5 処理済関連オーダーの照会

この章の内容は次のとおりです。

5.1 処理済関連オーダーの照会について

関連オーダーを生成してレンタル契約にリンクすると、処理済の受注オーダー、サービス・オーダーまたは購買オーダー情報を表示できます。レンタル管理システム内からの関連オーダー・プログラムへのアクセス・ポイントが示されます。

レンタル契約関連オーダー・プログラム(P54R20)には、処理されたすべての関連オーダーおよびまだ処理されていない関連オーダーが表示されます。処理された関連オーダーを表示するには、「レンタル契約関連オーダーの処理」フォームの「フォーム」メニューで「関連オーダーの表示」を選択します。レコードのために処理されたアクションに応じて、受注オーダー入力プログラム(P4210)、購買オーダー・プログラム(P4310)または作業オーダーの改訂プログラム(P17714)が起動されます。サービス・オーダーの労務詳細を表示するには、作業オーダーの処理プログラム(P48201)の「ロー」メニューから「労務詳細」を選択します。サービス・オーダーの部品詳細を表示するには、作業オーダーの処理プログラム(P48201)の「ロー」メニューから「部品リスト」を選択します。

注意:

二重請求を避けるため、レンタル契約の請求時には、受注オーダーの単価と、金額がゼロの購買オーダーの単位原価が渡されます。これは、請求方式が1 (定期契約請求)または2 (One-Off契約請求)の場合に適用可能です。請求方式が3 (One-Off受注オーダー請求)の場合は、レンタル契約明細テーブル(F54R11)から価格が取得されます。

受注オーダーの出荷情報を検討し、トラッキングするには、レンタル契約出荷情報プログラム(P54R13)を使用します。

5.2 受注オーダー出荷情報の検討

この項では、受注オーダー出荷情報の概要と、次の方法について説明します。

  • 受注オーダー出荷情報を検討するための処理オプションの設定。

  • 受注オーダー出荷情報の検討。

5.2.1 受注オーダー出荷情報について

レンタル契約出荷情報プログラム(P54R13)を使用して、レンタル契約受注オーダーの出荷情報を検討します。複数のエントリ・ポイントからこのプログラムにアクセスできるため、出荷情報を簡単に表示できます。受注オーダー明細ファイル・テーブル(F4211)、レンタル契約関連オーダー・テーブル(F54R20)、レンタル契約見出しテーブル(F54R10)およびレンタル契約明細テーブル(F54R11)のデータが使用されます。また、受注オーダー明細ファイル - タグ・ファイル・テーブル(F49211)からの実際納入日付も取得されます。受注オーダーに関連付けられているレンタル契約の出荷情報のみを検討できます。

レンタル契約出荷情報プログラムから、受注オーダー入力プログラム(P4210)、出荷の処理プログラム(P4915)および出荷確認プログラム(P4205)にアクセスできます。これらのプログラムに使用するバージョンを指定する処理オプションを設定できます。

5.2.2 受注オーダー出荷情報の検討に使用するフォーム

フォーム名
フォームID ナビゲーション
用途
レンタル契約受注オーダー出荷情報の処理 W54R13B 「日次処理」(G54R10)、「レンタル契約出荷情報」

または、「レンタル契約の処理」フォームの「フォーム」メニューで「受注オーダー出荷情報」をクリックします。P54R10プログラムからこのフォームにアクセスします。

受注オーダーに関連付けられているレンタル契約を検討し照会します。
レンタル契約受注オーダー出荷情報 W54R13A 「レンタル契約受注オーダー出荷情報の処理」フォームで、受注オーダーが関連付けられているレコードを選択して「選択」をクリックします。

別のナビゲーション手段は次のとおりです。

  • P54R10プログラムの「レンタル契約の処理」フォームで、「契約」、「ロー」メニューの「受注オーダー出荷情報」をクリックします。

  • P54R10プログラムの「レンタル契約明細の改訂」フォームで、「フォーム」または「ロー」メニューの「受注オーダー出荷情報」をクリックします。

  • P54R20プログラムの「レンタル契約関連オーダーの処理」フォームで、「ロー」メニューの「受注オーダー出荷情報」をクリックします。

選択したレンタル契約の出荷情報を検討します。

5.2.3 受注オーダー出荷情報を検討するための処理オプションの設定

処理オプションを使用して、プログラムのデフォルト処理を指定できます。

5.2.3.1 バージョン

1.受注オーダー入力(P4210)

プログラムへのアクセス時に使用する受注オーダー入力プログラム(P4210)のバージョンを指定します。

この処理オプションをブランクのままにすると、ZJDE0001バージョンが使用されます。

2.出荷の処理(P4915)

プログラムへのアクセス時に使用する出荷の処理プログラム(P4915)のバージョンを指定します。

この処理オプションをブランクのままにすると、ZJDE0001バージョンが使用されます。

3.出荷確認(P4205)

プログラムへのアクセス時に使用する出荷確認プログラム(P4205)のバージョンを指定します。

この処理オプションをブランクのままにすると、ZJDE0001バージョンが使用されます。

5.2.4 受注オーダー出荷情報の検討

「レンタル契約受注オーダー出荷情報」フォームにアクセスします。

「レンタル契約受注オーダー出荷情報」フォームには、3つのセクションがあります。

  • 契約番号、契約タイプおよび契約会社が表示される見出し

  • 受注オーダー明細ファイル・テーブル(F4211)、レンタル契約関連オーダー・テーブル(F54R20)、レンタル契約明細テーブル(F54R11)および受注オーダー明細ファイル - タグ・ファイル・テーブル(F49211)の実際納入日付のデータが表示される明細グリッド

  • 受注オーダーの出荷データが表示される出荷情報セクション

    「出荷情報」セクション内のデータは、フォームの明細グリッドにも表示されます。

『JD Edwards EnterpriseOne Applications受注管理製品ガイド』「受注オーダーの見出しおよび明細情報の入力」を参照してください。