ディレクトリ内で11.1ディストリビューションzipファイルを解凍し、アプリケーション・ファイルが格納されているディレクトリに移動します。次のコマンドを発行します。
mkdir /root/old cd /root/old unzip<path to distribution file>
/Vxxx
.zip
root
ユーザーとして、RUEI_USER
ユーザーの.bash_profile
ファイル(RUEI_DATA
/.bash_profile
)から次の行を削除します。
source /etc/ruei.conf source $RUEI_HOME/bin/env.sh
次のコマンドを発行して、前のRPMをリストアします。
cd /root/old/RUEI/111 chmod +x ruei-install.sh ./ruei-install.sh ux-collector-*.rpm
必要なコレクタすべてについて完了したら、「リリース11.1へのロールバック」の手順8に戻ります。
この項では、既存のRUEI 12.1.0.xインストールをリリース12.1.0.3にアップグレードするための手順について説明します。
重要: アップグレードを進める前に、構成のバックアップを作成します。「システム」、「メンテナンス」、「バックアップおよびリストア」の順に選択します。ロールバックの場合には、構成のバックアップが必要です。 |
この項で説明するレポータのアップグレード手順は、専用のレポータ・システムばかりでなく、単一サーバーのインストールにも適用できます。
次を実行します。
レポータにroot
としてログインします。/root
ディレクトリ内でRUEI zipファイルを解凍し、アプリケーション・ファイルが格納されているディレクトリに移動します。次のコマンドを使用します。
cd /root
unzip Vxxxx
.zip
次のコマンドを発行して、php-soap
モジュールをインストールします。
cd /mnt/dvd/Server rpm -Uhv php-soap-5.1.6-*.x86_64.rpm
次のコマンドを使用して、レポータ・システムおよびコレクタ・システム上のすべての処理を停止します。
cd /root/RUEI/extra chmod +x ruei-upgrade-12.1.0.3.sh ./ruei-upgrade-12.1.0.3.sh stop_ruei
次のコマンドを実行して、アップグレード前に必要なアクションを実行します。
cd /root/RUEI/extra ./ruei-upgrade-12.1.0.3.sh rpm_pre_install
デプロイメントによっては、アップグレード・アクションの完了に数時間かかる場合があります。
12.1.0.1以前のバージョンからアップグレードしている場合、この手順を実行する必要があります。
ruei-prepare-db.sh
スクリプトを、データベースがあるシステム上のOracleユーザーに提供します(たとえば、RUEIディストリビューションzipを抽出するなど)。次のコマンドを発行して、RUEIデータベース・インスタンスを更新します。
cd /root/RUEI/121 cp ruei-prepare-db.sh /home/oracle cp -r sql_scripts /home/oracle chmod +x /home/oracle/ruei-*.sh su - oracle export ORACLE_HOME=/u01/app/oracle/product/11.2.0/dbhome_1Foot 2 ./ruei-prepare-db.sh sql_packages ./ruei-prepare-db.sh user_grants
完了すると、再びroot
ユーザーになります。
必要なコレクタ・システムごとに、「リモート・コレクタ・システムのアップグレード」で示されている手順を実行します。完了したら、手順7に進みます。
必要な処理エンジン・システムごとに、「処理エンジン・システムのアップグレード」で示されている手順を実行します。完了したら、手順8に進みます。
次のコマンドを使用して、新しいリリースのRPMをインストールします。
cd /root/RUEI/121 chmod +x ruei-install.sh ./ruei-install.sh *.rpm
root
ユーザーとして、RUEI_USER
の.bash_profile
ファイル(RUEI_DATA
/.bash_profile
)に次の行を追加します。
source /etc/ruei.conf source $RUEI_HOME/bin/env.sh
次のコマンドを実行して、アップグレード後に必要なアクションを実行します。
cd /root/RUEI/extra ./ruei-upgrade-12.1.0.3.sh rpm_post_install
「KPI値」で説明されているように、アップグレード・スクリプトにより疑わしい履歴値およびターゲットの変換の確認を要求される場合があります。
バージョン12.1.0.0.1 (以上)からアップグレードしている場合、この手順を実行しないでください。
前述の手順で行った選択を変更する場合、次のコマンドを実行して、この手順を再実行できます。
./ruei-upgrade-12.1.0.3.sh kpi_convert_percent
手順12を開始する前に、上のコマンドを実行する必要があります。
次のコマンドを使用して、処理を再起動します。
cd /root/RUEI/extra ./ruei-upgrade-12.1.0.3.sh reinitialize ./ruei-upgrade-12.1.0.3.sh start_ruei
注意: アップグレード中またはその後で、イベント・ログ( 「システム」、「ステータス」、「イベント・ログ」の順に選択)にエラーまたは情報メッセージが出現したら、アップグレード手順の完了後に既読としてマークし、新しいメッセージが報告されているかどうかを監視。エラー・メッセージが再び生じた場合、Oracleサポート・サービスにご連絡ください。 |
必要なコレクタ・システムごとに、root
としてログインします。/root
ディレクトリ内でRUEI zipファイルを解凍し、アプリケーション・ファイルが格納されているディレクトリに移動して、新しいリリースのPRMをインストールします。次を実行します。
次のコマンドを使用して、RUEIディストリビューション・パッケージを解凍します。
cd /root
unzip Vxxxx
.zip
次のコマンドを使用して、コレクタRPMをアップグレードします。
cd /root/RUEI/121 chmod +x ruei-install.sh ./ruei-install.sh collector
root
ユーザーとして、RUEI_USER
ユーザーの.bash_profile
ファイル(RUEI_DATA
/.bash_profile
)に次の行を追加します。
source /etc/ruei.conf source $RUEI_HOME/bin/env.sh
必要なコレクタ・システムごとに上の手順を完了した後、レポータ・システムのアップグレードを続行する必要があります(「レポータ・システムのアップグレード」を参照)。
この項で説明されているアップグレード手順を処理エンジン・システムごとに実行する必要があります。処理エンジン・システムは、順にアップグレードする必要があります。つまり、前のシステムのアップグレードが完了するまで、次のシステムのアップグレードを開始しないでください。次を実行します。
root
として処理エンジンにログインします。/root
ディレクトリ内でRUEI zipファイルを解凍し、アプリケーション・ファイルが格納されているディレクトリに移動します。次のコマンドを使用します。
cd /root
unzip Vxxxx
.zip
次のコマンドを実行して、アップグレード前に必要なアクションを実行します。
cd /root/RUEI/extra ./ruei-upgrade-12.1.0.3.sh rpm_pre_install
12.1.0.1以前のバージョンからアップグレードしている場合のみ、この手順を実行する必要があります。
ruei-prepare.sh
スクリプトを、データベースがあるシステム上のOracleユーザーに提供します(たとえば、RUEIディストリビューションzipを抽出するなど) 。次のコマンドを発行して、処理エンジン・データベース・インスタンスを更新します。
cd /root/RUEI/121 cp ruei-prepare-db.sh /home/oracle cp -r sql_scripts /home/oracle chmod +x /home/oracle/ruei-*.sh su - oracle export ORACLE_HOME=/u01/app/oracle/product/11.2.0/dbhome_1Foot 3 ./ruei-prepare-db.sh sql_packages ./ruei-prepare-db.sh user_grants
完了すると、再びroot
ユーザーになります。
次のコマンドを使用して、新しいリリースのRPMをインストールします。
cd /root/RUEI/121 chmod +x ruei-install.sh ./ruei-install.sh processor
root
ユーザーとして、RUEI_USER
の.bash_profile
ファイル(RUEI_DATA
/.bash_profile
)に次の行を追加します。
source /etc/ruei.conf source $RUEI_HOME/bin/env.sh
必要な処理エンジンごとに上の手順を完了した後、レポータ・システムのアップグレードを続行する必要があります(「レポータ・システムのアップグレード」を参照)。
この項では、リリース12.1.0.3へのアップグレード後に、リリース12.1.0.xにロールバックする手順を説明します。レポータのインストールに含まれているコレクタは、説明されている手順の実行中に自動的にロールバックされます。ただし、リモート・コレクタ・システムは、個々にロールバックする必要があります。この手順については、この項で後ほど説明します。
重要: アップグレード前の状態に完全にシステムをリストアできない場合がある点に注意してください。アップグレードのロールバックを行う前に、Oracleサポート・サービスに連絡いただくことを強くお薦めします。 |
次の手順では、12.1.0.xディストリビューション・セットが/root/old
に抽出され、12.1.0.3ディストリビューション・セットが/root
に抽出されることを想定しています。
レポータ・システムにroot
としてログインします。/root/old
ディレクトリ内でRUEI 12.1.0.xディストリビューションzipファイルを解凍し、アプリケーション・ファイルが格納されているディレクトリに移動します。次のコマンドを使用します。
mkdir /root/old cd /root/old unzip<path to distribution set>
/Vxxx
.zip
次のコマンドを発行して、レポータ・システム上のすべての処理を停止します。
cd /root/RUEI/extra ./ruei-rollback-12.1.0.x.sh stop_ruei
次のコマンドを発行して、RPMのインストール前のフェーズを実行します。
./ruei-rollback-12.1.0.x.sh rpm_pre_install
root
ユーザーとして、RUEI_USER
ユーザーの.bash_profile
ファイル(RUEI_DATA
/.bash_profile
)から次の行を削除します。
source /etc/ruei.conf source $RUEI_HOME/bin/env.sh
次のコマンドを発行して、前のRPMをリストアします。
cd /root/old/RUEI/121 chmod +x ruei-install.sh ./ruei-install.sh *.rpm
次のコマンドを実行して、インストール後のスクリプトを実行します。
cd /root/RUEI/extra ./ruei-rollback-12.1.0.x.sh rpm_post_install
すべての必要なリモート・コレクタをロールバックします(「リモート・コレクタ・システムのロールバック」で説明されている手順を使用)。完了したら、手順8に進みます。インストールでリモート・コレクタを使用しない場合は、すぐに手順8に進んでください。
すべての必要な処理エンジン・システムをロールバックします(「処理エンジン・システムのロールバック」で説明されている手順を使用)。完了したら、手順9に進みます。インストールで処理エンジンを使用しない場合は、すぐに手順9に進んでください。
(「システム」、「メンテナンス」、「バックアップおよびリストア」、「ファイルへのシステムのバックアップ」の順に選択して)アップグレード前に作成したバックアップを/tmp
ディレクトリなどにコピーしてレポータ・システムで使用できることを確認します。次に、root
ユーザーとして次のコマンドを発行して、RUEI_USER
ユーザーによってバックアップ・ファイルを読取り可能にします。
chmod 644 /tmp/backup_file_name
.tar.gz
RUEI_USER
ユーザーとして次のコマンドを発行して、バックアップ・ファイルをリストアします。
project -restore --collectors /tmp/backup_file_name
.tar.gz
RUEI_USER
ユーザーとして次のコマンドを発行して、処理を停止します。
project -stop wg
root
ユーザーとして、次のコマンドを発行します。
cd /root/RUEI/extra ruei_rollback-12.1.0.x.sh restore_cubes
次のコマンドをroot
ユーザーとして発行することで処理を再起動します。
./ruei-rollback-12.1.0.x.sh start_ruei
次を実行します。
リモート・コレクタ・システムにroot
としてログインします。/root/old
ディレクトリ内で12.1.0.xディストリビューションzipファイルを解凍し、アプリケーション・ファイルが格納されているディレクトリに移動します。次のコマンドを発行します。
mkdir /root/old cd /root/old unzip<path to distribution file>
/Vxxx
.zip
root
ユーザーとして、RUEI_USER
ユーザーの.bash_profile
ファイル(RUEI_DATA
/.bash_profile
)から次の行を削除します。
source /etc/ruei.conf source $RUEI_HOME/bin/env.sh
次のコマンドを発行して、前のRPMをリストアします。
cd /root/old/RUEI/111 chmod +x ruei-install.sh ./ruei-install.sh ux-collector-*.rpm cd /root/old/RUEI/121
必要なコレクタすべてについて完了したら、「リリース12.1.0.xへのロールバック」の手順8に戻ります。
次を実行します。
root
として処理エンジン・システムにログインします。/root/old
ディレクトリ内でRUEI 12.1.0.xディストリビューションzipファイルを解凍し、アプリケーション・ファイルが格納されているディレクトリに移動します。次のコマンドを使用します。
mkdir /root/old cd /root/old unzip<path to distribution set>
/Vxxx
.zip
次のコマンドを発行して、RPMのインストール前のフェーズを実行します。
./ruei-rollback-12.1.0.x.sh rpm_pre_install
root
ユーザーとして、RUEI_USER
ユーザーの.bash_profile
ファイル(RUEI_DATA
/.bash_profile
)から次の行を削除します。
source /etc/ruei.conf source $RUEI_HOME/bin/env.sh
次のコマンドを発行して、前のRPMをリストアします。
cd /root/old/RUEI/121 chmod +x ruei-install.sh ./ruei-install.sh processor
次のコマンドを実行して、インストール後のスクリプトを実行します。
cd /root/RUEI/extra ./ruei-rollback-12.1.0.x.sh rpm_post_install
必要な処理エンジンすべてについて完了したら、「リリース12.1.0.xへのロールバック」の手順9に戻ります。
脚注の説明
脚注1: この行は、データベース・バージョンとインストール・パスに基づいてカスタマイズする必要があります。