Oracle RAC のサポートパッケージのインストール

最初の Oracle Solaris Cluster のインストールで Oracle RAC のサポートパッケージをインストールしなかった場合は、この手順を実行してパッケージをインストールします。パッケージをインストールするには、installer プログラムを使用します。

注 - ゾーンクラスタ内ではなくグローバルクラスタに、Oracle RAC のサポートパッケージをインストールする必要があります。

Oracle RAC のサポートパッケージのインストール方法

Oracle RAC のサポートソフトウェアを実行する各クラスタノード上でこの手順を実行します。

installer プログラムは、コマンド行インタフェース (CLI) またはグラフィカルユーザーインタフェース (GUI) で実行できます。CLI および GUI の手順の内容と順序は類似しています。

注 - このデータサービスを非大域ゾーンで動作するように構成する予定であっても、このデータサービス用のパッケージは大域ゾーンにインストールしてください。パッケージは、既存のすべての非大域ゾーン、およびパッケージのインストール後に作成されたすべての非大域ゾーンに伝播されます。

始める前に

Oracle Solaris Cluster インストールメディアを用意してください。

installer プログラムを GUI で実行する場合は、DISPLAY 環境変数が設定されていることを確認します。

データサービスパッケージをインストールするクラスタノード上で、スーパーユーザーになります。
DVD-ROM ドライブに Oracle Solaris Cluster インストールメディアを挿入します。
ボリューム管理デーモン vold(1M) が実行中で、DVD-ROM デバイスを管理するように構成されている場合、デーモンは自動的に DVD-ROM を /cdrom ディレクトリにマウントします。
DVD-ROM メディアのインストールウィザードディレクトリに変更します。
- データサービスパッケージを SPARC プラットフォームにインストールする場合は、次のコマンドを入力します。
```
# cd /cdrom/cdrom0/Solaris_sparc
```
- データサービスパッケージを x86 プラットフォームにインストールする場合は、次のコマンドを入力します。
```
# cd /cdrom/cdrom0/Solaris_x86
```
インストールウィザードを起動します。
```
# ./installer
```
プロンプトが表示されたら、ライセンス契約を受け入れます。
可用性サービスの下にある Oracle Solaris Cluster エージェントのリストから、Oracle RAC のデータサービスを選択します。
英語以外の言語のサポートが必要な場合は、多言語パッケージをインストールするオプションを選択します。
英語のサポートは常にインストールされます。
データサービスを今すぐ構成するかあとで構成するかを尋ねるプロンプトが表示されたら、「あとで構成」を選択します。
インストール後に構成を実行するために、「あとで構成」を選択します。
画面の指示に従い、データサービスパッケージをノード上にインストールします。
インストールウィザードにインストールのステータスが表示されます。インストールが完了すると、ウィザードにインストールのサマリーおよびインストールログが表示されます。
(GUI のみ) 製品を登録せず、製品のアップデートを受け取らない場合は、製品登録オプションを選択解除します。
製品登録オプションは CLI では使用できません。インストールウィザードを CLI で実行している場合は、この手順を省略します。
インストールウィザードを終了します。
DVD-ROM ドライブからインストールメディアを取り出します。
1. DVD-ROM が使用されていないことを確認し、DVD-ROM 上にないディレクトリに移動します。
2. DVD-ROM を取り出します。
```
# eject cdrom
```

ナビゲーションリンクをスキップ
印刷ビューの終了
	Oracle Solaris Cluster Data Service for Oracle Real Application Clusters ガイド Oracle Solaris Cluster 3.3 3/13 (日本語)