ヘッダーをスキップ
Oracle® Big Data Applianceオーナーズ・ガイド
リリース2 (2.0.1)
B72460-01
  目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
 
次
 

4 Oracle Big Data Appliance構成ユーティリティの使用方法

この章では、Oracle Big Data Appliance構成ユーティリティの使用方法について説明します。内容は次のとおりです。


注意:

ネットワーク管理者は、Oracle Big Data Applianceを設置する前に、構成ユーティリティによる出力ファイルを使用して、ネットワーク構成をチェックする必要があります。そうしない場合、ネットワーク・エラーによって大幅な遅延が発生する可能性があります。「Oracle Big Data Applianceのネットワークの準備」を参照してください。

4.1 Oracle Big Data Appliance構成ユーティリティの概要

Oracle Big Data Appliance構成ユーティリティは、インストールおよびデプロイメント・ファイルを生成するために使用します。

ユーティリティは、次のワークシートを含むスプレッドシートとして実装されます。

オラクル社の担当者は、通常、Oracle Big Data Appliance構成ワークシートでユーザーによって提供された情報から、Oracle Big Data Appliance構成ユーティリティを完成します。ユーザーとオラクル社の担当者は、連携してOracle Big Data Applianceが正しく構成されていることを確認します。構成に含まれる手順の順序は、Oracle Big Data Appliance構成ワークシート を参照してください。

4.2 Oracle Big Data Appliance構成ユーティリティの使用方法

この項では、Oracle Big Data Appliance構成ユーティリティの使用方法について説明します。次の項目について説明します。

4.2.1 OpenOfficeスプレッドシートの使用

Apache OpenOffice Spreadsheet 3.4またはOracle Open Office Calc 3.3を使用してスプレッドシートを構成する必要があります。Microsoft Office Excelなどの他のスプレッドシート・プログラムは使用しないでください(スプレッドシートは変更できますが、ファイルは生成できません)。

Oracle Big Data Appliance構成ユーティリティを入手するには、My Oracle Support情報センターID 1445745.2を参照してください。

Oracle Big Data Appliance構成ユーティリティを開くには、次の手順を実行します。 

  1. 次のWebサイトからOpenOfficeをダウンロードし、インストールの指示に従います。

    http://www.openoffice.org/

  2. Apache OpenOffice Spreadsheetを開きます。

  3. OpenOffice Spreadsheetで、bda_configurator.odsファイルを開きます。現在の設定でマクロが許可されない場合、メッセージが表示されます。

  4. マクロ設定を変更するため、次の手順を実行します。

    1. 「Tools」メニューから「Options」を選択します。

    2. ナビゲーション・ツリーで、「OpenOffice.org」フォルダを展開して「Security」を選択します。

    3. 右側のペインで、「Macro Security」をクリックします。

    4. セキュリティ・レベルを下げるか、信頼できるソースを入力します。

  5. オートコレクトを無効にするため、次の手順を実行します。

    1. 「Tools」メニューから「AutoCorrect Options」を選択します。

    2. 「Options」タブを選択します。

    3. すべてのチェック・ボックスの選択を解除し、「OK」をクリックします。

    オートコレクト設定によって、パスワードの入力が困難になる場合があります。

  6. 変更を保存してスプレッドシートを再ロードします。

  7. セキュリティ警告が表示されたら、「Enable Macros」を選択します。

4.2.2 構成ファイルの生成

この手順では、Oracle Big Data Appliance構成ユーティリティを使用して、インストールのデフォルト構成設定をカスタマイズする方法について説明します。スプレッドシートの各フィールドの詳細は、この章の他の項を参照してください。

構成ファイルを生成するには、次の手順を実行します。 

  1. 前の手順の説明に従って、OpenOfficeでスプレッドシートを開きます。「Welcome」シートが表示されます。

  2. 「Next」をクリックして「Network Configuration」シートを編集します。

  3. Oracle Big Data Appliance構成ワークシートの指定に従って、ネットワーク構成設定を入力します。サーバーIPアドレスが連続していない場合、それらを「Preview」ページで入力できます。

  4. 「Next」をクリックします。変更が無効な場合は、エラー・メッセージが表示されます。「Software Configuration」シートに移動する前に、エラーを修正する必要があります。

    変更を破棄するには、「Reset」をクリックします。

  5. Oracle Big Data Appliance構成ワークシートの指定に従って、ソフトウェア構成設定を入力します。

  6. 「Preview」をクリックして、ユーザーの入力で定義された構成設定を表示します。変更を行うには、「Previous」をクリックして特定のシートのタブをクリックするか、「Preview」ページで手動で変更を入力します。生成された変更を「Preview」シートに表示するには、「Software Configuration」シートで「Preview」をクリックする必要があります。

  7. 構成に問題がなければ、「Preview」シートの「Save Configuration」をクリックして構成ファイルを生成します。

    この手順では、ワークシートは保存されません。変更を保存するには、「Save」アイコンをクリックします。

  8. 「Select Path」ダイアログ・ボックスで構成ファイルの場所を選択します。ファイルは、その場所のbda-customer_name/rack_nameというディレクトリ(bda-Example Inc/bda1など)に作成されます。

  9. 単一のCDHクラスタとして複数のラックを構成する場合は、これで完了です。そうではない場合、単一のCDHクラスタとして構成するラックのセットごとに個別の構成ファイルを生成します。

  10. ネットワーク管理者にインストール・テンプレートを送付して、構成が適切であることを確認します。

  11. ネットワーク管理者に最終的なインストール・テンプレート、hostsファイルおよびpreinstall-checkip.shスクリプトを送付して、Oracle Big Data Applianceの設置に備えてネットワークを準備します。

4.2.3 構成ファイルについて

Oracle Big Data Appliance構成ユーティリティによって、システムの構成時に使用される次のファイルが生成されます。これらは、cluster_name-customer_name/rack_nameというディレクトリ(bda-Example Inc/bda1など)に作成されます。

BdaDeploy.json

ネットワーク構成が含まれます。Oracle Big Data Applianceにコピーするため、このファイルをUSBドライブに転送します。「ネットワークの構成」を参照してください。

mammoth-rack_name.params

ネットワーク構成、ポート番号、デフォルト・ユーザー名、パスワードなど、スプレッドシートに入力されたすべての情報が含まれます。Oracle Big Data Applianceにコピーするため、このファイルをUSBドライブに転送します。「新規ラックへのソフトウェアのインストール」を参照してください。

rack_name-bda-install-template.pdf

印刷可能な形式でスプレッドシートの「Installation Preview」ページを再現します。ネットワーク管理者などのユーザーは、このインストール・テンプレートを使用して設定を検証し、最終的な修正作業を実行できます。

rack_name-hosts

すべてのネットワーク上のすべてのホストのIPアドレスとドメインをリストします。

  • パブリック(クライアント)ネットワーク上のサーバー

  • 管理ネットワーク上のサーバー

  • プライベート(インフィニバンド)ネットワーク上のサーバー

  • 管理ネットワーク上のOracle ILOM

  • 管理ネットワーク上のスイッチおよびPDU

rack_name-preinstall-checkip.sh

一連のテストを実行して、Oracle Big Data Applianceの特定名およびIPアドレスがネーム・サーバーに正しく追加されており、それらが既存のネットワーク構成と競合していないことを確認します。このスクリプトの実行手順は、「Oracle Big Data Applianceのネットワークの準備」を参照してください。

図4-1に、インストール・テンプレートの最初のページの一部を示します。

図4-1 インストール・テンプレート

図4-1の説明が続きます
「図4-1 インストール・テンプレート」の説明

4.3 ネットワーク構成

表4-1から表4-5では、Oracle Big Data Appliance構成ユーティリティの「Network Configuration」シートのフィールドについて簡単に説明します。詳細は、Oracle Big Data Appliance構成ワークシートを参照してください。

表4-1では、一般的なラックのプロパティについて説明します。

表4-1 ラックの一般的なプロパティ

スプレッドシートのフィールド 説明

Cluster Name

CDHクラスタの名前。必須。

Rack Name

Oracle Big Data Applianceラックの名前。デフォルトでは、ラック名はクラスタ名から導出されるため、bdaという名前のCDHクラスタには、bda1、bda2といった名前のラックが含まれます。

Server Base Name

すべてのサーバーのベース名。2桁の接尾辞によって、各サーバーが一意に識別されます。

ラック名とサーバー・ベース名は、すべてのネットワーク・インタフェース(eth0、bondib0、bondeth0およびOracle ILOM)のホスト名を生成するために使用されます。たとえば、クラスタ名がbdaで、サーバー・ベース名がnodeの場合、bda1node01、bda1node02などのホスト名が生成されます。

Admin Access Suffix

bondeth0のホスト名を作成するための、基本ホスト名の接尾辞

Private Name Suffix

bondib0のホスト名を作成するための、基本ホスト名の接尾辞

ILOM Name Suffix

Oracle ILOM名を作成するための、基本ホスト名の接尾辞

Switch Base Name

すべてのスイッチのベース名を作成するための、ラック名の接尾辞。たとえば、ラック名がbdaで、スイッチ・ベース名がswの場合、bda02sw-ip、bda02sw-ib1などのスイッチ名が生成されます。

Customer Name

企業の名前。必須。

Region

Oracle Big Data Applianceが存在する地域。フィールドをクリックし、次に地域のリストの矢印をクリックします。

Time Zone

設置場所のタイムゾーン。タイムゾーンを選択する前に地域を選択する必要があります。フィールドをクリックし、次に地域のタイムゾーンのリストの矢印をクリックします。

Domain Name

Oracle Big Data Applianceが稼働するドメインの名前。必須。

Is this the only or primary rack in the cluster?

「Yes」または「No」を選択します。

Will this be connected via InfiniBand to other racks?

「Yes」または「No」を選択します。


表4-2では、ラック全体のネットワーク・プロパティについて説明します。DNSサーバー、NTPサーバーまたは検索ドメインが異なる、孤立したクライアント・ネットワークと管理ネットワークがサイトにある場合、クライアント・ネットワークにはこの項を、管理ネットワークには表4-6を実行します。

表4-2 ラックのネットワーク・プロパティ

スプレッドシートのフィールド 説明

DNS Servers

最大4つのドメイン・ネーム・システム(DNS)サーバーのIPアドレス。1つ以上のDNSサーバーが、クライアント・ネットワークでアクセス可能である必要があります。DNSサーバーが使用可能な場合、Oracle Big Data Applianceはこれを使用しますが、管理ネットワーク上になくてもかまいません。

NTP Servers

最大4つのネットワーク・タイム・プロトコル(NTP)サーバーのIPアドレス。クライアント・ネットワークと管理ネットワークの両方が、1つ以上のNTPサーバーにアクセスできる必要があります。管理ネットワークのNTPサーバーは、クライアント・ネットワークのNTPサーバーと異なっていてもかまいません。

Search Domains

Oracle Big Data Applianceが稼働する最大4つのドメイン名(example.comus.example.comなど)


表4-3では、ラックの個々のサーバーのネットワーク・プロパティについて説明します。node01に割り当てるIPアドレスを指定します。他の17のサーバーには、連番が自動的に割り当てられます。18個のIPアドレスの範囲がアクセス・タイプごとに空いていることを確認してください。18個の連続したIPアドレスがサーバーで使用できない場合、「Preview」ページを編集できます。

表4-3 サーバーのネットワーク・プロパティ

スプレッドシートのフィールド 説明

Administrative - eth0

管理ネットワークの18個のうちの最初のIPアドレス

Private - bondib0

18個のうちの最初のIPアドレス

Client Access - bondeth0

クライアント・アクセス・ネットワークの18個のうちの最初のIPアドレス

ILOM

管理ネットワークの18個のうちの最初のIPアドレス


表4-4では、すべてのスイッチのネットワーク・プロパティについて説明します。第7章の説明に従って、手動でスイッチを構成します。3個の連続したIPアドレスがインフィニバンド・スイッチで使用できない場合、「Preview」ページを編集できます。

表4-4 スイッチのネットワーク・プロパティ

スプレッドシートのフィールド 説明

KVM Switch IP

KVMスイッチのIPアドレス。Oracle Big Data Appliance X3-2にはKVMスイッチはないため、該当しません。

Cisco Switch IP

CiscoスイッチのIPアドレス

First InfiniBand Switch IP

インフィニバンド・スイッチの3個のうちの最初のIPアドレス


表4-5では、配電ユニット(PDU)のネットワーク・プロパティについて説明します。第7章の説明に従って、手動でPDUを構成します。

表4-5 配電ユニットのネットワーク・プロパティ

スプレッドシートのフィールド 説明

PDU A

1番目の配電ユニットのIPアドレス

PDU B

2番目の配電ユニットのIPアドレス


表4-6では、管理ネットワークとクライアント・ネットワークでネットワーク・プロパティが異なる場合の管理ネットワークのネットワーク・プロパティについて説明します。通常、これらのプロパティは両方のネットワークで同じで、これらのフィールドを空のままにできます。一般的なネットワーク・プロパティとして入力した値にデフォルト設定されます。表4-2を参照してください。

表4-6 高度なネットワーク構成プロパティ

スプレッドシートのフィールド 説明

Admin Domain

管理ドメイン名(一般的なラックのプロパティで指定したドメインと異なる場合)。

Are administrative host name entries in the DNS?

「Yes」または「No」を選択します。

Admin DNS Servers

最大4つの管理ドメイン・ネーム・システム・サーバーのIPアドレス(一般的なネットワーク・プロパティで指定したアドレスと異なる場合)。

Admin NTP Servers

最大4つの管理ネットワーク・タイム・プロトコル・サーバーのIPアドレス(一般的なネットワーク・プロパティで指定したアドレスと異なる場合)。

Admin Search Domains

Oracle Big Data Appliance管理ネットワークが稼働する最大4つのドメイン名(一般的なネットワーク・プロパティで指定したドメインと異なる場合)。


4.4 ソフトウェア構成

表4-7から表4-11では、Oracle Big Data Appliance構成ユーティリティの「Software Configuration」シートのフィールドについて簡単に説明します。

表4-7では、Oracle Big Data Applianceで使用できるオプションのソフトウェアについて説明します。Oracle Big Data Connectorsのライセンスを持っている場合、ソフトウェアをインストールできます。これらのコンポーネントの詳細は、『Oracle Big Data Applianceソフトウェア・ユーザーズ・ガイド』を参照してください。

表4-7 インストールされるコンポーネント

スプレッドシートのフィールド 説明

Are Big Data Connectors licensed?

Oracle Big Data Connectorsを使用すると、CDHクラスタとOracle Databaseに格納されているデータ間のデータ・アクセスが簡単になります。コネクタには、個別のライセンスが必要です。ライセンスを持っている場合、「Yes」を選択します。

Install Oracle Data Integrator Agent?

エージェントは、Oracle Data Integratorの必須コンポーネント(Oracle Databaseに対するデータの抽出、変換およびロード(ETL)を実行するためのグラフィカル・ツール)です。Oracle Data Integratorを構成してすぐに使用するには、「Yes」を選択します。

Install Oracle NoSQL Database Community Edition?

Oracle NoSQL Databaseは、Hadoop Distributed File System (HDFS)にストレージ・オプションを提供するキー/値型の分散データベースです。Oracle NoSQL Databaseを構成して使用するには、「Yes」を選択します。

Total disk space to allocate for Oracle NoSQL Database in Terabytes

Oracle NoSQL Databaseをインストールする場合、その使用のために54または108TB (テラバイト)を割り当てることができます。Oracle NoSQL Databaseに割り当てられたディスク領域は、HDFSでは使用できません。


表4-8では、自動サービス・リクエスト(ASR)のオプションについて説明します。このサービスでは、Oracle Big Data Applianceハードウェアの健全性を監視します。ASRマネージャは、障害を検出すると、Oracleサポート・サービスにサービス・リクエストを自動的に送信します。ASRの詳細は、第5章を参照してください。

表4-8 Oracle自動サービス・リクエスト

スプレッドシートのフィールド 説明

Enable Auto Service Request?

このサービスを無効にすることもできますが、「Yes」を選択してASRを有効にすることを強くお薦めします。

ASR Manager Host

ASRがインストールされるネットワーク上のLinuxサーバーの完全修飾名

ASR Manager Port

ASRマネージャのポート番号。デフォルト・ポートは162です。

ASR Server Root Password

ASRマネージャ・ホストのrootのパスワード


表4-9では、ソフトウェアのインストール時に設定できるユーザー、グループおよびパスワードについて説明します。パスワードを空白のままにすると、インストール時にその入力を要求されます。Network File System (NFS)プロトコルをサポートするには、Oracle IDが、接続されたOracle Exadata Database MachineのIDと一致している必要があります。

表4-9 ユーザー、グループおよびパスワード

スプレッドシートのフィールド 説明

Cloudera Manager admin password

Cloudera Managerのadminユーザーのパスワード

root operating system password

Oracle Big Data Applianceのすべてのサーバーのrootパスワード

oracle operating system password

Oracle Big Data Applianceのすべてのサーバーのoracleパスワード。Oracleアプリケーションは、このアイデンティティに基づいて実行されます。

oracle user ID

oracleユーザーのID番号。これは、接続されたOracle Exadata Database MachineのoracleユーザーのIDに一致している必要があります。

oinstall group ID

Oracleインベントリ・グループ(oinstall)のID番号。これは、接続されたOracle Exadata Database MachineのoinstallグループのIDに一致している必要があります。

dba group ID

dbaグループのID番号。これは、接続されたOracle Exadata Database MachineのdbaグループのIDに一致している必要があります。

MySQL administration password

MySQL Database管理ユーザーのパスワード

MySQL password for Oracle Data Integrator

MySQL DatabaseのOracle Data Integratorユーザーのパスワード


表4-10では、Cloudera ManagerでCDHクラスタからアラートを送信するために使用する電子メール・サーバーの構成設定について説明します。

表4-10 Cloudera Managerの電子メール・アラート

スプレッドシートのフィールド 説明

Email Server (SMTP) Host

企業がその内部ネットワークで使用する既存のSMTPサーバーの完全修飾名

Email Server (SMTP) Port

電子メール・サーバーで使用されるポート番号

Email Server uses authentication?

「Yes」または「No」を選択します。

Email Server (SMTP) User Name

Cloudera ManagerがSMTPサーバーでの認証のために使用するユーザー名。認証が「No」に設定されている場合、このフィールドは表示されません。

Email Server (SMTP) Password

ユーザー名のパスワード。認証が「No」に設定されている場合、このフィールドは表示されません。

Email Server uses SSL?

「Yes」または「No」を選択します。

Email Alert Recipients

最大4つの電子メール・アドレス。これらのユーザーは、Cloudera Managerからアラートを受信します。


表4-11では、Oracle Big Data Appliance用Oracle Enterprise Managerシステム監視プラグインに対する構成設定について説明します。

表4-11 Oracle Enterprise Manager Cloud Control

スプレッドシートのフィールド 説明

Enable Enterprise Manager?

Oracle Enterprise Managerシステム監視プラグインを使用する場合、「Yes」を選択します。

Cloud Control host

Oracle Big Data Appliance用のプラグインを含むOracle Enterprise Managerがインストールされているサーバーの完全修飾名。

OMS port

Oracle Enterprise Manager Cloud Control Webインタフェースのポート番号。

Cloud Control user name

スーパー管理権限を持ち、管理emcliコマンドを実行するCloud Controlユーザー。通常、このユーザーはsysmanです。

Cloud Control password

Cloud Controlユーザー名のパスワード。

Cloud Control registration password

Oracle Big Data Appliance上のOracle Management Agentを検証するためのEnterprise Managerエージェント登録パスワード。